牛曳山(うしびきやま)伊良谷山(いらだにやま)毛無山(けなしやま)
 
単独 2020.02.19 
ひろしま県民の森公園センターⓅ(7:28/44)→牛曳山登山口(7:53)→登山道取付(8:10)→牛曳滝(8:50)→牛曳山(9:50/55)→公園センター分岐(10:11)→伊良谷山(10:24)→毛無山(11:22/26)→桔梗ヶ丘分岐(11:52)→桔梗ヶ丘(11:59/12:22)→出雲峠(12:33)→若人の家入口(第3キャンプ場入口)(13:05)→起点(13:18)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:5時間24分、歩行距離:約9.5㎞

アルバム
中国地方に、この冬一番の寒波到来。広島気象台は昨日(18日)、極楽寺山で初冠雪を観測したと発表。平年より69日遅く、2月になったのは昭和27年(1952)の観測開始以来初めてで、観測がなかった昭和28年(1953)を除き最も遅いという。いずれにしても、県北の雪はそれなりのはず。毛無3山から比婆山連山を周回してみようと思った。ひろしま県民の森公園センターに着いて、雪の少なさにちょっとがっかり。スキー客がいないので閑散としている。ツルツルの県道を約800m下り、左の公園管理道に取り付く。約280m上がったところから、牛曳谷右岸尾根に沿う登山道が分かれる。踏跡のない雪が30㎝ぐらい。まだ新しいので、スノーシューを履いてもけっこうもぐる。雪のシラカバ林を抜けて約480m、横手に牛曳谷へ降りていく夏道をたどる。尾根筋を行きたいところだが、ササと灌木が飛び出して、とてもその気になれない。

ひろしま県民の森公園センター(7:38)

牛曳山登山口(7:53)

牛曳山登山道取付(8:10)

シラカバ林(8:13)
雪の付いた谷ルートも、楽にはない。歩けそうなところを選んで、夏道を外すこともたびたび。それも少しの辛抱、牛曳滝が見えてくる。右谷出合にも滝が架かっている。ジッグザッグ急登の夏道をたどり、右谷左岸から左谷右岸へ移ったところで、バカ尾根を西に直登。6分ほどで夏道に飛び出す。楽にないので、以後直登は止めにして、夏道をたどることにする。好晴のおかげで陽射しが強く、雪は重い。ようやく牛曳山山頂に達し、東側の展望地から道後山、猫山などを眺めやる。一息入れて、伊良谷山へ。第4キャンプ場への分岐がある鞍部は、明るい闊葉樹疎林の雪の原になっていた。

牛曳滝(8:50)

牛曳谷右谷出合の滝(8:52)

牛曳山登山道(9:20)

牛曳山山頂(9:50)

道後山、猫山など 牛曳山より(9:55)

公園センター分岐(伊良谷山と牛曳山の鞍部)(10:10)
分岐のある鞍部からひと上りで、伊良谷山の山頂。顧みすれば牛曳山、南面に比婆山連山が広がっている。次の毛無山までは、ひと歩きというわけにはいかない。起伏の緩やかなアップダウンだけれど、思いのほか長く、重雪のスノーシューイングはこたえた。ヘロヘロになって毛無山山頂に到着。大山までは見えないが、北東から西にかけての山座同定を楽しんだあと、西尾根へ下る。

伊良谷山山頂(10:24)

比婆山連山 伊良谷山山頂より(10:25)

牛曳山 伊良谷山山頂より(10:25)

比婆山、烏帽子山 伊良谷山西肩より(10:31)

伊良谷山など 毛無山東頂稜より(11:15)

毛無山山頂(11:22)

猿政山東の県境稜線 毛無山山頂より(11:22)

桔梗ヶ丘分岐(11:52)
桔梗ヶ丘に着いたのは、ちょうど12時。ススキの原に例年のような雪はなく、灌木がのぞいている。南面に何とか雪のベンチをこしらえて、毛無山や仏山などを眺めながらお弁当を食べる。うーん、しあわせ。

仏山、鈩原など 桔梗ヶ丘より(12:00)

毛無山 桔梗ヶ丘より(12:01)
よみがえって出雲峠に降りたものの、帰りの時間を考えると、烏帽子山へ上り返す気にはなれない。当初考えていたルートの半分にも満たないが、僕の今の脚力はこんなものと観念、鳥尾川沿いの道を下る。余裕で起点に還ったが、もし周回していたら、17時に還りつけたかどうか。

出雲峠(12:34)

出雲峠避難小屋(12:36)

第3キャンプ場、若人の家(13:04)

キャンプセンター(13:16)