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安芸太田町の里山歩き。今回訪ねたのは、安芸太田町上殿(かみとの)の西に連なる猿彦山。戸河内インター入口の上殿駐車場に車を置いて、R186を南進、轟大橋を渡る。行く手に高城山(たかしろやま)、太田川上流に彦八頭(ひこはちのかしら)-内黒峠を背にした可部線橋梁、顧みれば正教山(しょうきょうざん)、などの眺め。 |
安芸太田町上殿駐車場(7:15) |
高城山 轟大橋北詰より(7:19) |
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彦八頭、可部線橋梁など 轟大橋より(7:21) |
正教山 轟大橋より(7:21) |
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轟大橋から約500m、左の道に入って井仁口川を渡り、県道303号上筒賀津浪線に乗る。東方、筒賀川が出合う谷間に正教山が収まっている。県道は、井仁口川の谷を右に左に蛇行しながら高度を上げていき、小山への里道を左に分けて10分ほどで井仁トンネルの峠。約180mの隧道を抜けると、井仁の棚田集落が開ける。棚田に黄金の稲穂はないけれど、菜の花や桜が控えめに彩を沿えている。トンネル東出口左(北)の里道を上がる。集落の外れで林道となり、北へ向かう。ほどなくゲートに出会って、高城山からの主稜線を越える。 |
中国自動車道、県303 井仁口橋北詰より(7:30) |
正教山 山之廻の県303より(7:31) |
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小山分岐(県303)(7:59) |
井仁トンネル東出口(8:12) |
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井仁の棚田風景(8:22) |
林道ゲート(8:27) |
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林道は、主稜線の西横手に続き、地形図終点の約150m先で終わる。ササ原の奥に山道があり、ほどなく谷(井仁口川支谷)に行き当たる。小山集落のものと思われる取水槽に出会うが、破線径と思しき踏跡は有りや無しや。で、右手のスギ林斜面へ取り付いて主稜線に上がると、明瞭な尾根道があった。 |
林道終点(8:43) |
取水槽(8:47) |
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稜線への取付(8:49) |
稜線(9:00) |
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この際、611.5峰へ寄り道。尾根道は荒れることなく、容易に611.5峰に達す。三角点は、てっぺんの南頂稜に地味に立っていた。611.5峰北鞍部に打梨線17が建っており、巡視路が東西横手に乗り越している。林道のどこかに、取付があったに違いない。ともあれ、来た道を戻る。 |
打梨線17(9:23) |
巡視路分岐(9:25) |
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611.5峰山頂(9:37) |
611.5峰三角点(点名:井仁)(9:36) |
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北東主稜線をたどるつもりが、道なりに行って支尾根へ外す。やむなく破線径のある谷に降りると、北横手へ上がる仕事道に出合い、主稜線へ復帰できた。このあと仕事道は、692峰の南面を巻いて、田之尻(たのしり)と辺森(へもり)の乗越鞍部へ至る。巻道はササが茂って、とても歩きにくい。乗越鞍部を上り返してすぐ、猿彦山中継局管理車道に出る。右(東)に取って、猿彦山へ向かう。廃林道を左に分けてほどなく、KDDI加計基地局に出会う。車道沿いに中電猿彦無線中継所、NTTドコモ加計南基地局、NHK南加計FM中継放送所が続き、終点のてっぺんに南加計デジタルテレビ放送所が建っている。管理歩道が東肩へ下り、安芸太田町、広島県、国交省の防災無線猿彦山中継所を連ねて終わる。大茂りの廃林道へ降りる踏跡はない。即、管理車道を下ることに決す。 |
破線径のある谷(10:12) |
稜線(10:26) |
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692峰南面(10:38) |
乗越鞍部(10:47) |
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中継局管理道への合流(10:49) |
廃林道分岐(11:08) |
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KDDI、中電(手前)(11:15) |
猿彦山三角点、地デジ、NHKFM、ドコモ(11:21) |
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安芸太田町防災(11:22) |
県(左)&国交省防災(11:24) |
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管理車道は約2.5㌔下ったところで、林道辻之河原線を右に分けて、町道辺森線になる。この際、林道をちょっとたどってみる。未舗装だけど、広くて現役バリバリの様子。入ってすぐ右に廃林道を分けるが、こっちは上の入口にも増して大茂り。分岐に戻って、町道を下る。途中、加計西トンネル換気塔を北面に昼食、辺森で破線径の取付を確認、山桜が彩る692峰北面との出会い、穂坪(ほつぼ)の里道で五輪山遠望など。やがて県道304号中筒賀下線に合流し、左に取ってほどなく、殿河大橋南詰(R434、R186)に出た。太田川護岸道へ横切って顧みる。奥の稜線に電波塔が2本。上殿大橋を渡れば、起点は近い。 |
林道辻之河原線分岐(中継局管理道)(12:17) |
加計西トンネル換気塔(12:33) |
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辺森(へもり)の破線径取付(13:02) |
692峰(猿彦山西の尾根)(13:08) |
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五輪山 穂坪(ほつぼ)の里道より(13:31) |
猿彦山 高下(こうげ)の太田川護岸道より(13:37) |
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