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つづいて安芸太田町の里山歩き。今回は大箒山(おおほうきやま)の南に連なる、大平山と高鉢山。梶ノ木から床尾峠(とこおたお)までつないだ。板ケ谷チェーン着脱場に車を置いて、R191を南へ約600m、左の町道梶ノ木支線を上がる。 |
板ケ谷チェーン着脱場(7:52) |
梶ノ木分岐(R191)(7:58) |
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つづらに折り返しながら高度を上げていく。途中、無住で荒れ果てた専立寺(せんりゅうじ)と、スギ森の中でよく手入れされて佇む河内神社に出会う。道が平坦になってほどなく、左手に「梶ノ木の大スギ」を見る。説明板に、目通り幹囲10.22m、樹高36m、樹齢約800年云々とある。かつては地上約3mで東西に分かれ、それぞれ5本、合計10本の支幹が林立していたという。が、いま目にするのは、平成3年(1991)の台風19号て゛大部分の支幹を失い、残った2本の支幹とトタンで保護された大きな傷跡。平坦な横手道は南へ向かい、5分ほどで鞍部峠となり、遊谷(あぞうだに)の粒谷(つぶたに)へ下っていく。これから向かう高鉢山を顧みて、左手の尾根へ取り付く。ちなみに、この峠で町道は終わり、林道梶ノ木線になる。尾根筋は、闊葉樹林とスギヒノキ林が混交するが、下生えは薄く、難はない。約30分で尾根肩へ上がる。これより、南へ粒谷川左岸尾根が流れ、北へ大箒山主稜線が延びる。北尾根の尾根肩鞍部で、薄い乗越径に出会う。 |
専立寺(8:03) |
河内神社(8:17) |
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梶ノ木の大スギ(8:41) |
高鉢山 梶ノ木集落東端の町道より(8:45) |
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林道梶ノ木線のはじまる峠(8:47) |
乗越径(9:25) |
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乗越径に出会ってさらにひと起伏、ふたたび乗越道に出会う。こちらは東西ともスギ林の中に明瞭で、「堀割」と呼ばれている。たどれば、先の仕事径と合わさって、梶ノ木と寺領へつながるのではなかろうか。明るい闊葉樹林の北尾根には、薄く踏跡が残っており、難はない。やがて、稜線は線状凹地(せんじょうおうち)になって、左右に大岩が屹立する。その姿は惣門そのもので、あたりをうろついて奇岩巨岩に出会う。メオト岩、タテ岩、ホトケ岩など名前の付いたものもあるらしいが、同定はできなかった。 |
堀割(9:31) |
岩の惣門(9:52) |
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岩の惣門右(9:53) |
岩の惣門左(9:53) |
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岩の惣門を過ぎるころから、尾根の林床はササ原となり、やがて高鉢山三角点に出会う。見晴らしはない。これより尾根は北東に向かい、ゆるやかに起伏しながら高度を上げていく。ブナが混じる明るい闊葉樹の尾根歩きは、とても心地よい。943峰、982峰、H峰(gps標高1006m)を経て、容易に大平山山頂に達す。残念ながら、いずれのピークにも見晴らしはない。広いササ原の大平山は、三角点表示杭がないので、標石を探して右左するありさま。なお、主稜線のアルファベット名称は、「西中国山地 桑原良敏著」の概略図を参考にさせていただいている。 |
高鉢山山頂(10:18) |
943峰山頂(10:42) |
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H峰(gps標高1006m)山頂(11:05) |
大平山山頂(11:16) |
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広いササ原の大平山北東尾根はルート取りがむつかしく、北面のヒノキ林との際をたどるのがよい。G肩からは徐々に東に転じ、ササまじりの灌木ヤブを漕いでF鞍部へ下る。鞍部には乗越径がある。南にたどれば、容易に作業林道に出合うはず。微かに残る踏跡を上り返すこと約10分、ヤブのないヒノキ林のE峰(gps標高998m)に着く。主稜線は南東へ転じて965峰に移ったあと、ふたたび北東へ向い、床尾峠(とこおたお)と呼ばれる乗越鞍部に降りる。南面のイワクラ谷側には、尾根筋まで堀切作業林道あり。北面オオブナ谷側にも、すぐ下(約20m)まで作業林道が上がってきている。この際、オオブナ谷の破線径をたどってみることに。 |
G肩(gps標高972m)(11:27) |
F鞍部(11:34) |
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E峰(gps標高998m)山頂(11:47) |
965峰山頂(11:58) |
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床尾峠(12:08) |
床尾峠北面の作業林道(12:10) |
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間伐作業が行われたヒノキ林の谷に残る破線径(かつての乗越道)は、玉切り放置された伐倒木などで有りや無しやのありさま。260mばかり下って作業林道に出合い、早々にエスケープ。右に取るとすぐ、目の前に掛津山などが見晴らせる皆伐植林地が開ける。が、作業林道は横手つづらに折り返して延々、オオブナ谷左岸の林道松原線へつながるもよう。とても道なりにたどる気にはなれず、イバラ灌木まじりのササヤブへ短縮。ズボンや靴が少々悲鳴を上げていたけど、それなりに楽をして松原林道へ合流。約4㌔の道のりを約55分かけてポレポレ歩き、林道の起点、R191旧道の虫木峠の北側に出る。左(南)に取って峠を越え、旧道をたどる。倒木などで車の通り抜けができないので、実に快適。左手に、たおやかな大平山稜線を眺めながらの下り道、言うことなし。R191に合流してからの車の喧騒にはちょっとがっかりだが、板ケ谷橋、茶屋ヶ谷橋、犬ヶ谷川橋、丈ヶ谷川砂防堰堤委などめぐりながら、起点に還る。 |
オオブナ谷の破線径(12:18) |
オオブナ谷を横切る作業林道(12:20) |
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掛津山など 作業林道より(12:22) |
林道松原線終点(12:33) |
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林道松原線起点(13:45) |
大平山 旧R191より(13:58) |
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旧R191分岐(14:03) |
丈ヶ谷川の砂防堰堤(14:14) |
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