青野山(あおのやま)
 
2人 2014.08.30 
笹山登山口(10:23/27)→展望所(11:02)→青野山(11:23)→山王権現(11:27)→津和野市街展望所(11:33/53)→展望所(12:20)→避難小屋(12:36)→青野磧登山口(12:39)→笹山トンネル(12:43)→起点(13:05)
 
目覚めれば、疑似梅雨の晴れ間である。立ち上がりは遅れたが、カミサンを誘って津和野の青野山に出かける。幹線林道波佐・阿武線の唐人屋トンネルを抜け、県道226号柿木津和野停車場線に出る。左に300m計りのところに笹山ルート登山口があり、向いの駐車帯に車を駐める。登山口には休憩ベンチが配され、50m上がると、青野山王権現の鳥居がある。スギ木立の中に穏やかな参道が続いている。やがて林相は広葉樹に変わり、急な青野山南面にジッグザッグに付けられた階段道となる。ルートの四分の三ぐらいのところに西方が開けた休憩所があって、野坂山や十種ヶ峰が一望される。取付から45分で山頂に達す、わずか1300m計りの道程であるが、上りの連続で結構きつい。山頂は広い草原になっているが、四周は立木に遮られて展望はない。かつては、安蔵寺山、法師山、十種ヶ峰などが眺められる素敵な山頂だったように記憶している。周りの樹木がずいぶん大きくなったものだ。山王権現は頂稜の北側に祀られており、御神体は津和野城の方角(西)に向かって安置されているという。どう見ても祠は北西を向いているが、どうしたものだろう。この祠の北面が開けており、晴れていれば益田方面や日本海が遠望されるはずである。あいにく雲が湧いて、足下の津和野川さえも烟っている。北西方向に麓耕崩れ(ろくごうくずれ)の縁に沿って青野磧ルートの道が下っている。200m計りのところに津和野市街展望地と名付けられた展望所がある。ベンチに腰かけて昼食。北東の麓耕崩れの様子はよく分かるが、津和野市街地は、どう背伸びしても見えない。こちらの樹木もよく育っている。麓耕崩れの左岸尾根を350m計り下ったところから、西に転じる。北西斜面をトラバースして青野磧登山口に至るもので、すぐ下に北面が開けた展望所がある。足下に幹線林道、その先に耕田(こうだ)地区の赤い甍や東津和野大橋を見下ろすことができる。青野磧登山口の手前に避難小屋とトイレがあるが、いずれも廃屋に近く、よほどのことがない限り利用されることはあるまい。登山口には、幹線林道を隔てて立派なトイレ付駐車場が整備されていた。まだ新しい。緑資源機構の整備した二車線の幹線林道を辿って起点に還る。行き交う車もほとんどないので、青野磧駐車場を起点に周回するのがよさそうだ。
アルバム

笹山登山口(10:27)

青野山王権現の鳥居(10:29)
   

笹山ルート登山道(10:39)

野坂山、十種ヶ峰 笹山ルート展望所より(10:32)
   

青野山山頂(11:23)

青野山王権現(11:28)
   

津和野市街展望所(11:53)

東津和野大橋方面
 青野磧ルート展望所より(12:26)
   

避難小屋(12:55)

青野磧登山口(12:38)
   

笹山トンネル北口(12:43)

 笹山登山口下の駐車帯(13:05)
   



軌跡図 
                                                   所要時間:2時間38分、歩行距離:4.57㎞