恐羅漢山・旧羅漢山 |
2021.06.10 2人 ☀ |
恐羅漢エコロジーキャンプ場センターハウススⓅ(牛小屋高原)(9:34/43)→立山ゲレンデ→地蔵尊跡(10:24)→夏焼峠分岐(10:57)→台所原分岐(11:04)→恐羅漢山(11:07)→平太小屋原(11:27)→旧羅漢山(11:45/12:03)→恐羅漢山(12:40/13:08)→かやばた分岐(13:23)→早手ノキビレ(13:49)→夏焼ノオカ(13:58)→夏焼峠(14:08)→観察台(14:25)→起点(14:43) |
カミさんを誘って、恐羅漢へオオヤマレンゲ観賞に出かけた。起点は、恐羅漢エコロジーキャンプ場センターハウス駐車場。このところ続いている梅雨の晴れ間は、明後日で終わるらしい。このためか、平日というのに上段(南側)の駐車場には、8台の車が先行している。我らもさっそく、牛小屋高原ヒュッテの前から立山ゲレンデに取り付く。堀割コースには、ブタナ(タンポポモドキ)が黄色い絨毯のように咲き誇り、顧みれば牛小屋(1019峰)が古墳のような形で対面している。 | |
立山ゲレンデ センターハウスⓅより(9:44) |
牛小屋(1019峰) 立山ゲレンデ堀割コースより(9:50) |
立山尾根コースに入ると、ブタナにニガナが混ざりだし、斜度も増してくる。そこで一息入れて顧みれば、お花畑の草原と横川(よこごう)の谷を隔てて連なる十方尾根などが広がっている。牛小屋、中山などを瞰下、その後背に彦八の頭からサバの頭、向山の連なりを同定できる。この山一押しのビューポイント、と言っていいと思う。 | |
彦八の頭、1166峰など 立山ゲレンデより(9:58) |
立山ゲレンデ(H10108)(10:12) |
リフトの上部降り場を左に見てひと上り、ゲレンデが終わり林間の山道になる。かつては、右手の尾根筋に遭難者慰霊の地蔵尊石仏が安置されていた。今は岩の上に台座だけが残っている。雪の動き(雪崩?)とともに、南斜面へさらわれたものと思われる。少し降りて探したことがあるが、見つけること叶わず。地蔵尊台座に出会って約500m、主稜線の東面へ至り、ほどなく右に夏焼峠コースの道を分ける。左に取って7分、こんどは右に台所原への道を分ける。南進してすぐ、岩を抱えて立つミネカエデの老樹に出会う。西面に立ち並ぶスギやブナのように大樹ではないけれど、その姿かたちから、山主の一人に違いない。恐羅漢の山頂はもうすぐ。 | |
遭難者慰霊の地蔵尊跡(10:24) |
夏焼峠分岐(10:57) |
台所原分岐(11:04) |
岩を抱えて立つミネカエデの老樹(11:04) |
オオヤマレンゲに会いに行ったと見えて、恐羅漢の山頂に先行者の姿はない、。我らも証拠写真を撮って、早々に旧羅漢山へ向かう。南尾根の道へ5分ばかり下ったころから、たびたびサラサドウダンが咲き誇って迎えてくれる。別名フウリンツツジとはよく言ったもので、ま夏の日差しに輝く萌黄の葉を、紅白縞模様の風鈴花が彩っている。いつもは泥濘んで歩きにくい平太小屋原のアシウスギ林が、よく乾いている。恐羅漢から38分を要して旧羅漢山に着く。途中、オオヤマレンゲ観賞の先行者にたびたび行き交う。もはや、人気の花見どころになっているようだ。 | |
恐羅漢山山頂(11:07) |
サラサドウダン(フウリンツツジ)(11:12) |
平太小屋原(11:27) |
旧羅漢山山頂(12:00) |
我らも、何はさておきオオヤマレンゲ。亀井谷側へちょっと下り、巨岩累々、アシウスギ・ブナ林の中へ入る。そこで、木漏れ日を受けて清楚に咲き誇る、オオヤマレンゲ2株に出会う。まことに美しい。樹勢は、他所(吉和冠山や天狗石山など)に比べて断然よく、花の数も多い。根など傷めないようにそっと観賞し、早々に切り上げる。戻って、山頂の展望岩へ上がる。狭くて平坦ではないが、西方に広がる眺めはすばらしい。広見山、半四郎山の後背に春日山、そして日晩山、野間山などを遠望できる。 | |
オオヤマレンゲ(モクレン科)(11:51) |
広見山、半四郎山など 旧羅漢山展望岩より(12:02) |
恐羅漢のてっぺんに戻って、お昼にする。日陰はないが、涼風が心地よい。カミさんもすっかり蘇って、夏焼峠コースへ下る。早手ノキビレや夏焼ノオカを経るおだやかな尾根道だが、約2㌔の道のり。恐羅漢から夏焼峠まで、1時間を要す。あとは中ノ甲越えの遊歩道(古道)だ。カミさん、足にはずいぶん乳酸が溜まっているようだけれど、無言で前に出している。それなりに元気で起点へ還るが、スマホの万歩計が1万に満たず、GPS歩行距離7.4㌔と聴いて、残念がることしきり。 | |
かやばた分岐(13:23) |
早手ノキビレ(13:49) |
夏焼ノオカ(13:58) |
夏焼峠(14:08) |
観察台(トイシ川右岸)(14:25) |
コウハチゴヤに架かる木橋(14:32) |