大休峠(おおやすみだお)生山頭(なまやまのかしら)(だけ)
 
 単独 2010.03.07 |☁
八幡支所前(7:51)→芸北100年農場入口(8:05)→869m峰(9:00)→900m峰(9:39)→大休峠(9:50)→872m峰(10:13)→荷卸峠(10:49)→生山頭(11:45)→ヒノキ谷林道の峠(12:39/13:02)→嶽(13:42)→964m峰(14:24)→虫送峠(15:01)→木束原分岐(15:15)→善龍寺(15:28)→八幡支所前(15:37)
アルバム

八幡小学校の北にある大歳神社社叢林(7:55)

芸北100年農場入口(8:05)
祭神は大年神(穀物の神様)。木束、三島、大地主、樽床神社も合祀されており、室町時代から戦国時代の創建ではないかと云われている。八幡原は昔良く冠水したが、この社地を浮島と呼ぶように、平地にありながら洪水のときでも、境内に水が入らなかったと伝えられている。社叢林はスギ、ブナ、カエデ等からなり、林床にはカンアオイ、ミヤマカタバミ、オタカラコウ、ヒメザゼンソウ等が見られる。2月28日の「鷹の巣山」に繋ぐ、分水嶺歩きにやって来た。八幡出張所前から車道を北西に真っ直ぐ行って、芸北100年農場入口まで約15分。風は強いが、美晴で暖かい。早速、左手の緩斜面に取り付く。赤松と落葉松が混交した疎林の明るい山で、林床の笹は低く、歩き良い。
 

滝の平牧場の鉄柵(8:18)

駒ヶ岳南西陵(8:40)
稜線に上ると、笹はいっそう低く、疎らとなって、牧場の鉄柵が目立つようになる。旨い具合に、鉄柵は分水嶺に沿っているため、これをたどれば、ルートファインディングに苦労することはない。100年農場入口から南西にのびる稜線のピークを北西に下り、上り返した頂稜が標高914.8mの駒ヶ岳である。このあたりの尾根には、要所要所に赤いテープが見られる。
 

869m峰山頂(9:01)

大休峠へ下る県境尾根(9:43)
駒ヶ岳の南西尾根を下り、鞍部から北西に転じて上り返した頂稜が869m峰。北西に続く尾根を下って上り返せば、鷹の巣山から南西に延びる県境尾根に合流する。県境尾根で鉄柵は右に分かれて無くなるが、左に行って900m峰を乗り越せば大休峠への下りである。県境は境界杭もあり痩せているので、迷うような所はない。おまけに写真のような山径まで現れた。
   

大休峠(9:50)

872.4m峰北の小ピーク(10:08)
迷路のような分水嶺も、鉄柵と低い笹と要所要所のテープに助けられて、難なく大休峠に降り立った。2万5千分の1図には〈木束峠〉とあるが、『八幡村史』には〈休ヶ峠〉と記されている。大休峠からオモ谷を左に見て、尾根を西にたどる。県境尾根は、最初の小ピークから899m峰まで南に回り込んで西に続き、鞍部を上り返した頂稜を南に転じて、荷卸峠に下っている。
   

荷卸峠(10:50)

902m峰山頂(11:11)
荷卸峠を上り返したあたりから、県境尾根は笹が肩まで達し、潅木が茂るようになる。902m峰では、ここを生山頭と勘違いして、東に転じて途中で引き返す始末。「芋原と木束原を結んでいるこの峠道は臼木谷から八幡に入る道より早く開かれた主要路であったが、水越峠、大休峠の道ができて廃道になった。西中国山地(桑原良敏)
   

ヒノキ谷林道の峠(12:39)

嶽山頂(13:43)
生山頭からの下りでオモ谷に降りてしまい、ヒノキ谷との間の尾根を大ヤブコギして乗り越え、やっとヒノキ谷林道の峠に着いた。このあたりは六本の谷が突上げて、分水嶺が迷路のようになっている。「二万五千分の一図には山名の記入がなく無名峰となっているが、「八幡村史」(昭和51年)には〈嶽〉とある。現在ダケと呼ばれる山名は八幡側でも匹見側の臼木谷でも通じる。西中国山地(桑原良敏)
   

八幡原191スキー場(14:49) 

虫送峠(15:01)
964m峰の北東斜面に4本のリフトと8本のコースが設営され、広交観光と地元の建設会社丸山工業が共同運営。ゲレンデの右際が分水嶺で、下の方で右の松林の中に入って、虫送峠に下っている。「明治初年頃まで8月の盆の終わる日に、虫送りの行事が行われていた。わらで馬の形を作り、幣をかついで斉藤実盛の歌を唄いながら、この峠より臼木谷の川へ流したと云う。西中国山地(桑原良敏)
   

クヌギの巨樹(15:21) 

北広島町役場八幡出張所(15:37)
県道115号線と県道307号線の分岐を右に行って、木束原川を渡り民家の前を通り過ぎると、左の山手にクヌギの巨樹が立っている。瘤だらけの老樹が葉をすっかり落として聳え立ち、周りの樹を圧倒していた。八幡出張所は、5年前の新町発足に伴って建て替えられ、支所から出張所に名称変更された。ようやく出発点に帰り着いたが、正直、今日のヤブコギは応えた。後半にきて足がつるという有様である。
 



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間46分、歩行距離:15.2㎞