熊城山(くまのじょうさん)櫛山(くしやま)(丸掛山(まるかけやま))樋佐毛山(ひさげやま)
2021.05.23 単独 
椎谷峠(7:24/30)→町道沖田柿の木線分岐(7:41)→溝口橋(8:02)→林道櫛山線入口(8:13)→町道𨦺口横畑線入口(8:30)→サクラソウ自生地(8:56/9:01)→野地井峠(横吹峠)(9:11/18)→熊城山(9:53)→林道灰ガ谷線分岐(10:09/19)→栃ヶ畑(10:23)→櫛山(丸掛山)(10:34)→樋佐毛山(11:11)→起点(12:05)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:4時間34分、歩行距離:約13㎞
アルバム
北広島町溝口の野地井(のじい)峠から椎谷(しいだに)峠までの陰陽分水嶺歩き。椎谷峠の非常駐車帯に車を駐めて、県道40号安佐豊平芸北線を溝口側へたどる。町道沖田柿の木線(県道308号溝口加計線への短縮路)分岐、県道308号線分岐、林道櫛山線分岐などに出合い、約1時間を要して枕地区に至る。車の往来は少なく、溝口橋を渡ってからは広い歩道もあり、快適。途中、溝口橋の架かる丁川(よろがわ)左岸で、開花前のナシカズラ(シマサルナシ)に出会う。𨦺口橋(かなくちはし)(野地井川)を渡り、右の町道𨦺口横畑線へ入る。

椎谷峠溝口側の非常駐車帯(7:29)

町道沖田柿の木線分岐(8:04)

林道櫛山線分岐(8:14)

町道𨦺口横畑線分岐(8:29)
町道は、起点から約280mが桜並木になっている。見ごろは4月中旬?来春、訪れてみよう。約1.6㌔のところで、右に旧道が分かれ、サクラソウ自生地の案内板が立っている。旧道に入った先で右の歩道に入ると、左手にサクラソウの自生地保護区が現れる。説明板に、「美和のサクラソウ群落」(北広島町天然記念物2007年指定)とある。こちらの見ごろは、5月上旬から中旬らしい。旧道をたどるのが近いが、この際、新道へ戻って右(東)に取る。約270mで野地井峠へ上がる。田原(たわら)側には、一車線ギリピンの林道が下っている。ちなみに、田原ではこの峠を横吹峠と呼んでいる。枕側の作業林道入口から、熊城山北尾根へ取り付く。闊葉樹まじりのスギ・ヒノキ林の下生えは薄く、微かな踏跡も認められる。標高865mあたりまで上がると、ヒノキ林の林床はいよいよスッキリしてくる。大岩に出会ってひと上り、頂稜のササ原を分けて熊城山の山頂に飛び出す。展望はなく、東面に広い遊歩道がある。

町道𨦺口横畑線の桜並木(8:35)

旧町道分岐(8:53)

サクラソウ自生地入口(8:56)

サクラソウ自生地(9:01)

野地井峠(横吹峠)の熊城山取付(9:12)

熊城山北尾根(H865)(9:32)

熊城山北尾根(H940)で出会った大岩(9:46)

熊城山山頂(9:55)
尾根沿いの遊歩道を南にたどる。針葉樹の広場、マンサクの道、ブナの広場などの名が付いた、快適な散策路は、楽ちんそのもの。15分ほどで、左に林道灰ガ谷線への道を分ける。ちょっと寄り道してみるが、億劫になって半ばで引返す。分岐から林道までの距離は、300mぐらいだったように記憶している。

遊歩道(ブナの広場)(10:06)

林道灰ガ谷線分岐(10:10)
林道分岐下(南)の鞍部を栃ヶ畑と呼び、西の谷に道はないが、10分ばかりの辛抱で櫛山林道に出ることができる。尾根の遊歩道を上り返して約10分、櫛山に着く。消えかけた山名札が掛かるだけの、地味ーな山頂。明瞭な遊歩道は、ここまで。南へ続く主稜線に踏跡はあるが、ササや灌木が茂っている。とりわけ、樋佐毛山との間にある平坦ピークなどは、尾根筋の分かりにくいこと。ただ、東面に作業林道があるので、これをたどればずいぶん楽チンできると思う。尾根筋にこだわってヤブをこぎ、櫛山から35分を要して樋佐毛山山頂にたどり着く。ここも三角点のまわりが小さく開けるだけで、なんの見どころもない。さいわい、樋佐毛山からの稜線道は明瞭。難なく、30分ほどで椎谷峠へ降りることができた。

櫛山(丸掛山)山頂(10:34)

櫛山と樋佐毛山の間の平坦ピーク(10:54)

櫛山・樋佐毛山東面に沿う作業林道(11:05)

樋佐毛山山頂(11:12)

樋佐毛山南西尾根(H775)(11:43)

椎谷峠(下山地点)(12:03)
出会った草花

ベニウツギ(スイカズラ科)

タニウツギ(スイカズラ科)

ギンリョウソウ(ツツジ科)
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