雙津峡(そうづきょう)木積(こづもり)
 
単独 2020.03.15 |☃
錦総合支所深須出張所(錦町深川)(6:39/51)⇒鶯笛隧道北出口(6:55)→取付(7:14)→471峰(8:10)→東山口幹線鉄塔190(8:20)→567.9峰(小屋ノ谷)(8:37)→537峰(8:49)→546.8峰(落)(9:23)→483峰(9:56)→442.1峰(大田)(10:30)→東山口幹線鉄塔195(11:26/42)→林道合流(12:07)→木積の市道合流(12:27)→木積集落北端(市道終点)(12:37/13:02)→349峰(13:26)→深龍寺の背戸(13:49)→R434→掛大橋(14:14)→起点(14:25)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:7時間33分、歩行距離:約13㎞

アルバム
岩国市の里山歩き。雙津峡左岸尾根に取り付いて右回り、木積経由で深川へ周回した。深川の錦総合支所出張所前の駐車帯に車を置かせていただく。県道134号秋掛錦線を南にたどる。まずは文殊堂にお参り。鶯笛(おうてき)隧道南出口の第一雙津橋南詰を左に取る。宗津川左岸の県道を屏風ヶ嶽、長瀬ノ滝、百間嶽などをめぐりながら約600m、支谷出合の右岸から宗津川左岸尾根に取り付く。

錦総合支所深須出張所前の駐車帯(6:48)

文殊堂(明智庵寺)(6:53)

鶯笛隧道南出口に架かる第一雙津橋(6:57)

宗津川左岸尾根への取付(7:13)
20分ばかり木登りをやって稜線に上がり、仕事道に出会う。この時分になると雨に雪が混じりはじめ、たまらず雨具を着る。さらに35分、471峰に着く。ヒノキ林の山頂に展望はない。

稜線の仕事道(7:40)

471峰山頂(8:10)
南東に鞍部上り返して約20分(約350m)、東山口幹線鉄塔190に出会う。西と北東に展望があるが、雪が降るので見晴しは悪い。主稜線を南東に約10分、567.9峰山頂(小屋ノ谷)に着く。マツ林の山頂に展望はなく、小さな三角点がひっそり立っている。

東山口幹線鉄塔(以後「鉄塔」)190(8:20)

大小丸方面 鉄塔190より(8:24)

西黒沢方面 鉄塔190より)(8:25)

567.9峰山頂(小屋ノ谷)(8:37)
10分ほど下って巡視路に出合うが、尾根筋にこだわって537峰、531峰のてっぺんを踏んで南進。しまいは巡視路から林道に合流して、鞍部へ降りた。西面横手に続く林道を捨て、546.8峰(落)へ上り返す。ひと上りした三角点頂稜は、マツ林に囲まれてた小さな平坦地。一息入れて、南西の主稜線へ下ると、仕事道があった。10分あまりで、先の林道に合流。このころには雨も上がって、ときおりお日さまが顔を見せる。

鉄塔巡視路(8:47)

531峰山頂(9:00)

林道合流(9:04)

546.8峰取付(9:15)

546.8峰山頂(落)(9:23)

林道合流(9:39)
林道は、尾根筋を約140m下った鞍部から右(北西)の谷へ沿う。ふたたび林道を捨て、尾根筋をたどる。マツ林に混ざる雑木は薄い。483峰の先で主稜線は西に向かう。早咲きのアセビやミツバツツジが、仲春の里山を彩っている。442.1峰手前の鞍部には、乗越径があった。深川(ふかがわ)と府谷(ふのたに)を結ぶ古道なのだろうか。

483峰取付(9:42)

483峰山頂(9:56)

西尾根分岐(10:07)

乗越鞍部(10:23)
442.1峰山頂(大田)から南西尾根へ下るとほどなく、林道終点の小鞍部に出た。尾根の北面を横手に下る林道を捨て、みたび尾根筋へ上り返す。一帯は尾根が複雑に入り組んで、とても分かりにくい。で、主尾根(西尾根)の分岐を見逃して、南尾根へ迷走する始末。何のことはない。分岐に戻って西尾根へひと下りすると、先の林道に合流した。そこは、椎茸のホダ場がある変則鞍部。向いの尾根に仕事道がある。たどると、最後はヤブるが、12分で鉄塔195に出会う。見晴しはよく、北に大将陣、西に城将山、北東に法華山、羅漢山を同定できる。

442.1峰山頂(大田)(10:31)

林道終点(10:39)

西尾根分岐(10:43)

椎茸ホダ場(11:14)

鉄塔195(11:26)

大将陣 鉄塔195より(11:27)

城将山 鉄塔195より(11:28)

法華山、羅漢山など 鉄塔195より(11:32)
鉄塔195からは、西尾根へ下る。はじめのバカ尾根は灌木が茂るので、北面のヒノキ林側を木登りで下る。尾根筋がはっきりしてくると、踏跡があらわれて歩きやすくなる。鉄塔から約25分で林道に降りた。このあと、林道を真逆にたどるという大勘違いをやらかす。あわてて引返し、東木積川右岸の道を経て木積の市道へ合流する。木積の集落をめぐりながら市道を北上し、終点広場で昼食。ここは、菜の花と梅の香ただよう隠れ里。うーん、しあわせ。山の神様に感謝して、木積川源流域に沿う里道を上がる。

鉄塔195の西尾根取付(11:42)

林道合流(12:08)

木積の市道合流点(12:29)

木積の市道終点(12:37)

木積集落 市道終点より(13:05)

木積川源流域に沿う里道(13:06)
里道は約160m先で左手斜面へ取り付いて山道になる。ジッグザッグに上がっていくと、削平された稜線に出た。石垣や墓の跡が残っている。うーむ、単なる墓地の遺構ではないような気がする。北に尾根をたどると、349峰山頂(GPS標高)で鉄塔基礎に出会う。336.8mの三角点(皆尾)は北東頂稜にあるようだけど、未確認で北西にバカ尾根を下る。下生えの薄い林地なので、難なく深龍寺(曹洞宗)の背戸へ降りた。表に回ると、なんとも素敵な茅葺鐘楼門、境内には大日如来石仏やシダレザクラの古樹など。説明書きに、梵鐘は天文2年(1533)の寄進とある。またゆっくり訪ねてみたい、古刹である。

削平された木積川右岸尾根(13:18)

削平地に残る墓の跡(13:19)

349峰山頂(GPS標高)に残る鉄塔基礎(13:26)

深龍寺(13:52)
大将陣の頂を北に仰いで西橋を渡り、R434を右に取る。宇佐川沿いの歩道付き道路に交通量は少なく、とても歩きやすい。雙津峡温泉錦パレス、とことこトレイン雙津峡駅、雙津峡温泉元湯憩いの家などちょっと見しながら、起点に還った。

西橋、大将陣など 深龍寺前の市道より(13:54)

とことこトレイン雙津峡駅 R434より(14:18)