苅尾山(かりうざん)掛津山(かけづやま)
2021.01.17 単独 ☃
芸北高原の自然館前(7:47/8:04)→苅尾山ウマゴヤ谷ルート取付(8:30)→林道菅原線終点(雪霊水)(9:33)→苅尾山(9:47)→1123.4峰(10:25)→猿木峠(10:41)→林道土嶽線(10:46)→掛津山(11:28)→芸北八幡デジタルテレビ放送所(11:36)→土草峠(12:06)→二川キャンプ場管理棟(12:24)→駄原二川線→一本松(12:47)→起点(13:00)
軌跡図
所要時間:4時間56分、歩行距離:11.4㎞  
  この地図は、国土地理院地形図を利用したものである。
アルバム
雪があるうちに苅尾山-掛津山をスノーウォーク。芸北高原の自然館前に車を駐める。あいにくの風雪。とても寒いが、雪は少ない。先行者なし。さっそく、スノーシューを履いて千町原へ出る。苅尾山には重く雪雲が垂れ、雪原に雪が舞っている。雪原は凍みてよく締まり、ほとんど沈まない。快適とはいかないが、楽ちん。

芸北高原の自然館前(7:59)

千町原(8:10)
起点から約25分でウマゴヤ谷の夏道ルートへ取り付く。古いトレースがあり、使わせていただく。ウマゴヤ谷を渡ると、トレースは谷の左岸沿いに続いていた。しばらくたどるが、これを捨てて尾根筋を上がる。たぶん、冬はこれが正解だと思う。ブナの老樹をめくりながら約50分、林道菅原線終点に着く。雪霊水は雪に埋もれているが、流出口は健在。霊水がチョロチョロ落ちている。それにしても、GPSの軌跡と地形図の林道終点位置が合わない。どうしたものだろう。

ウマゴヤ谷ルート取付(8:30)

ウマゴヤ谷(8:41)

林道菅原線終点(9:53)

雪霊水(9:34)
夏道ルートをひと登りして、苅尾山山頂へ上がる。大岩に厚い雪帽子はなく、腰から下が隠れているだけ。風雪の山頂に見どころなく、早々掛津山へ向かう。この際、北東から北へ流れるバカ尾根のルート取りは難しい。毎度のことであるが、此度も古いトレースに惑わされて、右に行ったり左に行ったり。地形図と磁石を信じて、北東から北の尾根筋を外れてはならない。1123.4峰から掛津山への尾根筋は明瞭で、難しくはない。雪がゆるんで少々潜るが、難はない。猿木峠、土嶽林道984標高点を経て、掛津山南西尾根へ取り付く。

苅尾山山頂(9:48)

1123.4峰(10:18)

猿木峠(10:41)

土嶽林道から掛津山南西尾根への取付(10:48)
闊葉樹林斜面の直登は、雪山でしかできない。夏道は何処だかはっきりせず、方位を外さないように歩きやすい処を上るだけ。土嶽林道を横切り、密なカシワの純林を潜って、やっとこさ掛津山山頂に達す。東面の芸北国際おーひらエクスプレスリフト終点に賑わいはない。このままは廃業になるのだろうか。今シーズンはそれなりに雪があるというのに…。北尾根の肩ピークで電波塔群をめぐり、北西尾根へ下る。この北西尾根の下り、はじめは簡単だけど、標高1020mの尾根肩あたりからが厄介だ。雪のついたブナ尾根に、主尾根支尾根の区別は難しい。いっつも同じところで間違っている。右に左に迷走して、土草峠へ降りる。土草峠から二川キャンプ場入口まで、スノーモービルのトレースあり。何という僥倖!遠慮なくたどらせていただく。

土嶽林道横断地点(11:13)

掛津山山頂(11:28)

芸北国際おーひらエクスプレス(11:24)

芸北八幡デジタルテレビ放送所(11:36)

土草峠(12:06)

二川キャンプ場管理棟(12:24)
駄原二川線にスノーモービルのトレースはなく、疲れた体(毎度の腰痛)に鞭打って、右左右左、足を出す。なじみの霧ヶ谷の雪原も、一本松もゆっくりめぐるゆとりなどない。年だなぁ。

霧ヶ谷湿原(12:39)

一本松(12:47)
 
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