四つ山(よつやま)城址・烏帽子山・横山城址
2022.04.18 単独 
益田市美都町仙道の県309路側帯(6:45/7:01)→四つ山城址北登り口(7:13)→舗装路終点(7:23)→四つ山城址一の岳(7:34/39)→井戸(7:44)→二の岳(7:49)→三の岳(7:56)→四の岳(8:02)→四の岳登山口(8:17)→四つ山城址南登り口(8:33)→起点(8:41/49)⇒益田市下種町の県171駐車帯(9:09/13)→烏帽子山入口(9:16)→滝の上橋(9:24)→あじさい園(9:43)→烏帽子山登山口(9:46)→平家別れ(10:12)→烏帽子山(10:16/21)→烏帽子別れ(11:02)→平家ヶ嶽(11:05/13)→舟越(11:34)→堂側展望所(11:40)→平家登山口(11:50)→県171→起点(12:03/26)⇒益田市桂平町の県17駐車帯(13:28/36)→横山城址取付(13:48)→卵型巨石の碑(14:06)→大久保金ヶ峠集落道へ合流(14:11)→横山城址登山口(14:15)→横山城本丸跡(14:20/25)→二の丸跡(14:31)→仏峠(14:36)→市道桂ヶ平峠線の仏峠取付(14:45)→上峠集落→起点(15:04)
軌跡図
 四つ山城址 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。
 所要時間:1時間39分、歩行距離:約4㎞
 烏帽子山 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。
 所要時間:2時間50分、歩行距離:約7㎞
 横山城址 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。 所要時間:1時間28分、歩行距離:約4.8㎞
アルバム
益田市20名山のうち、4山をまとめ歩き。ちなみに益田市20名山とは、オンリーワン倶楽部(会員は梅谷憲二さん一人)選定の山々。益田市の整備されている山、地元の人たちに古くから愛されている山、自然景観が良く(滝等)、希少植物などが残る山、古来より信仰の対象になった山、伝説のある山、ロケーションのいい山などを念頭に、①安蔵寺山、②大神ヶ嶽、③赤谷山、④広見山、⑤半四郎山、⑥向半四郎山、⑦天杉山、⑧春日山、⑨三子山、⑩日晩山、⑪韮草山、⑫天狗山、⑬大道山、⑭比礼振山、⑮横山城址、⑯はなご山、⑰烏帽子山、⑱平家ヶ嶽、⑲四つ山城址、⑳七尾山をあげておられる。はじめに四つ山城址。美都町仙道の県道309号線路側帯に車を駐めて、津田方面へたどる。10分ほどで市道四ツ山線が左へ分かれる。入るとほどなく、四つ山城址道路が左に分かれる。この道を選ぶと、5分で舗装路が終わり、遊歩道になる。

益田市美都町仙道の県309号線路側帯(7:01)

四つ山城址北登り口(7:13)

四つ山城址道路分岐(7:16)

四つ山城址道路終点(遊歩道入口)(7:22)
遊歩道入口から本丸のあった一の岳山頂まで約10分、途中に竪堀り、堀り切り、二の丸の跡がある。二の丸跡からは、樹木越しながら比礼振山(権現山)と琵琶石山を眺めることができる。本丸跡(一の岳山頂)は東面が開け、電飾用の格子状パイプ枠越しに、県境の峰々を遠望できる。南側に地蔵尊祠堂、その後ろに三角点が立っている。西へ向かう主稜線の道を下る。鞍部で井戸へ寄り道。昭和52年(1977)に復元されたもので、直径1m、深さ6.85m、水深3.6m。「井戸に落ちるよ!」の喚起札あり。

四つ山城二の丸跡(7:31)

比礼振山、琵琶石山 二の丸跡より(7:32)

四つ山城址本丸跡(一の岳山頂)(7:34)

大鹿山、空山、烏ヶ岳など 一の岳山頂より(7:36)

天杉山など 一の岳山頂より(7:38)

井戸(7:44)
四の岳へ続く尾根道は、広くて明瞭だが、いずれのてっぺんも四周を樹木が遮っている。四の岳を越すと、ロープの張られた急なジッグザッグ道になって、市道ひだまり湖右岸線の熊子橋東詰へ出る。左に取って、スポーツ交流広場、光明寺の河童の墓、四つ山城址南登り口をめぐり、東仙道小学校東側の里道から起点へ還る。

二の岳山頂(7:49)

三の岳山頂(7:56)

四の岳山頂(8:02)

四の岳登山口(8:18)

四つ山城址南登り口(8:33)

