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三倉岳ハイキング。先週の中の岳岩稜登攀は、たどるのが精いっぱいで、道中の眺めに親しむゆとりなどなかった。で、この際、久しぶりにハイキングコースをたどってみることに。10時過ぎ、三倉平駐車場を出発。天気は好晴、ウィークデーなので先行者の車は少ない。Bコースへ取り付く前に、休憩所(コロナ禍で閉鎖、中には入れない)へ立ち寄り、2020年版三倉岳クライミングガイド(両粂氏著)を分けていただく。広場から、上の岳、中の岳、下の岳の峨々とした岩峰をしばし眺めやる。 |
三倉平Ⓟ(10:02) |
三倉岳 休憩所前の広場より(10:07) |
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Bコース登山口の手前(右手)に、とてもモダンなトイレが新設(2020.3)されている。Aコース分岐、4合目小屋分岐、休憩ベンチのある展望岩(樹間に燕山や傘山などが見える)、6合目の源助崩れ分岐、ABCフェースなどをめぐり、7合目を過ぎてほどなく、右手に「青白ハング」が立ち上がる。そして、踏跡がハイキングコースから横手(左)に分かれ、入口で「門前払い」が待ち受けている。踏跡をたどるとほどなく、中の岳岩稜ルートの取付「取付テラス」に至る。岩稜の裂け目を突っ張ってテラスに上がる。東に上の岳正面壁、西にマラカリタワーなどを眺める。僕の場合、北へ立ち上がる岩稜に人口登攀なしで取り付くなど、とうてい叶いそうにない。 |
燕山とモダンなトイレ(10:15) |
Aコース分岐(10:27) |
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4合目小屋分岐(10:33) |
展望岩(休憩所)(10:37) |
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門前払い(10:54) |
中の岳岩稜.ルート取付(11:04) |
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マラカリタワー 取付テラスより(11:05) |
上の岳正面壁 取付テラスより(11:05) |
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ハイキングコースに戻って、「みゆきのさしみ.10d」「男はつらいよ.10d」などの難ルートをめぐりながら、急な石段の道を登る。約10分で上の岳と中の岳の鞍部に至り、まずは上の岳へ。山頂に見晴らしはなく、南陵を70mばかり下って、先週たどった中の岳岩稜を眺めやる。よくまあ登ったこと。 |
上の岳と中の岳の鞍部(11:20) |
上の岳山頂(11:22) |
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中の岳岩稜上部 上の岳より(11:26) |
中の岳岩稜下部 上の岳より(11:26) |
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絶佳の岩峰ピーク、中の岳山頂に立ち、上の岳と下の岳の岩稜を眺めやる。あんなところをどうやって登るんだろう、など思いながら下の岳へ。中の岳西鞍部から下の岳へのハイキングルートは、鎖場の鎖が腐食しているためトラロープが張られて立入禁止になっていた。この際、自己責任で通らせていただく。ゴメンナサイ! |
上の岳と中の岳の鞍部(11:32) |
中の岳の鎖場(11:34) |
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中の岳山頂(11:37) |
中の岳岩稜最終ピッチ 山頂より(11:38) |
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上の岳岩稜 中の岳より(11:38) |
下の岳 中の岳より(11:39) |
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中の岳と下の岳の鞍部(11:41) |
下の岳の鎖場(11:48) |
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下の岳山頂も樹木に遮られ、北西に三倉岳越しの横山、羅漢山、吉和冠山の眺めがあるだけ。で、ここも南東岩稜へ約50m下って、上の岳と中の岳の岩稜をつぶさに瞰下する。何ともみごとな岩稜である。見晴らしの良い岩稜に陣取って昼食をすませ、9合目小屋鞍部から三倉岳三角点周回ルートを経て、Aコースへ下る。 |
下の岳山頂(12:23) |
三倉岳、羅漢山など 下の岳より(12:22) |
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中の岳、上の岳岩稜 下の岳より(11:56) |
9合目小屋(下の岳西鞍部)(12:26) |
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三倉岳三角点(12:30) |
下の岳 三倉岳展望地より(12:34) |
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途中、8合目手前で左の踏跡に入り、下の岳奥壁をめぐる。こんなところどうやって登るんだろうか。4合目小屋から眺める下の岳下部(グレータワー)の姿もよい。この際、Bコースに戻らないでAコースを下り、林道小栗林線に出て起点に還った。 |
奥壁左下部(12:53) |
下の岳下部(グレータワー)(13:22) |
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4合目小屋(13:20) |
Aコース登山口(13:37) |
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