大平山(おおひらやま)カブリ山
 
単独 2010.05.09 
サイオト集会所(7:21)→大歳神社(7:22)→野々原(8:08)→草安分岐(8:18)→上奥原分岐(8:47)→土橋地区簡易水道施設(9:14)→848m峰(9:39)→大平山(10:16)→755m峰(11:18)→谷峠(11:28)→916m峰(12:03)→カブリ山(中野冠山)(12:33/53)→サイオト集会所(13:26)
アルバム

サイオト集会所(7:24)

大歳神社(7:28)
今回は雲月山西方の県境尾根をカブリ山まで繋ぐ分水嶺歩き。サイオト集会所に車を駐めて、県道を土橋方面に向かう。早朝の田園に里人の姿は見当たらないが、休耕田に放牧された牛たちが草を食むのを止めて、見送ってくれる。おだやかな高曇り、好天に恵まれそうだ。集会所から350mばかり行った所に、大歳神社がある。大歳神を祀った神社である。
 

草安分岐(8:17)

河向谷分岐(8:54)
才乙川右岸の道(主地11)を下り、大利原の入口を右にしばらく行くと、県道113号線(右)と県道114号線の分岐がある。右の道は草安川右岸を上り、谷峠を越えて、旭町都川に出る。左の道は雲月峠を越えて、都川または今市に出る。いずれの道も島根県側に入ると狭い所が多く、離合に難儀する。県道114号線を行き、上奥原の分岐から550mばかり上った所で、河向谷(かわむかいたに)から土橋に回る町道が分かれている。丸子原橋を渡り、河向谷川沿いの道を15分ばかりたどると、5軒の家が寄り添って建つ、小さな山里がある。
 

土橋地区簡易水道施設(9:15)

848m峰山頂(9:41)
小さな集落の外れで、〈カケの原〉への林道が分かれている。入ってすぐの所にある土橋地区簡易水道施設を過ぎると、未舗装となり茂ってくるが、県境尾根の鞍部近くまで続いており、これをたどる。雲月山までの県境尾根歩き(09.10.11)に繋げるため、鞍部の手前で枝尾根に取り付き、848m峰に上った。この辺りの県境尾根に踏跡はないが、所々にテープもあって、痩せているので迷うようなことはない。
   

大平山山頂(10:14)

谷峠(11:28)
〈カケの原〉の鞍部を過ぎると、笹や潅木が薄くなって、歩き易くなる。848m峰から南に30分ばかりたどった所が大平山。土塁の脇に三角点があった。県境尾根はここから東に転じ、古屋ヶ谷とカツラのエキの突上げ鞍部に下っている。鞍部を上り返して、南に600mばかり行くと、尾根は二分する。左(南東)の尾根が県境で、これをたどると、程なく谷峠(たにだお)に降りた。分水嶺歩きは、道路を跨いで闊葉樹林の斜面に取り付くことになるが、踏跡はない。
   

小カブリ山山頂(12:04)

カブリ山山頂(12:33)
谷峠からの登りは、明るい闊葉樹の疎林で、笹も薄くて歩き良い。稜線に上ると潅木が茂っているが、長くは続かない。よく刈り払われた小カブリの山頂に飛び出した。径が大利原に下っている。小カブリ山からカブリ山への尾根径も、よく整備されている。カブリ山は小振りながら、禿(かぶろ)の独立峯で、四周の眺めは素晴らしい。新南陽市からやって来たというご夫婦、山座同定に余念がない。
出会った草花   
オキナグサ(翁草) キンポウゲ科  キランソウ(金瘡小草) シソ科 ミヤマシキミ(深山樒) ミカン科
     
 
ヤブデマリ(藪手毬) スイカズラ科  ミツバツチグリ(三葉土栗) バラ科  シハイスミレ(紫背菫) スミレ科 
     



軌跡図 
                                                   所要時間:6時間06分、歩行距離:17.4㎞