向山黒滝尾根・盆徳滝(ぼんとくのたき)
2021.06.24 単独 |☂
後温井Ⓟ(大箒山トンネル南出口の南約250m)(7:40/52)→林道入口(7:56)→林道大箒線分岐(8:12)→滝山川金城線巡視路取付(8:26)→向山黒滝尾根(894峰)取付(8:37)→岩塊流(8:55)→894峰(9:53)→853.1峰(10:31)→778峰(11:04)→768峰(11:17)→クロタキ谷渡渉(11:59)→林道向山黒滝線入口(黒滝橋)(12:04/34)→町道下山橋山線→R186→渡谷橋(12:50)→サイレン塔巡視路取付(13:03)→盆徳滝遊歩道入口(R186)(13:10)→盆徳滝(13:20)→R186→見返り橋北詰(林道入口)(13:42)→作業道分岐(14:14)→ゲート(14:27)→林道→起点(15:05)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:7時間13分、歩行距離:約17㎞
アルバム
安芸太田町の里山歩き。後温井Ⓟを起点に向山黒滝尾根、盆徳滝をめぐり、龍姫湖右岸林道を還る。後温井Ⓟに車を駐めて、龍姫湖右岸林道へ入る。約2.6㌔、オオホウキ谷を回り込んだ先の尾根肩から、向山黒滝尾根へ取り付く。法面を木登りで上がると、そこは薄く腰下のササや灌木が下生えする雑木尾根。いきなりの急登できついけど、難儀なことはない。

林道入口(大箒山トンネル南出口の南約250m)(7:56)

向山黒滝尾根(894894峰)取付(8:37)
180mばかり登ったところで、岩塊流に出会う。800mぐらいまで高度を上げたところから、岩稜になる。高度にして60m、約20分、約100mの木登り登行を強いられる。ヘロヘロになって894峰にたどり着く。主稜線には踏跡があるが、ササが茂って有りや無しやのありさま。言うまでもなく、雑木林の山頂に展望はない。ともあれ、北東主稜線をたどる。もし、マツ・雑木林尾根のササ原に一筋の山道が開けていたなら、どんなに素敵なことだろう。あいにく腰高のササを分けるしかないが、かつてはそうだったに違いない。853.1峰山頂に三角点を確認できず。過ぎると、西側がヒノキ林になって歩きやすくなる。

岩塊流(8:55)

岩稜(9:42)

894峰山頂(9:53)

853.1峰山頂(10:31)
768峰(地籍図根点)を過ぎるころには、ササはいよいよ薄くなって、下生えのないヒノキ林尾根のところが多くなる。踏跡も明瞭で快適。778峰、768峰と、難なく高度を下げ、894峰から約2時間を要してクロタキ谷へ降りる。そこは、大佐川へ出合う約70m手前の河原。水量少なく、簡単に飛び石渡渉できるのが嬉しい。さっそく右岸に渡り、林道向山黒滝線へ上がって、黒滝橋南詰に出る。ちょうど昼時、橋の上で涼風に吹かれながら、お弁当を食べる。

768峰山頂(地籍図根点)(10:51)

778峰山頂(11:04)

ヒノキ林尾根(11:11)

768峰山頂(11:17)

大岩(11:27)

クロタキ谷出合近くの渡渉地点(11:59)

林道向山黒滝線入口の黒滝橋(12:32)

林道向山黒滝線入口(町道下山橋山線)(12:33)
町道下山橋山線を右(南東)に取り、約15分でR186へ合流。向いの渡谷(とや)橋を渡り、滝山川左岸の町道をたどる。17分ほどで峠へ上がり、サイレン塔巡視路に取り付く。サイレン塔からは、茂っているがロープ手摺付きの歩道が整備されており、最後は藤蔦が絡まる丸太階段になって、R186へ出る。入口から5分とかからない。そこは盆徳滝遊歩道の入口で、滝見橋北詰。橋には内隠川(うちかくれがわ)の銘板が付けられている。ちなみに、桧谷川は内隠谷川とも呼ばれている。ともあれ、階段遊歩道を降りて盆徳滝探勝に向かう。

渡谷橋北詰の交差点 滝山川左岸道より(12:50)

サイレン塔巡視路入口(13:03)

サイレン塔からR186へ下る歩道(13:05)

滝見橋北詰の盆徳滝遊歩道入口(13:10)
長い丸太階段の歩道は、かなり古くなってきている。手摺などが朽ちはじめるのも、そう遠くないありさま。谷に降りると、上流右岸にコンクリート歩道が続いている。が、ほどなく途切れ、へつって凌いだ先でまた途切れて、道は左岸、というありさま。かなりきわどい飛び石渡渉で凌ぎ、少したどると、大ゴーロの小滝の奥に盆徳滝が見えた。約15mの段瀑と聞くが、沢靴なしでこれ以上は近づけない。あらためて訪れることにして、R186へ戻る。北へ向い、見返り橋北詰から龍姫湖右岸林道に入る。にわか雨だろうけど、本気で降り出した。

盆徳滝遊歩道(13:12)

消失した盆徳滝遊歩道(13:15)

盆徳滝(13:20)

見返り橋北詰(林道入口)(13:42)
林道入口には、堅固なネットフェンスが設置されている。横の隙間を通らせてもらう。少し行くと、左手に見返り橋、滝見橋が眺められ、そのすぐあと猪山川出合いに懸かる無名瀑と出会う。樹木が邪魔をしてよく見えないが、30mはありそうな段瀑だ。盆徳滝と合わせて、ぜひ訪ねてみよう。

林道入口のゲート(13:42)

見返り橋 林道より(13:44)

滝見橋(桧谷川出合) 林道より(13:47)

猪山川出合に懸かる無名瀑 林道より(13:50)
夏草が生い茂るところも多いが、併用林道と言ってもいいような立派な舗装道路が続き、約6㌔の道のりを1時間23分要して起点に還る。途中、北入口から約3㌔のところに、堅固なネットフェンスが張られていた。その1㌔手前、雉野原(きじやばら)キャンプ場の谷のヒノキ林に作業道を見る。このフェンス、森林組合による事件・事故防止の措置と見た。

作業道分岐(14:40)

林道ゲート(北入口から約3㌔の地点)(14:27)
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