多治比烏帽子山(たじひえぼしやま)多治比猿掛城跡(たじひさるかけじょうあと)など
 
単独 2020.05.22 
県道319号線非常駐車帯(のどごえ公園の北)(7:50/59)→室坂川出合(8:25)→竹広橋(8:46)→三坂橋(8:57)→烏帽子山(9:47)→作木吉田線鉄塔75(10:36)→多治比猿掛城物見丸跡(10:42)→本丸跡(10:52/59)→毛利広元墓所(11:12)→旧丹比西小学校前(11:20)→市場→西浦→サッカー公園前→大迫峠の自然歩道分岐(12:18)→中馬トンネル南出口(13:19)→中馬河内→自然歩道の峠(14:26)→八千代湖展望台(14:34)→県道319号線(はじ丸館の北)(14:56)→起点(15:13)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:7時間13分、歩行距離:21.7㎞

アルバム
広島県自然歩道と安芸高田市里山の組み合わせ。土師ダム・西浦ルートと多治比烏帽子山・多治比猿掛城跡尾根を歩いた。のどごえ公園やはじ丸館がコロナ対策で閉鎖のため、約1㌔北の県道319号勝田吉田線非常駐車帯に車を駐める。県道を吉田方面へたどる。津々羅(つづら)地区から歩道あり。川原地区に入ると、眼前に烏帽子山が広がる。於手保(おてぼ)分岐の先で県道を捨てて、右の市道に入る。多治比川に架かる竹広橋から眺める津々羅山の姿は、とてもたおやか。少し行くと、烏帽子山の西尾根末端に三坂橋が見えてくる。あの橋の東詰から、烏帽子山への取付歩道が上がっている。尾根には切り分け径あり。下生えのないマツ・雑木林の尾根で、とても快適。

県319非常駐車帯(のどごえ公園の北)(7:59)

烏帽子山 川原の県319より(8:39)

津々羅山 川原の竹広橋より(県71)(8:46)

烏帽子山西尾根末端に架かる三坂橋(8:52)

三坂橋東詰の烏帽子山取付(8:57)

烏帽子山西尾根(9:05)
取付から約40分で烏帽子山山頂に着いた。展望はなく、三角点の立つ平坦地にはマツや灌木が茂っている。

烏帽子山山頂(9:48)

烏帽子山三角点(9:47)
これより烏帽子山の主稜線は、約200m南に向かったあと東に転じる。広い闊葉樹の尾根筋は、シカの食害でまるで公園のような有様。下生えがまるでない。烏帽子山山頂から約730mのところで、東に向かう主稜線と分かれて北の猿掛城尾根に入る。13分ほどで作木吉田線鉄塔75に出会う。見晴はない。尾根道はいよいよ良くなり、ほどなく多治比猿掛城物見丸の跡。お鉢のような432mピークの小さな平坦地の説明板に、本丸との比高50mとある。北に約300m、猿掛城の本丸跡が立ち上がり、深い堀切で尾根をさえぎっている。この際、本丸平坦地へ木登りで直登。往時は立木などないだろうから、鎧をつけてのそれはとても無理。

烏帽子山の東主稜線(GPS標高700mあたり)(10:05)

作木吉田線鉄塔75(10:37)

多治比猿掛城物見丸跡(10:41)

多治比猿掛城本丸跡 南側の堀切跡より(10:50)
本丸跡の平坦地は、長さ50m、幅24mと長大。北端に、櫓台として使用されたと思われる約3mの盛土がある。東側が少し開けて、吉田市街や大土山などが見渡せる。西側に遊歩道の取付あり。ひと下りすると、教善寺の庫裏門横に出た。舗装参道を道なりにたどる。途中に毛利広元の墓所あり。多治比の集落へ出て、田園里道を北進。旧丹比(たんぴ)西小学校をめぐって県道319号線へ合流、右に取る。たどった猿掛城尾根を眺めながらのポレポレ歩き。

本丸櫓台だったと思われる盛土(10:55)

長さ50m、幅24mの本丸平垣部 盛土より(11:43)

吉田市街、大土山など 本丸跡より(10:53)

本丸跡の遊歩道取付(10:59)

多治比猿掛城跡への遊歩道取付(11:07)

多治比猿掛城跡&教善寺入口(11:17)

旧丹比西小学校(11:21)

多治比猿掛城跡 多治比の県319より(11:23)
県道は、千川(せんがわ)から6号吉田邑南線になる。市場(いちば)で県道を捨て、右手の市道をサッカー公園方面へ向かう。西浦の三叉路を右に取る。これより自然歩道ルート。自然歩道は、サッカー公園&屋内温水プール入口を過ぎた先の峠(大迫峠)から、わき道に入って中馬(ちゅうま)越えの古道になる。鉄塔巡視路にも使われてるようで、悪くはない。烏帽子山南尾根を横手に越えて、上中馬の集落へ出る。里山境界に鹿の防護柵ゲートがあるが、開閉はうまく工夫されている。上中馬地区へ入っての自然歩道は、里山との境界部(スギ・ヒノキの植林地)にルート取りしてある。これが分かりにくい。さんざん迷走のあげく、里道へエスケープして中馬トンネル南出口に至る、という有様。トンネルの上に中馬河内越えの古道があり、これをたどる。

屋内温水プール&サッカー公園入口(12:13)

大迫峠の自然歩道分岐(12:18)

自然歩道
(西浦→上中馬)の鹿防護柵ゲート(12:26)

自然歩道
(上中馬)の鹿防護柵ゲート(12:50)

自然歩道
(上中馬)の鹿防護柵ケート(13:08)

中馬トンネル南出口(13:19)
少し傾いだ祠と大スギに出会ってほどなく、右手(東)に貯水槽(簡易水道施設)がある峠に着く。乗り越すと、道は倒木やゴロタ石で荒れるところもあるが、広くて明瞭。難なく中馬河内の市道に合流。土師方面(右)へ約830m、右に自然歩道が分かれる。

自然歩道
(上中馬→中馬河内)で出会った大スギ(13:40)

自然歩道
(上中馬→中馬河内)の峠(13:42)

中馬河内の自然歩道分岐
(上中馬方面)(13:58)

中馬河内の自然歩道分岐
(土師ダム方面)(14:10)
約13分で峠に上がると、八千代湖展望台への道が左(南)の尾根筋に分かれている。この際、寄り道。丸太階段付きの遊歩道をひと上り(約7分)、展望東屋に出会うが、鬱蒼としてあたりに展望などない。487峰のてっぺんを踏んで峠に戻り、西の谷道へ下る。しまいは谷右岸の横手道になって、はじ丸館北の県道319号線へ合流。峠から約12分の道のり。起点まで残すところ1㌔だけど、上っている。ルンルンとはいかない。

自然歩道
(中馬河内→土師ダム)の峠(14:26)

八千代湖展望台(14:34)

478峰山頂(14:36)

はじ丸館北(県319)の自然歩道分岐(14:56)