赤石山・天狗山
2022.04.03 単独 
津和野町相撲ヶ原岩倉の県道312号須川谷日原線待避所(6:57)→門松峠(7:22)→林道草平線入口(7:38)→赤石山南支尾根取付(8:04)→作業道終点(8:34)→赤石山(8:46)→544峰(9:23)→林道終点(10:15)→512峰(10:42)→天狗社(11:28)→天狗山(11:54/12:14)→日原線鉄塔20(12:34)→巡視路分岐(12:38)→林道大峯破線下山地点(14:00)→天狗山登山道入口(14:25)→林道大峯破線の峠(15:12)→起点(15:43)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。

 所要時間:8時間32分、歩行距離:約18㎞
アルバム
津和野町・益田市の里山歩き。相撲ヶ原(すもうがはら)から赤石山、天狗山の稜線をつないで周回。相撲ヶ原岩倉の県道312号須川谷日原線(すごうだににちはらせん)待避所に車を駐める。長沢町(ながさわちょう)方面へたどって約1.9㌔、左へ分かれる林道草平線に入る。未舗装の道を約1.4㌔(途中1ヶ所谷筋の山道へ短縮)上がったところで、赤石山南支尾根に取り付く。

津和野町相撲ヶ原岩倉の県312待避所(7:11)

門松峠(7:22)

林道草平線入口(7:37)

赤石山南支尾根取付(8:04)
尾根には仕事道があり、23分ほどで森林作業道の終点に出合って終わる。廃材が積まれており、朱に塗られた柱なども混じっている。社跡のようだか、石灯籠などは見当たらない。作業道は、赤石山南尾根の東側に続いている。尾根筋をたどると、ほどなく南肩。灌木ヤブの中に、図根三角点を見かける。赤石山から西へ向かう主尾根には仕事道があり、東面に作業道を見て北進。5分ばかりで赤石山のてっぺんに着く。ヒノキ林の山頂で、展望はない。引返して主尾根の道をたどる。544峰を越えたところで、北面に森林作業道を見る。一帯には作業道がめぐらされているようで、その後もたびたび出会う。

森林作業道終点(8:34)

図根三角点(8:39)

赤石山山頂(8:48)

544峰山頂(9:23)
皆伐植林地に出会ってから林道終点までは、隆起準平原の蛇行尾根で、仕事道も茂って途切れがち。おかげで30分近くを要すありさま。北西尾根に続く茂った踏跡をたどる。ほどなく、廃主索ウインチに出会い、行く手に512峰南東面の懸崖を見る。灌木とイバラの茂る仕事道をひと登り、汗だくになって512峰の頂稜へ上がる。南東面の懸崖上へ寄り道してみるが、樹間に韮草山や先の皆伐植林地を垣間見ただけ。512峰の山頂は、切り払われて明るく開けるも、展望はない。北頂稜で図根三角点を見かける。まだ新しく、最近地籍調査が行われたようだ。

皆伐植林地(9:46)

林道終点(10:15)

廃主索ウインチ(10:23)

512峰南東面 廃主索ウインチ手前より(10:21)

512峰山頂(10:42)

図根三角点(10:48)
主尾根は西にバカ尾根で流れて、取付がむつかしいが、ちょっと高度を下げると、明瞭な尾根筋になる。大過なく440峰を越え、やがて天狗山登山道に出合う。すぐ、目の前に岩峰が立ち上がり、その基部で小さな社に出会う。傍に蠑螈山(えいげんざん)大天狗社と記された札が置かれている。手前右手の岩に上がると、赤石山を眺めることができる。でも、絶佳の展望所は岩峰の上で、四周に赤石山、韮草山、天狗山、三角山、高山、周鷹寺山、大道山、青野山、十種ヶ峰などの山なみが広がっている。しばし「あの山この山」に親しんで、天狗山へ向かう。山頂までの尾根筋に登山道はないが、岩稜のヤブはそこそこ。踏跡もある。岩峰を顧みててっぺんへ上がると、三角点がマツ雑木の中に立っていた。西の主尾根には尾根道がある。巨岩に親しみながらひと下りすると、日原線鉄塔20に出会う。快適なのは西鞍部までで、巡視路は左(南)の谷へ下っている。主尾根の踏跡をたどる。コシダや灌木が茂るところもあるが、大したことはない。326峰、318峰、313峰と、岩稜ピークを越えて高度を下げる。いずれのピークもマツや灌木が茂って、期待していたほどの見晴らしはない。でも、ピラミダルな天狗山を指呼の間にできたのは嬉しい。313峰からは、西の支尾根へ下って林道大峯破(おおずえ)線に降りた。急なバカ尾根に踏跡はなく、滝の大高巻きに匹敵する木登り下降となる。時間があれば、北西の主尾根へ下るのが断然良い、と思われる。

天狗山登山道(11:23)

蠑螈山天狗社(11:30)

赤石山西稜 天狗岩峰より(11:35)

韮草山 天狗岩峰より(11:36)

天狗山、三角山など 天狗岩峰より(11:36)

高山、周鷹寺山、大道山など 天狗岩峰より(11:39)

青野山、十種ヶ峰など 天狗岩峰より(11:39)

天狗岩峰 天狗山南東稜より(11:45)

天狗山山頂(11:55)

日原線鉄塔20(12:33)

送電線鉄塔巡視路分岐(12:38)

天狗山など 318峰より(13:03)

318峰山頂(13:04)

313峰山頂(13:23)
岩稜3峰の懸崖を仰ぎ見ながら、林道大峯破線を相撲ヶ原方面へたどる。桧谷川の左岸へ移るU字カーブで、天狗山登山道入口に出会う。案内板に、途中に「七滑の滝(なめらのたき)」があり、ここで手を洗い清め、飲水することから「手水の滝」とも伝わる云々、と記されている。桧谷川左岸に移って高度を上げていくと、北に天狗山や岩峰ピークの連なりが開ける。380mあたりまで高度を上げたところで、東に天狗岩峰を見る。あとは長ーい林道歩き。峠を越えて起点へ還った。

下山地点(林道大峯破線)(14:00)

313峰南壁 林道大峯破線より(14:11)

天狗山登山道入口(14:26)

天狗山 林道大峯破線より(14:34)

313峰、318峰、326峰 林道大峯破線より(14:34)

電波塔管理道分岐(5:08)

林道大峯破線の峠(15:12)

林道大峯破線入口(15:41)
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