四つ山 県309の展望所(熊子神社の北)より(8:48)
次に烏帽子山と平家ヶ嶽。益田市下種町(しもたねちょう)の県道171号線駐車帯に車を駐めて、三隅方面へたどる。カーブを左へ回り込むと、和田郷橋北詰の斜め向かいに、あじさい園・烏帽子山への道が分かれている。市道種岩崎線で、岩崎の奥田さんのあじさい園の先で行止り、烏帽子山登山道がはじまる。案内標識やロープが張られるなどよく整備されているが、標高225mあたりに倒竹のひどいところあり。登山口から約25分、烏帽子山東肩の平家別れに上がる。右(西)へ約90mで、烏帽子山のてっぺん。広く切り払われ、西面が開けている。鵜の鼻や高山などが際だつ海岸線の眺めは、とても印象的。また、頂稜域に立つ樹木にタブノキ、ナラカシワ、スダジイ、クロキ、ヤブムラサキなどの名札が掛けられている。これもよい。平家別れに戻って、南尾根の道を平家ヶ嶽へ向かう。

益田市下種町の県171号線駐車帯(9:12)

あじさい園・烏帽子山入口(9:16)

滝の上橋(9:24)

奥田春雄さん・タキ子さんのあじさい園(9:43)

烏帽子山登山口(9:46)

平家別れ(10:12)

烏帽子山山頂(10:17)

鵜の鼻、高山など 烏帽子山山頂より(10:18)
平家別れからテープ付きの尾根道を南へたどること38分、烏帽子別れへ至る。南東尾根(左)に、川下からの登山道がある。烏帽子山の北頂稜にあたり、すぐ「蓮家(華)松」と呼ばれるマツの枯樹に出会う。根元に立つ説明板に矢印があり、西方を指している。で、西斜面に巨大枯松を探索するも、見つからず。この枯樹がそうだとするなら、矢印はまことに紛らわしい。枯松の先に、平家ヶ嶽の山頂標識が立っている。南頂稜に道が続き、東面、そして西面に展望所あり。それぞれ、大鹿山・掛頭山、大道山・高山などを見渡すことができる。戻って、川下ルートへ下る。倒木や倒竹も多少あるが、よく踏まれたルンルン道。堂側展望所は、樹木が育ってきている。別れから28分を要して民家の庭先へ降り、県道171号線へ出た。民家のご厚意に感謝して、ポレポレと起点へ向かう。

平家別れ(10:24)

烏帽子別れ(11:02)

巨大枯松「蓮家松」(11:03)

平家ヶ嶽山頂(11:05)

大鹿山、掛頭山など 平家ヶ嶽東展望所より(11:06)

大道山、高山など 平家ヶ嶽南展望所より(11:10)

堂側展望所(11:40)

平家ヶ嶽登山口(11:51)
終いに横山城址。益田市桂平町の県道17号津和野田万川線駐車帯に車を駐める。野中地区の里道を東へたどり、横山城趾西裾に取り付く。けもの道のような踏跡があり、すぐ廃祠に出会う。かつては、よく踏まれた山道があったに違いない。下生えの薄いスギ林尾根を上がってくと、高度240mあたりから郭あとのような削平地が数段続き、さいごの肩ピークで「巾七尺に及ブ卵型巨石ガアツタ」と刻まれた石碑に出会う。一帯も横山城の遺構なのかもしれない。東へ尾根筋をたどると、大久保金ヶ峠集落道へ出て、ほどなく左に横山城址登山道が分かれる。ひと上りで横山城址の頂稜。左手の堀切りに、本丸への丸太階段が付けられている。

益田市桂平町の県17号線駐車帯(13:30)

横山城址取付尾根 野中地区の市道より(13:44)

横山城址取付(13:48)

廃祠(13:50)

削平尾根(H240)(14:00)

卵型巨石の碑(14:06)

大久保金ヶ峠集落道合流地点(14:11)

横山城址登山口(大久保金ヶ峠集落道)(14:14)

横山城本丸東の2条目堀切り(14:20)

横山城本丸東の1条目堀切り(14:20)
広い本丸跡は園地整備され、東端の高所に喜島備後守追悼之碑が立っている。北から東に見晴らしがあり、高山や大道山などが同定できる。東尾根の道も広くて快適だが、二の丸跡に遺構らしきものは見当たらない。仏峠で乗越道となり、北面へ下る。あまり踏まれていない古道は、8分ほどで市道桂ヶ原峠線へ合流。左に取り、上峠(かみたお)から野中上峠線たどって起点へ還る。

本丸の東端に建つ喜島備後守追悼之碑(14:22)

横山城本丸跡(14:24)

大道山、金比羅山など 本丸跡より(14:24)

高山、周鷹寺山など 本丸跡より(14:24)

横山城二の丸跡(14:32)

仏峠の地蔵尊石仏(14:36)

仏峠の峠ルート分岐(14:36)

仏峠取付(市道桂ヶ原峠線)(14:45)

上峠地区の分岐、金比羅山、奥ノ院山など(14:52)

横山城址 桂平町の市道より(15:02)
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