竜ヶ懸崖(りゅうがたき)茅帽子山(かやぼうしやま)南尾根
 
 単独 2010.02.07 
寂地峡Ⓟ(7:40/45)→Cコース分岐(7:52)→竜ヶタキ(8:15)→岩間の通路(8:57)→寂地山縦走路(11:00)→1235m峰(11:25)→ミノコシ峠(11:33)→1260m峰(12:04)→茅帽子山(12:15)→南尾根→カラスバ山(13:53)→横吹山(14:03)→分岐(14:30)→観音様コース分岐(14:42)→宇佐八幡宮(14:47)→寂地峡Ⓟ(14:58)
アルバム

寂地峡Ⓟ(7:44

Cコース入口(7:53)
昨年末に続く寂地山塊の地域研究。松ノ木峠から常国までの道路には雪が残っていたが、寂地峡案内所のあたりはすっかり融けている。昨日、一昨日と少し降っているはずなのだが…。下関ナンバーの車が先着しており、男性の二人連れに挨拶を交わして先に出発する。今回のルートは、竜ヶ懸崖(リュウガタキ)尾根から茅帽子山南尾根への周回である。竜ヶ懸崖へは、冬の滝見コース(Bコース)はとても寒そうなので、Cコースから登った。遊歩道の一部が台風で崩落しているため、入口に通行禁止の立札と綱が張ってある。確か5年くらい前からあると思う。ようやく工事が始められたようで、遊歩道に沿って工事用のモノレールが敷設されている。4月には開通するらしい。
 

Cコース上部の鉄梯子(8:05)

竜ヶ懸崖観音(8:15)
竜ヶ懸崖はその名のとおり何処のルートも急登であるが、Cコースも上部に2ヶ所、長い鉄の梯子が架かっている。高所恐怖症の人には、Bコースの急な階段径より、こっちのほうが厄介かもしれない。寂地山の主稜から南に分かれた枝尾根は、五竜の滝が架かる焼山谷によって切断されて、その懸崖の上に小さな観音様が祀られている。この石仏は3代目で、初代のものは名僧「行基」によって造られたと云われている。
 

寂地峡と犬戻峡の間の尾根(8:45)

岩間の通路(8:57)
遊歩道から外れて尾根沿いの径をたどる。痩せ尾根でところどころにテープもあり、ササもそう茂っていないので、迷うようなことはない。竜ヶ懸崖から30分くらい行くと、尾根上に大岩が立ちはだかっている。幸い60㎝くらいの隙間があって、これを抜ける。ぎりぎりの幅である。
   

874m峰から見た茅帽子山(9:24)

寂地山縦走路(11:03)
岩間潜りの次は急斜面の直登である。最後で大岩を乗り越すと、間もなく874m峰だ。そこから、茅帽子のなだらかな山容が樹間越しに望まれた。967m峰の手前でワカンを着けた。雪の尾根は歩きやすいのであるが、それにしても、この尾根は長い。やっとのことで、踏跡のない縦走路に出た。竜ヶ懸崖からここまで2時間40分。
   

ミノコシ峠(11:38)

茅帽子山山頂(12:15)
明るい雪の稜線を独り占めにして歩くのは、何と心地の良いことか。周りの巨樹たちは、思い思いに白い衣装をまとってファッションショーを繰り広げてくれる。いつの間にかミノコシ峠に降りていた。ミノコシ峠から1260m峰への直登は相当キツイが、どうにか予定の時間に茅帽子山の山頂に立つ。折られてもなお大樹になろうとするミズナラに感動する。南尾根に踏跡が続いていた。駐車場で出会った二人連れが南尾根から登って焼山谷に下ったようだ。
   

ブナの古木(13:10)

カラスバ山山頂(13:52)
茅帽子山から南尾根を5分くらい下ったところに、ブナの古木が立っている。異形な姿は、かつて伐採された大株が萌芽して大樹に甦ったものだ。秋田県の鳥海山麓ではこれを「あがりこ」という。標高1000mくらいまで下ってくると、ササが茂って踏跡が判りにくくなるところもあるが、植林地との境目をたどればよい。30分ばかり下って鞍部を上り返した983m峰が烏羽山である。
   

観音様コースの石仏(14:33) 

観音様コースから見た竜ヶ懸崖(タキ)(14:32)
横吹山からは、焼山谷に落ち込んでいる支尾根を下る。岩の小ピークを越えながら高度を下げていくと、小さな鞍部に出る。そこは遊歩道観音様コースの終点で、道沿いに安置された石仏は突き当たりの少し大きな観音像で終わって、見上げれば竜ヶ懸崖が屹立している。ここは竜ヶ懸崖観音の遥拝所なのだ。遊歩道は南に下っているが、北にも踏跡があり、木登りで木馬トンネルを出たところに降りられる。
   

宇佐八幡宮(14:52) 

宇佐八幡宮の大杉(14:53)
分岐からは石仏が並ぶ観音様コースを下った。やがてAコースに合流し、キャンプ場を左に見て道なりに下ると宇佐八幡宮がある。元仁元年(1108)豊前国宇佐八幡宮を宇佐日和に勧請。元和元年(1312)現地に移転したと云われる。境内に生育しているスギのうち最大のものは樹高約60m、幹周り約7.5mで樹齢約900年と云われている。1312年、宇佐八幡宮が建立された当時、すでに樹齢数百年のスギが繁茂しており、鎮守の森に相応しいところであった、とある。 
   



軌跡図 
                                                   所要時間:7時間13分、歩行距離:10.6㎞