宮島七浦めぐりウォーキング
2021.04.19 単独 
宮島桟橋(6:35/39)→御笠浜(6:43)→清盛神社(6:50)→奥の院分岐(7:15)→広大宮島植物実験所(7:31)→下室浜(7:36)→大江ノ浦(7:58)→御床神社(8:23)→須屋浦神社(8:46)→長浦の鼻(8:57)→長浦(9:02)→江ノ尻浦(9:11)→あてノ木浦(9:20)→桃ノ木浦(9:30)→革篭崎(10:12)→山白浦(10:36)→養父崎神社(11:10)→青海苔浦(12:01/59)→ゲート(13:55)→腰少浦神社(14:06)→鷹巣浦神社(14:27)→鷹ノ巣浦(14:44)→包ヶ浦(15:19)→杉之浦神社(15:37)→長浜神社(15:49)→宮島桟橋(16:00)
軌跡図
 この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。  所要時間:9時間22分、歩行距離:約30㎞
アルバム
久しぶりの宮島一周ウォーキング。始発便(7時25分)で宮島へ渡り、7時40分に宮島桟橋を左回りにスタート。潮見表には、小潮、干潮8時23分(181㎝)分、満潮13時36分(254㎝)、とある。海岸歩きにはまことに不具合だけど、心地よい好天がそれを補って余りある。まずは、御笠浜(みかさはま)の護岸道を独り占めで歩く。次いで、すっかり干上がった玉御池(たまのみいけ)を横切って西松原へ。保存修理工事中の大鳥居は、屋根付き足場で覆われ、いつもの姿を目にすることはできない。工事の終了は2、3年先のことらしい。清盛神社にお参りして、護岸道を西進。大元橋東詰で町道(大元多々良線)に合流、西へたどる。町道は、奥の院への道(多々良奥の院線)を左に分けた先(多々良川の手前)で終わり、広大宮島植物実験所の管理道になる。10分も行くとゲートがあり、ほどなく実験所の研究棟に出会う。未舗装になった道は、約60m先で左右に分かれる。左の大川浦への山道を捨てて右に取り、室浜砲台をめぐったあと、下室浜の海岸に出る。大野瀬戸を間に、経小屋山の連なりが青空に際立っている。干潮まであと45分あまり。青海苔浦を目指した、長ーい海岸歩きがはじまる。早々に岩石海岸となり、10分ほどで大江ノ浦北の鼻に至る。大潮なら問題ないのだろうけど、アオサがすべるので、とてもへつれない。やむなく、手前の肩を攀って越える。

御笠浜(6:43)

西松原、駒ヶ林など 玉御池(入江)より(6:47)

保存修理工事中の大鳥居(6:49)

清盛神社(西松原)(6:50)

多々良潟(7:12)

奥の院分岐(7:15)

広大理学部附属宮島植物実験所(7:31)

室浜砲台跡(7:33)

下室浜(7:37)

大江ノ浦北の鼻(7:47)
鼻の南側には砂浜が広がり、大江ノ浦、大川浦、御床浦とつづく。御床浦の南側から磯が多くなるが、きわどくへつるようなところはしばらくない。須屋浦東の入江を渡ったところには、ちょこっと護岸径まである。御床神社では、神籬(ひもろぎ)が鳥居に結わえられているが、干からびて久しい。ちなみに、御床神社へ参拝したのが8時23分、これより満ち潮になる。鼻を回ると、じき須屋浦の浜。須屋浦神社にお参りして、砂州を南に短縮。長浦ノ鼻の手前からアオサ付きの岩石海岸になるも、ぎりぎり海ポチャなしで浜に出る。左手の林で鳥の鳴き声がうるさく、美しい砂浜に異臭が漂っている。見上げれば、ウミウが大営巣。うーむ、以前はなかったと思う。長浦から江ノ尻浦の南端までは、ちょっと長いけど、快適な砂浜歩き。あてノ木の鼻も問題なし。

大江ノ浦(7:56)

御床浦(8:15)

