

浜田市金城町の里山歩き。雲城山・嵩山(たかやま)の周回と、金木山のピストン。はじめに雲城山。西七条上来原(かみくるばら)線の駐車帯に車を駐めて、東進。10分ほど先で山根谷川に沿う七条36号線が右へ分かれ、雲城山青原ルートがはじまる。
西七条上来原線の駐車帯(7:39)	青原ルート入口(7:50)

約340mで未舗装の砂利道になる。さらに660m、入口から約1㌔のU字カーブで市道は終わり、作業林道になる。作業林道は、左に右に分岐するが、尾根沿いの道を選ぶ。途中に休憩ベンチが3つ、一帯は皆伐植林地。かつては素敵な眺めが広がっていたのだろうが、樹木が育った今、それはない。ススキが茂る植林尾根に作業道(登山道)がジッグザッグに開かれ、スギヒノキ林の奥に雲城山の頂稜がある。
舗装道路終点(7:56)	分岐(8:17)

二つ目の休憩ベンチ(8:24)	北支尾根へ開かれたジッグザック登山道(8:34)

標高470mあたりまで高度を上げて顧みれば、足下に「きんたの里」など、彼方に島ノ星山から大江高山の連なりが広がっている。スギヒノキ林の中に入ってひと上り、頂稜で右(北西尾根)へ伊木ルートが分かれる。闊葉樹の明るい頂稜を左へ2分、雲城山のてっぺんに着く。広く開けた平坦地の北側に、単管パイプで展望台が組まれている。雲城まちづくり委員会のご尽力によるもので、竣工は平成28年4月。上からの眺めは、南東180度申し分なし。残念ながら、西の漁山は樹間にあり、大麻山までは見えない。東尾根に上来原への道がある。
島ノ星山、大江高山など　北支尾根より(8:43)	伊木ルート分岐(8:58)

雲城山山頂(9:00)	金木山　雲城山山頂より(9:01)

大崩山、大佐山など　雲城山山頂より(9:01)	弥畝山、掛山など　雲城山山頂より(9:02)

来た道を戻って伊木ルートへ入る。虎ロープが張られた急坂を下り、小鞍部を上り返したピークが590峰。雑木林の平坦尾根に大小の岩が露出している。道はよく踏まれて明瞭。市民憩いのハイキングコースになっているようだ。嵩山第二ピーク、第一ピークと、ゆるやかに高度を下げ、やがて金城連絡線68に出会う。心地の良い尾根道だけれど、見晴らせるところはない。鉄塔から最後のひと下り、難なく林道長見東線の登山口へ出た。東にたどると、七条口で市道青原伊木線になる。赤谷川右岸から嵩山の連なりを見て10分、出発点に還る。まだ10時半過ぎ、この際、金木山にも登ってみよう。
590峰山頂(9:22)	嵩山第二ピーク(9:35)

嵩山第一ピーク(9:46)	金城連絡線68(9:59)

伊木ルート登山口(10:04)	嵩山七条口の青原伊木線より(10:24)

県道52号弥栄旭インター線の小国7号線分岐のスペースに車を駐める。県道を西へ130m、大明神橋東詰めで右(北)の小国4号線へ入る。大歳谷川に沿う道は、約980mで未舗装になる。途中、小振りなトユ状斜滝二つに出会う。県道から約1.4㌔のところで、右から山道が合流する。ここが金木山登山口。祠あり、フィックスロープありの落葉絨毯のハイキングコースが山頂まで続く。30分弱の道のり。短くて簡単だけど、急なのでひと汗かく。
最中山神社前の小国7号線分岐(県52)(10:56)	小国4号線分岐(県52)(10:59)

舗装路終点(小国4号線)(11:11)	金木山登山口(11:17)

祠(11:21)	金木山登山道(11:27)

稜線(11:41)	金木山山頂(11:45)

山頂域は、南北に細長い。きれいに刈り払われて開け、素敵な展望園地になっている。東眼前に雲城山、その後背に漁山と大麻山。北に目を移せば、島ノ星山から大江高山の連なり。そして、南に弥畝山から掛山にかけての風車群。浜田市・江津市の山々に親しみながら、至福の昼食タイムを過ごす。復路の所要時間は30分ばかり。
雲城山、漁山など　金木山山頂より(11:46)	大江高山、島ノ星山など　金木山山頂より(11:47)