窓ヶ山(まどがやま)向山(むかいやま)
 
単独 2020.05.20 
安佐南区伴西6丁目553の県道71号線非常駐車帯(8:45/52)→桜ヶ峠(9:01)→647峰(10:23)→656峰(10:48)→西平次林道の峠(11:09)→影浦川源流域(林道終点)(11:15)→西平次林道の峠(11:24)→憩の森ルート北登山道分岐(11:43)→窓ヶ山東峰(11:50)→見晴岩(12:00/29)→憩の森分岐(12:34)→憩の森ルート南登山道分岐(12:43)→584峰(12:55)→仏峠(13:12)→奥原ルート分岐(13:20)→奥原の岩場(13:26/34)→向山(13:39)→神原分岐(13:52)→県道71号線(伴西6-945)(14:51)→起点(15:12)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:6時間20分、歩行距離:11.5㎞

アルバム
また窓ヶ山。今回は、桜ヶ峠(さくらがたお)から窓ヶ山東峰、向山をつなぐ尾根歩き。伴西6丁目553の県道71号広島湯来線非常駐車帯に車を駐める。南に、奥畑川の谷をはさんだ向山の北面が広がっている。

伴西(六)の県71非常駐車帯(8:52)

向山 県71の駐車場所より(8:52)
県道には歩道あり。行き交う車を横目に北へ約550m、桜ヶ峠の奥畑側から左(西)の尾根末端に取り付く。北面は雑木林、南面は除間伐されたヒノキ林。尾根筋に踏跡あり。除間伐枝幹が散乱しているが、大したことはない。10分ほどで灌木の茂るマツ雑木林の荒れた尾根道になり、やがて北面が伐採植林地となって開ける。北面180度に広がるのは、なじみの安佐北、安佐南の山なみ。素敵な眺めだ。

桜ヶ峠(県71)(9:01)

展望地(9:35)

二ツ山、尻高山、笹ヶ丸山など 展望地より(9:47)

横滝山 展望地より(9:46)
たどる主稜線は、展望地の上で南に転じ高度を上げていく。途中、東面が除間伐されたヒノキ林なって、歩きやすい。展望地から約500m先のピーク(先達の赤テープあり)を越えると、ほどなく岩稜になって、鞍部を上り返したピークが647峰の山頂。マツ・雑木林に囲まれて展望はない。なお、手前の岩稜から垣間見る向山の姿は、この稜線ならではのもの。

向山 岩稜より(10:15)

647峰山頂(10:23)
647峰から約700m、ふたたび岩稜帯になって、この稜線の最高点(GPS標高656m)に達す。大岩が乗っかったピークに平坦地はない。南に痩せ尾根を下ると、603峰手前の平坦鞍部の西面が植林地になって開け、寒山(さぶやま)、東郷山、阿弥陀山などが同定できる。

656峰山頂(10:48)

寒山、東郷山 603峰北の展望地より(10:58)
603峰を南にひと下り、しまいは踏跡がよく分からなくなるが、難なく西平次林道の峠へ飛び出した。この際、峠の南側にある景浦への道を探ってみる。仕事道が谷沿いに約200m続いて、景浦からの林道終点に出た。うーむ、葛原(つづらはら)や吉山方面からのルートとして、インプットしておくことにしよう。

西平次林道の峠(景浦への取付)(11:09)

景浦川源流域の林道終点(11:15)
峠に戻り、北側の山道(窓ヶ山北ルート)に取り付く。遊歩道とはいかないまでも、よい道が約450m続いて憩の森北登山道に合流する。約80mで東峰の頂稜となり、右手樹木越しに東郷山を見てほどなく、誰もいない山頂に達す。山名標識に710.8mとあるが、この標高は西峰のもの。東峰は710mを超えていないはず。ちなみに、西峰には711.4mと記されている。うーむ。見晴岩で至福のひと時を過ごし、憩の森南登山道に入って向山を目指す。

西平次林道の窓ヶ山取付(11:25)

憩の森ルート北登山道分岐(11:43)

東郷山 憩の森ルート北登山道より(11:46)

窓ヶ山東峰山頂(11:50)

見晴岩(11:59)

憩の森分岐(12:34)
憩の森分岐から約470mのところで、第2駐車場への南登山道を左に、向山への道を右に分ける。かつては細々とした山道だったが、今はよく踏まれている。584峰の山頂で野登呂への道が南東尾根に分れ、主稜線の道が587峰を越えて仏峠(ほとけだお)へと下っていく。仏峠を乗越す古道は、少々荒れたところもあるが、まあ明瞭。

憩の森ルート南登山道分岐(12:43)

584峰山頂(12:56)

587峰山頂(13:05)

仏峠(13:12)
仏峠を上り返して約180m、石内の奥原ルートが南面の支尾根に分かれる。そこから150mほどで奥原の岩場。そこにあるのは、見飽きることのない眺め。西に窓ヶ山や東郷山など、南に瀬戸のしまなみ、東に呉娑々宇山塊や鉾取山塊を背にした火山連山。うーん、みごと。

奥原ルート分岐(13:21)

奥原の岩場(13:26)

窓ヶ山、寒山など 奥原の岩場より(13:27)

極楽寺山、野貝原山 奥原の岩場より(13:29)

廿日市市街、宮島 奥原の岩場より(13:29)

鈴ヶ峰、江田島 奥原の岩場より(13:29)

大茶臼山、鉾取山など 奥原の岩場より(13:28)

火山、丸山など 奥原の岩場より(13:28)
奥原の岩場の北側で、固目ヶ岳(かためがだけ)経由奥原ルートが右に分かれている。展望岩場から5分の向山山頂に展望はない。北尾根によく踏まれた道が続いて、640峰の東肩で東支尾根に神原ルートが分かれる。この際、北に向かう主尾根をたどる。450mばかり微かな踏跡が続いて先達の赤テープを見るが、その先は雑木ヤブ。約400m先でシダ・灌木に覆われた仕事道に出合う。難儀しいしいたどること20分、ようやくヤブから開放される。あとはルンルン、しまいは谷径になって幟城(のぼりじょう)の里道へ出る。目の前が県道71号線、左に取って幟城橋を渡り、ポレポレ起点へ還った。

固目ヶ岳分岐(13:34)

向山山頂(13:39)

640峰山頂(13:51)

神原分岐(13:52)

向山北東尾根(GPS標高430)(14:24)

向山北東尾根(GPS標高380)(14:30)

明瞭な仕事道(14:43)

伴西(六)の下山地点(14:50)