宮島(革篭崎(こうござき)山白山(やましろやま)御床山(みとこやま)岩船岳ニクイ弥山博奕尾(ばくちお))
2021.11.26 単独 
宮島口(6:25)⇒宮島桟橋(6:35/42)→奥の院分岐(多々良潟)(7:12)→広大理学部自然植物実験所(7:27)→下室浜(7:30)→大江浦(7:46)→御床神社(8:08)→須屋浦神社(8:28)→平根(8:37)→長浦(8:43)→あての木(8:57)→桃の木浦(9:05)→内革篭(9:21/26)→山白山南尾根末端(革篭崎)(9:30)→山白山(10:14)→あての木浦分岐(10:42)→聴音探照所指揮所跡(10:49)→御床山(11:16)→岩船岳(11:37)→ニセ岩船(11:49)→大川越(12:10)→八畳岩(12:19/39)→三ツ丸子分岐(12:58)→青海苔浦分岐(13:01)→先峠(13:16)→ニクイ(13:35)→奥の院(13:47)→御山神社(14:06)→弥山(14:18)→獅子岩駅貯水槽(14:43)→榧谷駅(14:55)→博奕尾(15:27)→里道合流(15:43/50)→宮島桟橋(16:01/06)⇒宮島口(16:16)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。
 所要時間:9時間21分、歩行距離:約28㎞
アルバム
宮島ウォーキング。西海岸を伝って革篭崎まで行き、山白山、御床山、岩船岳、ニクイ、弥山、博奕尾と、宮島の脊梁を歩いた。1番の連絡線で渡り、宮島桟橋を6時42分に出発。天気は好晴、小潮で干潮が7時11分。干上がった玉御池(たまのみいけ)を横切って西松原へ。町道大元多々良線、広大附属自然植物実験所管理道を、西へ西へサッサか歩き。桟橋から約30分を要して実験所の研究棟入口へ至り、下室浜の海岸に出る。内侍岩(ないしいわ)の浜から大江東へ回り込む鼻は、へつりで簡単に通過できた。何とも嬉しい。大江浦、大川浦の干潟は、最短が渡れる。モルゲンロートの経小屋山が、明けて次第に際立っていく様子を対岸に見て、御床浦へ。御床浦神社の干からびた神籬(ひもろぎ)、しめ縄、紙垂(しで)、いずれも健在。

宮島桟橋(6:42)

奥の院分岐(多々良林道入口)(7:12)

広大附属宮島自然植物実験所前(7:27)

御床浦神社(8:08)
下谷で西側の護岸径へ上がって鼻を回り込み、難なく須屋浦へ。神社にお参りして、砂州の付け根径をたどる。平根(長浦の鼻)を余裕で回り込み、長浦へ出る。長ーい砂浜の先に見えるのは、あての木の鼻。革篭崎はまだ彼方。20分を要して、ようやくあての木浦。行く手にお日様を背にした山白山、裾にあての木と桃の木のたおやかな砂浜。桃の木浦の南端から、岩石海岸がはじまる。内革篭へ回り込む鼻は、へつりでクリア。ギリギリセーフ、というところ。もはや、革篭崎への岩海岸に、水のない歩行ルートはない。なので、ここで山白山南尾根へ取り付き、革篭崎へ。下生えはなく鹿径があり、簡単。尾根にはよく踏まれた径があり、南(右)に取って革篭崎に出る。足下に碧海が広がり、その先に岩国大竹コンビナートや阿多田島、彼方に周防大島や甲島など。しばし佇んでいたい素敵な岬だ。尾根径を北に取って約230m、横手にあての木への踏跡が分かれる。尾根筋の径を選んで、縦走をはじめる。

須屋浦神社(8:28)

長浦、江ノ尻浦 江ノ尻浦南端より(8:53)

あての木浦(9:01)

桃の木浦(9:05)

革篭崎 内革篭より(9:24)

革篭崎25mP(9:30)

