比婆山連山(ひばやまれんざん)
 
単独 2015.02.07 
県民の森公園センター(8:04/30)→展望園地(9:00)→立烏帽子駐車場(10:06)→立烏帽子山(10:38)→池ノ段(10:49)→越原越(11:10)→門栂(11:42)→比婆山御陵(11:46)→1264m峰(11:57)→烏帽子山(10:20)→出雲峠(12:42)→桔梗ヶ丘(13:02)→毛無山(13:47/14:02)→六ノ原休憩所(14:27)→起点(14:30)
 
県民の森公園センターの駐車場に車を駐める。例年に比べ雪が多い。一息入れて、比婆山連山右回りを始める。前を単独の男性が夏道ルートに取り付いておられた。後に続くのは憚られるので、南に直登する。30分で展望園地(996m)に上がり、北面に広がる県境稜線を眺める。あいにく霧が出て、毛無、伊良谷、牛曳の頂は煙っていた。展望園地北側のトイレは、半ば雪に埋もれている。ササの尾根には下りのスノーシュートレースがあるが、歩幅が広く、右に左に蛇行しているので、なぞらず尾根筋を真っ直ぐ上がる。それでも気温が低く、雪が軽いので、難なく立烏帽子駐車場に達した。かの平坦地は、ここ数年見かけない積雪で、避難小屋などは埋没している。続く立烏帽子山への急登は、本コース唯一の難所で、頂上近くは鋭いスノーリッジになっていた。灌木に囲まれた山頂は、遮るもののない展望処と化しているが、残念なことに四周の景色は霧の彼方。そして、池ノ段に向かう吹きさらしの稜線は、霧に包まれて、ほとんどホワイトアウトの状態。池ノ段に至り、標識などは視認できるようになるが、あたりは真っ白で、下るルートをコンパスで確認する有様。林の中に入れば、風も止んで見通しもよくなるが、雪質は次第に重くなる。門栂(もんとが)は雪を纏って通り抜けることができず、外側を行く。御陵の祠も円丘もすっかり雪に埋もれていた。参拝して、神域に立ち入らないよう気を付けて、比婆山山頂に向かう。比婆山山頂からはスキーのトレースが現れたりして、雪面がにぎやかになる。烏帽子山の眺望も今日は今一つ。比婆山や毛無三山は見えるが、吾妻山方面には霧がわいている。風が強いので、早々に出雲峠へ下る。途中で雪山訓練中の大パーティーと行き交う。皆さん、大型ザックにツボ足で黙々と登っていられる。今夜は私がたどってきた雪稜のどこかで、野営されるのであろう。出雲峠で休むことなく、県境稜線を上り返す。毛無山へと続く踏跡を捨てて、桔梗ヶ丘に立ち寄る。そこは素敵な雪の展望処になっており、目の前に毛無山、その左手に仏山から鈩原、窓山への連なりを眺める。彼方に船通山が霞んで見えた。風のない縦走路まで下りて、遅い昼食。毛無山に達するころには、お日さまの出ている時間が長くなり、四周の景色が見通せた。烏帽子山の背後に吾妻山が、伊良谷山を右に置いて鈩原、窓山、船通山の連なりがはっきり見える。今日の天気では、大山まで観望することは叶わないが、四周の景色に堪能して、南東尾根を六ノ原に下る。夏道はよく踏み固められており、数組のパーティーと行き交う。六ノ原から容易に展望の山頂に立てるので、人気の雪山ルートになっているようだ。この際、踏跡は捨てて、ブナ疎林の尾根筋を忠実に下る。素敵なスノーシューイングを楽しみながら、26分で六ノ原休憩所の西側に降りた。
アルバム

ひろしま県民の森公園センター(8:30)

展望園地南側のトイレ(9:06)
   

立烏帽子駐車場の避難小屋(10:12)

立烏帽子山山頂(10:38)
   

池ノ段の分岐標識(10:49)

比婆山御陵(雪に埋もれた祠と神域)(11:49)
   

烏帽子山山頂の烏帽子岩(12:20))

毛無山 烏帽子山山頂より(12:23)
   

仏山 桔梗ヶ丘より(13:03)

毛無山山頂(13:48)
   

船通山、鈩原、窓山など 毛無山より(13:49)

六ノ原休憩所西の下山地点(14:26)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間00分、歩行距離:10.3㎞