津和野街道(栗栖-生山峠)
 
2020.12.18 単独  
悪谷口西側のR186非常駐車帯(7:18/21)→栗栖観音原の旧津和野街道入口(7:57)→観音堂(8:04)→頭岩(8:44)→茶屋床(9:07)→かご立岩(9:24)→松ヶ峠(9:31)→悪谷休憩所(9:39)→越ヶ原(10:08)→板押橋(10:31)→悠遊の里羅漢山取付(10:58)→狼城(11:19)→羅漢山(11:54/12:02)→不知火の杉(12:17)→羅漢高原入口(12:40/58)→県119→生山峠(13:22)→境ヶ峠(13:41)→板押峠(13:57)→出合橋(14:55)→R186→起点(15:22)
 
 軌跡図
歩行時間:8時間00分、歩行距離:26.5㎞  
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。
アルバム
津和野街道ウォーキング。今回は栗栖から生山峠(なまやまだお)まで。悪谷口西側の非常駐車帯に車を駐めて、R186を津田方面へたどる。旧津和野街道入口のある栗栖観音原まで35分を要す。さっそく旧津和野街道に取り付く。

悪谷口西側の非常駐車帯(R186)(7:20)

栗栖観音原の旧街道入口(7:58)
イワタ木工、栗栖貯水池を経て観音堂に至る。旧街道入口より約5分。観音堂の中には、大きな石が祀られている。お堂から約25mのところに案内所のような小舎が建ち、石畳まじりの古道がはじまる。

観音堂(8:04)

旧津和野街道に残る石畳道(8:16)
観音原川に沿う道は、よく整備されて歩きやすい。頭岩、観音滝とめぐり、茶屋床と呼ばれる休憩東屋を過ぎると、横山北尾根を横手に回り込んでいく。北面の尾根筋には、かご立岩と呼ばれる大きな岩がある。津和野藩参勤交代の折、殿様の駕篭をこの岩に下して休んだという。また、この横手道は北に安芸、周防、岩見の山々が見渡せたことから、「三国横え(よこえ)」と呼んで親しまれたという。今は、鬱蒼としてその面影はない。

頭岩(8:44)

観音滝(8:48)

茶屋床跡に建つ休憩東屋(9:06)

かご立岩(9:24)
北尾根を西へ回り込んだ支尾根乗越を松ヶ峠(まつがたお)と呼び、横山からの踏跡が合流している。南にひと下りして悪谷へ降りる。左岸に立派な休憩所が建ち、林道悪谷線が通っているが、工事中のため下流域へは立ち入れない。

松ヶ峠(9:32)

悪谷休憩所(9:40)
林道を左(南)に取って約270m、右の支谷に旧街道が分かれる。谷を詰めて平坦鞍部を越えると、左手に荒れ野が広がる。越ヶ原(こせがはら)と呼ばれるところで、かつてここには水田が開かれ、人の営みがあったという。越ヶ原北端の分岐を右に取って、道なりにたどる。地蔵石仏の祀られた峠を乗り越し、中道の市道根木の骨(ねきのこつ)線に出る。案内標識に従って板押橋を渡ると、ふたたび古道になる。

越ヶ原(10:08)

越ヶ原から中道越えの峠(10:18)

市道根木の骨線(中道)(10:25)

板押橋への里道(10:29)
約600mで板押峠南西の悠遊の里道路へ合流する。津和野街道は、右へ行った板押峠から県道119号佐伯錦線になって、生山峠へと続く。この際、左に取って羅漢山を越え、西から生山峠を周回することに。300mばかり先の分岐を右に取って300m、左に羅漢山への道が分かれる。取り付くと、8分ほどで登山口休憩所に出会う。登山道をたどれば、ほどなく羅漢山の主稜線(東尾根)、右(西)に取り、なじみの狼城や羅漢山レーダーに出会って山頂に至る。途中、雪をかぶったササに道を閉ざされ、ちょっこし難儀する。

板押峠南西の悠遊の里道路(10:49)

悠遊の里の羅漢山取付(10:58)

羅漢山登山口に建つ休憩所(11:08)

狼城(11:19)

羅漢山レーダーの東側登山道(11:52)

羅漢山山頂(11:57)
山頂展望台の四周に広がるのは、西中国山地と廿日市の山々、そしてランドマークのレーダードーム。寂地・冠山塊はかなり白い。今冬は雪山歩きが楽しめそうだ。

寂地・冠山塊 羅漢山山頂より(12:00)

小五郎山 羅漢山山頂より(12:02)

大野方面の山なみ 羅漢山山頂より(12:00)

羅漢山山頂(12:00)
西尾根のハイキングルートを下る。5分で不知火杉展望地、ハイランドロッジのある羅漢高原の入口まで30分かからない。水芭蕉池ほとりのベンチで、昼食。日差しはあれど、寒い寒い。早々に県道119を北進、生山峠へ向かう。路面がツルツルに凍って、歩きにくい。思いのほかきつく、25分を要してようやく峠に達す。宇佐郷側左手(北側)に旧津和野街道の取付あり。また、中道側右手に羅漢山レーダーなどへの管理道が分かれている。生山峠から17分ほど下ったところで県境尾根(羅漢山北尾根)を乗り越す。ここは境ヶ峠(さかえがたお)と呼ばれるが、案内板や国土地理院地形図には生山峠の表示がある。どう考えても、生山峠は芸石往還の最高所にあるのがふさわしい。

不知火杉展望地に建つ休憩所(12:17)

羅漢高原入口(12:41)

生山峠(13:22)

境ヶ峠(13:42)
あとは起点まで舗装道路をひたすらウォーキング。途中の見どころは、板押峠、中道集落、出合橋、羅漢渓谷など。約6.7㌔、1時間15分の道のり。

板押峠(13:57)

出合橋(14:55)
HOME 山行記録 TOP