十方山(じっぽうざん)丸小頭(まるこかしら)彦八の頭(ひこはちのかしら)
2021.01.25 単独 
二軒小屋Ⓟ(7:44/50)→廃バス(8:10)→横川国有林看板(8:18)→シシガ谷ルート分岐(8:34)→水越峠(8:46)→展望地(9:30)→十方山北峰(9:39)→十方山南峰(10:49/59)→論所(10:04)→奥三ツ倉(10:17/25)→中三ツ倉(那須分れ)(10:34)→展望地(10:47)→二股一杉(10:53)→丸小頭(11:08)→藤本新道分岐(11:42)→彦八の頭(12:06)→藤本新道分岐(12:25/46)→恐羅漢公園線(13:06)→起点(13:19)
軌跡図
所要時間:5時間29分、歩行時間:約12.5㎞ 
  この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。
アルバム
久しぶりに、水越峠から十方山北側尾根へ周回。起点の二軒小屋駐車場には、3台の先行車両あり。天気は好晴、気温も低くて雪山歩きには願ってもない条件だ。さっそく、スノーシューを履いて十方林道をたどる。雪は融けて減っているが、よく締まり、ほとんど沈まない。なじみの、廃パス、横川(よこごう)国有林看板、シシガ谷ルート分岐、旧羅漢山取付を経て、難なく水越峠に達す。起点から約55分、深雪だとこうはいかない。9年前でも、1時間20分を要しているのだから。勇躍、左手の急斜面へ取り付く。

二軒小屋駐車場(7:51)

廃バス(8:10)

横川国有林看板(8:18)

シシガ谷ルート分岐(8:34)

旧羅漢山取付(8:37)

水越峠(8:46)
MSRスノーシューの場合、ちょっとした急斜面なら、テレベーターを立てればわきゃーない。上がったスギ林の尾根筋は明瞭で穏やか。シシガ谷を詰めるより、こっちの方がよほど楽で心地よい。やがて闊葉樹尾根になり、開けた展望地へ出る。北西眼前に恐羅漢から横川越(ボーギのキビレ)にかけてのたおやかな稜線が広がり、焼杉山の両肩に広見山と半四郎山の白い頂稜を見る。バカ尾根を南東にひと登り、十方山北峰へ上がる。見晴らしはないが、冬ならではの明るい雪の広場。広い頂稜を南へ約400m、おなじみの南峰に着く。十方見晴るかす眺めに、言うことなし。しばし山座同定を楽しんで、奥三ツ倉へ向かう。論所の雪は健在、どこでもルート。

恐羅漢山、旧羅漢山など 展望地より(9:31)

焼杉山など 展望地より(9:32)

十方山北峰(9:39)

十方山南峰(9:50)

吉和冠、寂地山など 十方南峰より(9:50)

立岩山、阿弥陀山など 十方南峰より(9:51)

奥三ツ倉 十方南峰より(9:51)

論所(10:06)
奥三ツ倉からの眺めも悪くない。十方南峰を前衛にした冠・寂地山塊&羅漢山、北尾根から眺める市間山や天上山など。

奥三ツ倉山頂(10:17)

中三ツ倉 奥三ツ倉北面より(10:25)
奥三ツ倉から中三ツ倉までは約15分。那須分れの標識があるだけの樹林ピークに見晴らしはない。10分ばかり北尾根を下ったところに展望地あり。北に広がる景色は、深入山、苅尾山など、左手の砥石川山後背には、弥畝山塊の風車群が見える。展望地からひと下りした平坦尾根で、二股一本杉に出会う。風雪やガスで見通しの悪いときは、とても頼りになる道しるべだ。

中三ツ倉(那須分れ)(10:35)

深入山、苅尾山など 展望地より(10:47)

砥石川山 展望地より(10:48)

二股一本杉(10:53)
次の丸子頭は、頂稜が東西に細長く、てっぺんが主尾根から100mばかり西にある。展望はなく、地味な山頂。主尾根の縦走路へ戻って、1152峰を越え、北から北東に尾根筋を下っていくと、藤本新道の分岐へ出合う。時刻は11時40分過ぎ。この際、彦八の頭(ひこはちのかしら)まで足を延ばすことにする。気温が上がり、スノーシューがズボズボ沈み始めている。で、カザゴヤキビレを上り返すのは、楽にない。大汗をかいて頂稜に上がると、展望地あり。東面が開け、正教山(しょうきょうざん)などを同定。東に約120m、彦八の頭に到着。こちらも東面に見晴らしよく、市間山や天上山などを同定す。立岩山の左肩に大峯山がちょこっと顔を覗かせている。藤本新道分岐へ戻って、昼食。すっかり蘇り、新道を下れば、恐羅漢公園線の取付まで20分かからない。起点まで、10分ひと歩き。

丸小頭山頂(11:08)

藤本新道分岐(11:42)

正教山など 展望地より(12:03)

彦八の頭山頂(12:06)

市間山など 彦八の頭より(12:07)

藤本新道取付(恐羅漢公園線)(13:08)
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