岩国・大竹コンビナート 革篭崎より(9:31)

あての木分岐(9:45)
ひと上りすると、コシダが被さる開けた径になる。顧みれば、革篭崎の様子をつぶさにうかがえる。あての木分岐から15分ばかり上がった尾根肩に、展望地がある。東に開け、阿多田島、大黒上島、小黒上島、沖美野登呂山などを同定。可部島などを瞰下しながらさらにひと上り、山白山のてっぺんに着く。展望はない。北尾根の径は、H190からH150あたりが開けており、稜線漫歩を愉しめる。最低鞍部を上り返して約5分、左にあての木への径が分かれる。右に取るとほどなく、聴音探照所の遺構に出会う。聴音機台座、指揮所、探照灯台座、兵舎基礎、貯水槽などをめぐったあと、さらに高度を上げること15分、展望地が開ける。行く手指呼の間に岩船岳が立ち上がり、顧みて山白山北尾根など。

革篭崎 山白山南尾根(H90)より(9:52)

山白山山頂(10:14)

あての木分岐 、後背は山白山(10:43)

聴音機(聴音探照所跡)(10:47)

指揮所(聴音探照所跡)(10:50)

探照灯(聴音探照所跡)(10:51)

兵舎(聴音探照所跡)(10:56)

山白山、可部島 展望地(H350)より(11:12)
展望地から御床山山頂までは、3分ほど。大岩が積み重なった肩ピークで、展望はなく、北尾根へ御床浦への径が下っている。御床山を過ぎるとほどなく、岩船岳頂稜から西へ流れるやせ岩稜がはじまる。径は北面を巻いて続き、御床山から約20分で岩船岳山頂に着く。途中で出会う庇の巨岩稜は、なかなかの迫力。岩船岳展望岩で瀬戸のしまなみを眺めやったあと、なじみの縦走路を西へたどる。ニセ岩船の展望岩は樹木が育ち、かつての見晴らしはない。明るかった大川越も、鬱蒼感が漂いはじめている。

御床山山頂(11:16)

岩船岳山頂(11:37)

ニセ岩船(岩船岳東峰) 岩船岳展望岩より(11:39)

大川越(12:10)
大川越を上り返して約280mの八畳岩で昼食。ここも、かつては大川浦や岩船岳方面の見晴らしがあった。そして、351峰を越えた先の展望大岩も、すっかり樹木に遮られている。展望大岩からほどなくの三ッ丸子分岐を左に取りたいところだが、この際、先峠山は割愛して短縮。青海苔浦(陶晴賢敗死之碑)分岐を経て、先峠よりニクイへ。ニクイのてっぺんは山頂標識の少し南側にあり、「ぬりかべ」のような大岩にご挨拶。

八畳岩(12:19)

三ッ丸子分岐(12:58)

青海苔浦分岐(13:01)

先峠(13:16)

ニクイ山頂(13:35)

ニクイ山頂の大岩(13:36)
ニクイの東尾根を径なりに下り、奥の院経由で多々良林道に出る。右に取り、仁王門ルートから御山(みせん)神社、霊火堂を経て弥山の頂に立つ。平日というのに、けっこうな人出。証拠写真を撮り、早々に獅子岩駅へ向かう。混雑した獅子岩駅では、乗客に早めのロープウェイ利用を促している。もはや14時43分、サッサか歩きで博奕尾ルートをたどる。三ッ石尾根で瀬戸のしまなみと廿日市市の山々に親しみ、五ッ岩、博奕尾を経て北進。獅子岩駅貯水槽から1時間を要して、山越えの里道に合流した。左に取れば、宮島桟橋までもうひと下り。

奥の院(13:47)

御山(みせん)神社(14:46)

弥山山頂(14:25)

獅子岩駅貯水槽(14:43)

三ッ石の尾根(展望地)(14:51)

船倉山、大峯山など 三ッ石の尾根より(14:51)

博奕尾(15:27)

里道合流地点(15:43)
HOME 山行記録 TOP