百々山(どうどうやま)
2021.04.23 単独 
太田川交流館かけはしⓅ(7:19/27)→永代橋(7:38)→加計家裏木戸(7:40)→百々山取付(7:44)→加計家墓所(7:47)→百々山北西尾根(H250)(8:05)→百々山山頂(8:50)→百々山南東尾根乗越鞍部(9:06)→古道峠(寺尾郷の北)(9:35)→寺尾集会所(9:40)→寺尾トンネル南出口(9:51)→573峰東肩(9:58/10:05)→724.3峰取付(10:22)→724.3峰山頂(10:42)→775峰山頂(11:26)→作業林道合流(11:36)→滝山川線14(662峰山頂)(11:48)→滝山川線15(11:57)→林道水谷横山線合流(12:03)→水谷雨量観測局(12:18/39)→林道三谷塩明線分岐(13:03)→林道水谷横山線分岐(13:16)→林道神ケ尾線分岐(13:45)→百々山登山口(13:48)→谷尻橋南詰(14:35)→起点(14:51)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:7時間24分、歩行距離:約16㎞
アルバム
安芸太田町の里山歩き。今回は水谷川左岸の尾根と林道、右岸の林道をつないで周回。太田川交流館かけはしの駐車場に車を置かせてもらい、R434へ出て東進。郵便局前交差点を右折、永代橋北詰を右に取って加計家隅屋の裏木戸をめぐる。戻って、百々山隧道北出口(永代橋南詰)で右の道に入る。ほどなく、左に石段の道が分かれる。これを上がると、加計家墓所がある。門扉が閉ざされているので、手前から百々山北西尾根へ取り付かせてもらう。墓所の背戸へ巻いて、ヒノキ、スギ林の尾根を上がる。スギ林が終わる標高約520mまでは、仕事道がある。闊葉樹林になってもヤブは大したことはなく、取付から約1時間で百々山山頂に上がる。ササヤブの平坦地に、トタン屋根の祠が建ち、中に地蔵菩薩の写真が祀られている。三角点は、平坦地の中ほどでササに埋没している。西頂稜に県防災無線の反射板が建っており、横のミズナラに大きな熊だなを見る。東尾根へ下るときれいな登山道が現れ、ひと下りで乗越鞍部に降りる。左の登山道へ下り、探ってみるが、倒木などでひどく荒れている。鞍部に戻り、南東へ上り返して尾根筋の踏跡をたどる。こちらは楽ちん。

太田川交流館かけはし、加計駅跡(7:30)

永代橋、百々山隧道北出口(7:38)

加計家隅屋裏木戸(7:40)

百々山取付(加計家墓道入口)(7:44)

加計家墓所(7:47)

百々山北西尾根(標高250mあたり)(8:05)

百々山北西尾根(標高520mあたり)(8:41)

百々山山頂(8:50)

県防災無線反射板(8:57)

百々山南東尾根乗越鞍部(9:06)
乗越鞍部から約15分、寺尾越えの古道(峠)へ出る。右(南)に取るとほどなく、草生した寺尾集会所に出会う。戸口には鍵が掛かっているが、窓ガラス越しに、銀山遺跡の写真等が展示されているのが見える。また、集会所の東側には、寺尾郷の記念碑や寺尾銀山の説明板などが立っている。集会所前の道路を左(東)に取ると、民家2軒に出会うが、いずれも無住。さらにひと上りすると、三叉路になって、左が寺尾トンネル(竣工1997.3)南出口、右(南)へ舗装された広域幹線林道三谷塩明線が続いている。ということは、寺尾郷への舗装道路も三谷塩明線の支線と考えてよいのかもしれない。ともあれ、三叉路を右折する。

寺尾越えの古道(寺尾郷の北)(9:35)

寺尾集会所(銀山遺跡写真等展示)(9:41)

寺尾郷記念碑(9:40)

寺尾トンネル南出口(林道三谷塩明線)(9:51)
5分ほどで573峰東肩に至る。北面が皆伐植林地になっており、大箒山の南尾根が一望できる。舗装路は、この展望地から約400m先の峠で終わる。地形図によると、林道は先で分れ、左は津浪、右は澄合へと下っていく。で、未舗装になって約460m先の谷部より、724.3峰へ取り付く。すぐ下生えのないヒノキ林になり、東へ急斜面を直登すると、15分ほどで山頂に達した。ひざ下のササが覆う、ヒノキまじりの明るいマツ林。北のやせ尾根につづく踏跡をたどる。林床にササはつづくが、ほぼヒノキ、スギの植林尾根で、難なく775峰山頂に着く。北尾根へ下ると、7分ほどで作業林道に出た。この際、楽ちんな作業林道をたどる。10分ばかり先で、左に滝山川線14への道が分かれる。寄り道してみるが、662.0m三角点に出会うこと叶わず、見晴らしも大したことはない。作業林道へ戻って、下るとすぐ、右手の稜線へ滝山川線15への巡視路が分かれる。こちらの送電線鉄塔は、南面が開けて久地冠や笹ヶ丸山などを同定できる。巡視路を北東にたどり、林道水谷横山線との交差点に出る。峠で、横山側には横山谷川と西宗川の谷が開け、彼方に安佐北の山々が連なっている。林道を水谷側に下ること約580m、水谷雨量観測局に出会う。頃がよいので、お昼にする。

大箒山、床尾山など 573峰東肩より(9:57)

724.3峰取付(林道三谷塩明線)(10:22)

724.3峰山頂(点名:石佛)(10:44)

775峰山頂(11:26)

作業林道合流(11:36)

662.0峰山頂(滝山川線14)(11:48)

久地冠山、笹ヶ丸山など 滝山川線15より(11:57)

林道水谷横山線合流(峠)(10:03)

横山谷川、西宗川の谷 林道の峠より(12:03)

水谷雨量観測局(12:38)
雨量観測局から西へ約150m、右手ヒノキの樹間に稜線が見える。この際、尾根の北側を探ってみることに。下生えのない林床に仕事道があり、約140mで稜線に上がる。北面に作業林道があり、下っていけば林道三谷塩明線へ合流するものと思われる。五輪山の東面を一望できる。水谷横山線に戻って西へ約200m、左から三谷塩明線が合流し、約840m先で右に分かれる。水谷横山線を下っていくと、やがて水谷川に出合い、右岸沿いに林道神ケ尾線が分かれる。たどれば、水谷郷へ通じているのかもしれない。

五輪山 685峰東の作業林道より(12:49)

林道三谷塩明線分岐(13:03)

林道三谷塩明線分岐(13:16)

林道神ケ尾線分岐(13:45)
林道水谷横山線は、左岸に渡ったあと氾濫原を大きく回り込んで右岸に戻る。このカーブの南西端、支谷の出合いに百々山登山口がある。氾濫原は整地され、作業小屋風の大きな平屋が建っている。この際、登山道の様子を少し探ってみる。作業林道様の道が続くが、すぐ腰下のササが茂りはじめ、やがて倒木だらけになる。先に、鞍部から下ったときと同じ有様。納得して引返し、水谷横山線を下る。

百々山登山口(13:48)

倒木だらけの百々山登山道(14:03)
丁川稲荷神社の先で下側の町道へ移り、加計の町並みをめぐりながら起点へ還る。途中、水谷川出合に架かる橋まで寄り道。橋の名は谷尻橋(たんじりはし)。北にピラミダルな五輪山が立ち上がっている。

五輪山 丁川地区の町道より(14:31)

水谷川出合に架かる谷尻橋(14:35)
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