鹿野烏帽子岳(かのえぼしだけ)岩屋山(いわやさん)
 
単独 2020.03.29 
県道12号鹿野吉賀線鹿野上の非常駐車帯(6:55/7:06)→権地橋南詰(7:18)→権地谷右岸尾根取付(7:26)→624峰(8:13)→661峰(9:16)→624峰(9:53)→烏帽子岳(10:30/38)→石祠(10:43)→県道12号線下山地点(11:08)→柿の木原橋(11:13)→豊鹿里パークセンターハウス(11:23)→岩屋山取付(11:30)→ライオン岩(11:44/54)→岩屋山(11:58)→542峰(12:08)→鞍部(12:43)→新権地橋(12:57)→起点(13:02/32)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:5時間55分、歩行距離:約10㎞

アルバム
周南市の里山歩き。権地谷(ごんじだに)右岸尾根に取り付き、烏帽子岳から岩屋山へ周回。鹿野上の県道12号鹿野吉賀線非常駐車帯に車を駐める。渋川左岸沿いに北進、権地橋南詰で右の農道に入って約350mのところから、権地谷右岸尾根に取り付く。刈り払われた仕事道に気をよくするが、はじめだけ。すぐ終わり、スギ林の急斜面に踏跡はない。でも下生えは薄く、約15分の辛抱で踏跡に出合う。あとはルンルンの雑木尾根歩き。

県道12号鹿野吉賀線鹿野上の非常駐車帯(7:05)

権地橋南詰(7:18)

権地谷右岸尾根取付(7:26)

権地谷右岸尾根末端(7:29)
661峰で東尾根に踏跡を分けて、西尾根の踏跡へ入る。これより権地谷左岸尾根。東尾根は、岳ノ谷を経て馬糞ヶ岳・長野山の稜線につながっている。こんど歩いてみようかな。

624峰山頂(7:47)

661峰山頂(9:16)
権地谷左岸尾根の624峰は、素敵な岩峰。少し手前から岩稜となり、左手(南)に金峰山の三岳が見えはじめる。ドーム岩峰のてっぺんに立てば、四周に周南の山々が広がる。それぞれの山座に思いを寄せて、しばし憩う。624峰から約10分、小河内(おがわち)へ下る支尾根径を見送り、右の主尾根斜面へ下る。先達の赤テープがあり、鞍部に降りると明瞭な道が現れる。

624峰山頂(9:53)

白石岳、金峰山 624峰山頂より(9:49)

661峰、岳ノ谷 624峰山頂より(9:49)

花ヶ谷、高岳、小峰山 624峰山頂より(9:49)

烏帽子山 624峰山頂より(9:50)

烏帽子岳主尾根分岐(10:06)
コブをはさんだ鞍部を上り返して行くと、やがて烏帽子岳の東頂稜。岩稜を上りきった頂上直下は、なぜかひどいヤブになって、道が遮断されていた。イバラヤブを漕いで、烏帽子岳山頂に飛び出す。狭い平坦地は南に開け、小河内の田園を瞰下、金峰山のほか大高神山(おおたかがみやま)や竜文字山などを同定できる。南西尾根の登山道を下ると、5分ほどのところに小懸崖あり。懸崖下で石祠と手水鉢に出会う。さらに約10分、右(西)の支尾根へ下る。

烏帽子岳東尾根の岩稜(10:26)

烏帽子岳山頂(10:33)

大高神山、竜文字山 烏帽子岳山頂より(10:36)

懸崖下の石祠(10:43)

懸崖下の石祠(10:43)

西支尾根分岐(10:54)
少し下ると山道が現れ、ほどなくそれは地籍調査の切り開き径に変わる。けっこうな急斜面で、木登りで下る。西支尾根に入って約15分、県道へ出た。右(北)に約60m、柿ノ木原への里道に入る。

柿ノ木原へ下る地籍調査切り分径(11:01)

下山地点県道12号線の柿ノ木原分岐(11:09)
柿の木原橋を渡って、渋川右岸の里道を西へたどると、右手にライオン岩が見えてくる。まっこと、岩屋山の南面はライオンの顔である。ほどなく、せせらぎ・豊鹿里(ゆうかり)パークのセンターハウスに着く。オートキャンプゾーンへの道を上がると、峠を越えたところに岩屋山への取付があった。尾根にはよく踏まれた道があり、約270m先の分岐を右に下ってライオン岩へ寄り道。

岩屋山 豊鹿里パーク西の里道より(11:18)

豊鹿里パークセンターハウス(11:23)

岩屋山取付(11:30)

岩屋山登山道(11:34)

ライオン岩分岐(11:42)

ライオン岩頭部(11:46)
当然のことながらライオン岩の見晴しはよく、眼前に金峰山や烏帽子岳が広がっている。とりわけ、足下の田園と渋川の眺めがよい。

渋川、金峰山など ライオン岩より(11:44)

烏帽子岳 ライオン岩より(11:44)
ライオン岩の中ほど(テラス部)から西側の山際へ回り込むと、岩屋への取付がある。手摺付の足場が刻まれており、たどると、ライオンの目に見える部分が岩屋になって石仏二体が安置されていた。如意輪観音菩薩坐像と不動明王立像のようである。岩屋には四窟あるが、中の二窟に石仏はない。近くにある観音堂の本尊は、如意輪観音、不動明王、弘法大師、観音菩薩というから、かつてはこれらの仏さまも安置されていたのかもしれない。

岩屋取付(11:48)

岩屋(11:49)


岩屋に安置されている如意輪観音菩薩坐像(11:51)

岩屋に安置されている不動明王立像(11:52)
分岐に戻って右に取るとすぐ、ドーム岩峰の岩屋山。見晴しは、ライオン岩とそう変わらない。北尾根に道は続き、542峰(GPS標高)で東の支尾根に道を分ける。


岩屋山山頂(11:58)

542(GPS標高)峰山頂(12:08)
主尾根の道は、はじめちょっと茂るが、すぐ歩きやすくなる。542峰から20分ほどで、右(北東)支尾根に踏跡が分かれる。主尾根の道を下って10分、鞍部を右(東)に下る。地形図の破線道はないが、スギ林の谷に下生えはなく、難なく石船集落南端の背戸に出た。3分で県道、右に岩屋山、左に烏帽子岳の稜線を眺めながら起点に還る。

東支尾根分岐(12:31)

鞍部(12:43)

岩屋山下山地点(石船)(12:51)

岩屋山北尾根 新権地橋より(12:56)