御床神社(8:21)

須屋浦東の入江(8:30)

須屋浦(8:41)

須屋浦神社(8:46)

長浦の鼻(8:55)

長浦(9:03)

江ノ尻浦(9:12)

長浦、江ノ尻浦(9:15)
全容を表した可部島を右手指呼の間に、革篭崎手前(西)の岩石海岸まで一気歩き。約1.2㌔、30分の道のり。途中、桃ノ木浦の岩石海岸を高巻くが、難しくない。問題は、革篭崎(こうござき)手前(西)の岩石海岸。潮が引いていれば何でもないところだが、滑ったら海ポチャ間違いなし。フリーの高巻きで落ちたら、全身ずぶぬれだけでは済みそうにない。観念して、沢靴に履き替える。下室浜からどこでもウォークをやっていれば、今少しスピードアップできかもしれない。

あてノ木浦(9:22)

桃ノ木浦(9:27)

桃ノ木浦の岩石海岸(9:28)

革篭崎手前(西)の岩石海岸(9:50)
もはや、満ち潮の岩石海岸なんのその。とは言っても、革篭崎から先は大ゴーロや大岩累々の海岸が多く、砂浜は青海苔(あおのり)浦までささやかな山白(やましろ)浦と養父崎(やぶさき)浦があるだけ。楽にないし、時間もかかる。おまけに先を急ぐあまり、山白浜神社へのお参りを飛ばすという失態をやらかす。ただ、東側の海岸には、透きとおった碧海、しまなみの間を航行する護衛艦や潜水艦、そして奇岩・巨岩(二子岩、八角岩、人面岩、庇岩などなど)との出会いがあり、退屈することはない。まぎれもなく、宮島一周ウォークの核心部だ。革篭崎から45分を要して青海苔の鼻にたどり着いたときには、浜には潮が満ち満ちていた。高巻いて青海苔川右岸に降り立てば、水の中に入らないで済むが、最短ルート以外の選択肢はない。愉快に胸まで浸かって青海苔浦へ上がり、神社にお参りする。おかげで、青海苔川の磧に、着替え(兼昼食)のため、約50分逗留。

可部島 革篭崎より(10:11)

革篭崎東の岩石海岸(10:18)

山白浦(10:33)

養父崎神社(11:10)

養父崎浦(11:16)

青海苔浦の鼻(12:01)

青海苔浦(12:02)

青海苔川河口(12:56)
青海苔浦神社右手(東側)の道を上がって、青海苔水源(宮島簡易水道施設)管理道路に合流。右に取って、起点までの長ーい車道歩きをはじめる。藤ヶ浦、樫ノ木浦、焼山浦の浜を足下に垣間見ながら約55分、大砂利のゲートに至る。途中、咲き誇ったヤマモガシに出会う。ちなみに、広大のデジタル博物館には、宮島での花期は7月下旬-8月中旬とある。ゲートの海側に巻き径があり、これより先は町道包ヶ浦大砂利線になる。10分ほどで腰少浦神社、さらに20分ほどで鷹ノ巣浦神社、とつづく。いずれの砂浜も広く、途中の見晴らしはとてもよい。鷹ノ巣浦までの道中では、大奈佐美島、江の島を指呼の間に眺め、旧軍遺構と出会う。鷹ノ巣浦は牡蠣殻の堆積場になっていて、見どころなし。

ゲート(13:57)

腰少浦神社(14:06)

鷹巣浦神社(入浜)(14:27)

鷹ノ巣浦(14:45)
鷹ノ巣浦から包ヶ浦への山越えは、思いのほか長く、約20分を要す。包ヶ浦自然公園では、ヤエザクラとフジが花盛り。包ヶ浦神社は、浜の北端から遥拝。杉ノ浦隧道を抜ければ、もはや宮島の市街地。杉之浦神社、長浜神社などめぐりながら、ポレポレ起点に還る。

包ヶ浦(15:25)

杉之浦神社(15:37)

長浜神社(15:49)

宮島桟橋(16:00)
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