朝日山(あさひやま)多井山(おおいやま)在屋山(ありややま)鷹巣山(たかのすやま)
単独 2020.10.25 
新町市営駐車場(7:30/43)→朝日橋(8:01)→南西条竹原線72(8:18)→394m標高点北西の朝日山南西主尾根分岐(9:18)→成井ルート分岐(9:25)→中電反射板(9:39)→朝日山(9:43/53)→国交省朝日山無線中継局(10:04)→竹原火力線26(10:20)→宿根林道合流(10:25)→多井山取付(10:57)→竹原火力線29(11:45)→竹原火力線31(12:05/47)→多井山(473.1峰)(13:02)→鷹巣山寺谷ルート合流(135:41)→鷹巣山(13:52)→在屋山(427.9峰)(13:51)→南西条竹原線66(14:44)→下山地点(15:01)→R185→起点(15:55)
軌跡図
所要時間:8時間11分、歩行距離:約17㎞ 
 この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。
アルバム
前回に続いて竹原の里山歩き。今日は師匠に岩トレに誘われていたのだけれど、母の右手中指がひょう疽(化膿性爪囲炎)を起こしたため、やむなく辞退。が、日曜日の病院対応は必要ないことになり、急に思い立った山行である。竹原市の新町市営駐車場を、7時43分にスタート。天気は好晴、賀茂川に架かる朝日橋を渡って、竹原中学南側の通りを西へ。
新町市営駐車場(7:45) 朝日橋&竹原中学(7:59)
右(北西)の成井ルートを捨てて、南西の道を上がっていくと、コンクリートで簡易舗装された狭い道になる。峠で舗装は終わり、草生した道が大井へ乗り越している。峠の右(北西)側に南西条竹原線72の鉄塔があり、横手道が西に向かっている。峠越えの古道なのかもしれない。ともあれ、古道を外れて雑木林のバカ尾根に取り付く。シカが歩き回っているので下生えはなく、楽ちん。標高270mあたりから、とぎれとぎれの仕事道まで現れるが、喜びもつかの間。コシダの密叢地帯に出会う。大ヤブ漕ぎを覚悟したが、左の谷側に迂回すると、難なくクリヤーでき、以後大過なし。やがて394峰、朝日山の南主尾根に乗る。ひと下りした鞍部で成井ルートに合流し、北へ上り返すと、宿根林道へ飛び出した。
南西条竹原線72(8:18) 朝日山南枝尾根(H270)(8:38)
朝日山南枝尾根(H290)(8:50) 南主尾根分岐(9:18)
成井ルート分岐(9:25) 成井ルートへの取付(宿根林道)(9:28)
右に取って約110m、U字カーブの突端に成井ルート(朝日山南東面を横手に行って東頂稜を上がる道)の続きがある。たどると、5分ほどで中電反射板に出会う。東面が開け、平家山や幸崎竜王山を眺めることができる。反射板のすぐ上が朝日山の頂上広場。広い桜の園地に休憩東屋と展望台が配され、てっぺんに千手観音堂。その東側の芝生の平坦地に三角点が立っている。展望は南と北にあり、瀬戸のしまなみ、賀茂の台地を見晴らせる。そして、南西眼前に存在感を放つ国交省の電波塔あり。
遊歩道取付(宿根林道)(9:31) 中電反射板(9:39)
平家山など 反射板より(9:40) 朝日山山頂(9:43)
広島空港など 朝日山山頂より(9:52) 国交省電波塔 朝日山山頂より(9:53)
北西の遊歩道に入るとすぐ分岐、右は中通と宿根へ下る北尾根の道、左に取り宿根林道終点に出る。広い駐車場が整備され、簡易トイレが二つ置かれている。林道を約70m下ったU字カーブの突端に破線径の取付あり。入ると、荒れた道が右横手に続くも、尾根筋の踏跡は薄い。かまわず5分ひと下り、竹原火力線26に出会う。西方の送電線筋が見通せて、これから向かう多井山塊が一望できる。北西にバカ尾根をもうひと下り、宿根林道へ飛び出す。林道を道なりに下り、宿根集落で梅林園の道に入る。最初の里道分岐を左に取って、猪鹿防護柵を潜った先に破線径の取付があった。立派な仕事道は、ほどなくシダ藪で閉ざされる。右に寄っても左に寄っても、先のコシダ藪のようにはいかず、上へ行くには突っ込むしかない。身の丈を超すシダの密叢をかき分けると、雲霞のごとく胞子が舞い上がる。同じ仲間のワラビに発がん性物質プタキロサイドが含まれることを思うと、心地はよくない。10分ばかりで難行苦行から解放され、竹原火力線29の建つ開削地へ出た。
宿根林道終点(10:02) 北西支尾根取付(宿根林道)(10:08)
多井山塊 竹原火力線26より(10:18) 宿根林道合流地点(10:25)
多井山への分岐(宿根)(10:45) 猪鹿防護柵ゲート(10:50)
シダ藪で閉ざされた仕事道(11:23) 竹原火力線29(11:46)
これより、遊歩道のような巡視路が尾根に沿う。とりわけ、鉄塔30から31の送電線筋は広く切り払われて快適。鉄塔31のピークには、大崎上島、大三島などの眺めがある。また、鉄塔31の西側は広く伐採されており、野呂山、灰ヶ峰、龍王山、鷹巣山などを同定できる。頃はよし、伐採木で仮設ベンチをこしらえて、至福の昼食タイム。
竹原火力線30から31への巡視路(12:01) 竹原火力31(12:16)
体中に纏わりついた枝葉を一掃、すっかりよみがえって、南尾根の破線径をたどる。巡視路はほどなく西の枝尾根に分かれるが、南主尾根の仕事道もそれなりに明瞭。鉄塔31のピークから10分ほどで多井山山頂に着いた。マツ雑木に囲まれた小さな平坦地に三角点が立っている。西に約300m向かったあと南に転じて、在屋山から南東に流れる多井山主尾根をたどる。荒れているが踏跡はあり、在屋山北尾根鞍部で鷹巣山寺谷ルートになる。在屋山から南西に流れる支尾根の肩が鷹巣山の頂上。マツ林に囲まれた平坦地に小祠あり。南東面に見晴らしがあるが、樹木が育ってあまりよくない。引き返して在屋山のてっぺんに立つ。明るくて広い平坦地に展望なし。
多井山山頂(12:24) 鷹巣山寺谷ルート分岐(13:41)
鷹巣山山頂(13:52) 在屋山山頂(14:00)
在屋山から先の仕事道も茂って分かりにくいところあり、右に左にちょっこし迷走。30分ばかり高度を下げると道らしくなって、南西条竹原線66に出会う。鉄塔の間に契島や神峰山(かんのみねやま)など、その彼方に伊予の山なみが霞んでいる。鉄塔66から約130mで左に破線径(巡視路)が分かれるが、この際、南東の踏跡を下る。ほどなく荒れた仕事道になって谷間の里道へ合流、両サイドに墓地を見て車道に出た。あとは東に向かって道なりに起点へ還るだけ。
南西条竹原線66(14:44) 在屋山下山地点(15:01)
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