青光井山尼子陣所跡(あおみついやまあまこじんしょあと)・妻坂峠・五龍城跡
 
単独 2020.06.09 
安芸高田市役所(6:17/25)→青山取付(6:42)→青山城本丸跡(7:34)→林道の峠(8:14)→光井山城本丸跡(8:30)→光井山北麓下山地点(8:53)→相合1集会所(8:00/17)→宮崎神社(9:28/35)→山部集会所(9:50)→甲山と郡山の鞍部峠(10:02/07)→琴山神社鳥居(10:25)→妻坂峠分岐(10:32)→妻坂峠(11:04)→ヘリ荷吊場(11:24)→大渡橋(11:37)→五龍城跡登り口(11:57)→宍戸司箭神社(12:04/21)→五龍城本丸跡(12:34)→智徳橋北詰(県52)(12:48)→R54→吉田大橋北詰(12:36)→大江橋西詰(13:52)→起点(14:18)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:7時間53分、歩行距離:23.3㎞

アルバム
西浦から田口までの広島県自然歩道を歩いた。ついでに沿線の古城跡めぐり。早朝、安芸高田市役所の駐車場にそーっと車を置く。まずは青光井山尼子陣所跡へ。太郎丸集会所の交差点を左(南西)に取り、青山北東尾根に取り付く。踏跡はないけど、シカの食害でどこでもロード。ひと上りするとヒノキ林になって、階段状の曲輪跡が続くようになる。釣井の跡に出会ってほどなく、青山山頂に着く。樹木の育った広い削平地に展望はないが、ここは天文9年(1540)郡山合戦時の尼子軍陣所本丸跡。南面は切岸で、南西に流れる尾根に土橋が渡されている。

青山 太郎丸集会所交差点より(6:36)

青山北東尾根取付(6:41)

階段状曲輪の跡(7:23)

釣井跡(7:31)

青山山頂の主郭跡(7:35)

青山城主郭跡南面の切岸(7:42)
西から北西にのびる主尾根をたどって光井山へ。明瞭な曲輪跡はなく、雑木の茂るところもあって、快適な尾根筋ではない。主郭の帯曲輪(虎口)から約27分、吉田と常楽寺を結ぶ林道の峠に出た。向いの尾根に上り返すと踏跡があり、15分で光井山の山頂に上がる。削平地の西側に基壇跡のような石組がある。周りは切岸帯曲輪。西尾根に曲輪跡が続くらしいが、割愛。北東尾根の肩に三角点が立っていた。踏跡が北東尾根へ続くが、この際、北面の支尾根から谷筋の破線径へ下る。難はなく、ほどなく明瞭な仕事道が現れて、西浦川右岸の里道に出た。

林道の峠(8:15)

光井山山頂の主郭跡(8:30)

光井山三角点(8:37)

光井山北麓下山地点(8:54)
左岸に渡って北進、市道交差点(相合1集会所西側の角)を右(東)に取る。これより自然歩道ルートで、県道6号吉田邑南線に合流して約500m、宮崎神社参道入口の横(東)から左(北)の里道に入って県道326号原田吉田線へ抜ける。この際、宮崎神社へ寄り道。参道石段の急なこと、半端ではない。大汗をかいて参拝する。

光井山 相合1集会所西側の市道より(8:16)

宮崎神社参道入口(9:28)

宮崎神社拝殿(9:32)

広島県自然歩道分岐(9:35)
自然歩道は山部(やんべ)集会所前で右の里道に入り、甲山と郡山の鞍部峠を越える。鞍部峠の外堀側に、郡山城羽子の丸跡への取付があった。外堀では、琴山神社の参道を下ってR54へ合流。狭い歩道を北に約550m、妻坂峠越えの道が左に分かれる。幹線国道の喧騒から開放されてほどなく、平原山神社に出会う。四軒屋地区の氏神様か。芝生の境内はとても感じがよく、神楽小屋らしきものあり。谷沿いの道が左に分かれるが、右の道を行く。東の谷へ移ってほどなく、ちゃんとした林道は終わり、荒れた作業道になる。ため池に出会ってガレた道を約300m、妻坂峠へ上がる。かつての要路も、近時使われている様子はない。

甲山 山部集会所前より(9:50)

甲山と郡山の鞍部峠(10:07)

琴山神社鳥居(10:25)

麦坂峠分岐(10:32)

平原山神社(10:34)

四軒屋側林道終点(10:44)

ため池(10:56)

麦坂峠(11:04)
田口側もはじめ荒れるが、200mばかりできれいな仕事道になり、ほどなく作業林道がはじまる。ついには広い林道になって、できたばかりのヘリ荷吊場に出会う。近いうちに架線(がせん)工事がはじまるようだ。田口橋(田口川)、大渡橋(本村川)を渡り県道4号甲田作木線に合流する。越し方を顧みれば、宍戸大明神の深緑の社叢が高小屋山山塊を背に際立っていた。自然歩道はこれより左(北)に向かうが、右(東)に取って五龍橋経由でR54へ出る。この際、右手に連なる五龍城跡に寄り道しない手はない。

田口側林道終点(11:19)

ヘリ荷吊場(11:24)

宍戸大明神社叢 田口橋西詰より(11:35)

五龍城跡 上甲立紅原の県4より(11:46)
五龍橋南詰の右手(西側)に登り口がある。コンクリート階段に取り付いてジッグザッグに登っていくと、尾崎丸に上がって司箭(しせん)神社に出会う。社殿前の石のベンチに腰かけて、お弁当を食べる。社殿右横の遊歩道をたどり、一位の段、矢倉の段、釣井の段、三ノ丸、二ノ丸、桜の段、姫の丸、本丸の順にめぐる。御笠丸跡まで行きたいところだが、先は長い。本丸背後の大堀切で引返す。スギ・ヒノキ林の稜線に大した山城跡を見て智徳橋の北詰に降り、R54をポレポ起点に還った。これが思いのほか長く、少々うんざり。

五龍城尾崎丸跡(司箭神社) 五龍橋より(11:56)

司箭神社(12:05)

一位の段跡(12:24)

釣井跡
(12:28)

三の丸跡(12:30)

五龍城本丸跡と腰巻土塁(12:34)

本丸背後の大堀切(12:37)

郡山 四軒屋のR54より(13:39)