いぶすき菜の花マーチ
 
2人 2020.01.24-26
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JR広島駅(12:47)⇒JR鹿児島中央駅(15:21/36)⇒JR指宿駅(16:38/45)⇒休暇村指宿(16:55)
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休暇村指宿(6:20)⇒フラワーパークかごしま(6:40/7:36)→山川塩田跡地(8:37)→ヘルシーランド(8:40)→すいか公園(9:16)→山川トンネル北出口交差点(9:42)→鰻地区・うなぎ湖畔(10:24)→鷲尾の森分岐(11:12)→かいもん市場久太郎(12:16)→起点(12:50/13:00)⇒休暇村指宿(13:30)
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休暇村指宿(6:20)⇒フラワーパークかごしま(6:45/7:33)→レジャーセンターかいもん(8:13)→かいもん山麓ふれあい公園(9:02)→玉乃井(9:59)→枚聞神社(9:56)→鏡池(10:08)→利永小学校(10:29)→かいもん市場久太郎(10:55)→起点(11:26/12:30)⇒JR指宿駅(12:50/13:32)⇒JR鹿児島中央駅(14:46/15:14)⇒JR広島駅(17:46)
軌跡図
  1月25日 歩行時間:5時間14分、歩行距離:31.7㎞
  1月26日 歩行時間:3時間53分、歩行距離:25.0㎞
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。

アルバム
5回目のいぶすき菜の花マーチ。スタートは、1日目、2日目ともにフラワーパークかごしま。1日目は山川ステージ。7時32分、今にも降りだしそうな雲行きの中、30㌔コース386人が勇躍ウォーキングを開始する。はじめにフラワーパーク周遊路を左回りに一周。
1/25 フラワーパークかごしまスタート風景(7:33) フラワーパーク周遊路いこいの広場あたり(7:43)
フラワーパーク通用門から出て北に向かい、山川岡児ヶ水(やまがわおかちよがみず)の徳光小学校の先で右の道に入る。山川浜児ヶ水(やまがわはまちよがみず)の四叉路を右に取ると、行く手に奇岩峰の竹山、地熱発電所など、なじみの景色が広がる。今回は、地熱発電所の南で右の里道に入って、山川塩田跡地をめぐり、ヘルシーランドを抜けてもとの道(九州自然歩道)に戻るという、寄り道ルート。伏目海岸では、昭和18年ごろから約20年間、温泉熱を利用した製塩事業が行われていたという。また、ヘルシーランドの芝生広場(グランド)で間近に仰ぐ竹山の西壁は、なかなかのもの。
竹山 老人福祉センター北の市道より(8:28) 伏目海岸の山川塩田跡地(8:36)
ヘルシーランド給水ポイント(8:40) 竹山西壁 ヘルシーランド給水ポイントより(8:40)
市道(九州自然歩道)に戻り、山川福元、山川新栄町経由ですいか公園給水ポイントに至る。山川の徳光(とっこう)地区は、温暖な気候や厚く堆積した火山噴出物が、美味しいスイカ作りに適しているらしく、徳光スイカは有名ブランド。で、すいか公園なのだが、そのスイカがトイレになっている。R269終点に出て、鶴の港をめぐりながらR269をたどり、山川トンネル北出口の成川交差点を左に取る。雨が降ったり止んだり。
すいか公園給水ポイント(9:16) 山川トンネル北出口交差点(9:42)
だらだらと上りが続いて、鰻・西郷どんの道(うなっ・せごどんのみっ)が分岐する峠を越えれば、鰻地区までひと下り。チェックポイントの先に、今年もうなぎ湖畔接待所が開設されている。茶節(ちゃぶし)やスメ蒸しの唐芋などのふるまいがあるが、雨が降るので先を急ぐ。ゴメンナサイ。
鰻地区・うなぎ湖畔チェックポイント(10:24) 鰻地区・うなぎ湖畔接待所(10:25)
雨にけむる鰻池と鷲尾岳、風もあり、快適なウォーキングにはほど遠い。鷲尾の森分岐がある峠まで、なんと長いことか。一転、利永地区への長ーい下りは楽ちん。雨も小降りになり、鷲尾岳南面の峠から1時間余りで、かいもん市場久太郎(きゅうたろう)に着く。チェック&給水ポイント前の広場で、開聞龍宮太鼓の皆さんによる演奏が行われている。ジュニア会員の一生懸命な姿に背中を押されて、ゴールを目指す。雲を被った開聞岳を右に見て、ソラマメやえんどう畑などが広がる田園路を南下。しまいは、ひたすら右左右左と足を前に出して、フラワーパークへ到着。
鰻池、鷲尾岳 鰻池東岸より(10:34)
鷲尾の森分岐(11:12)
かいもん市場久太郎(12:15)
フラワーパークかごしまゴール(12:50)
明けて2日目。雨は降っていないが、時おり小雨がパラつきそうな空模様。今日は、開聞山麓ステージ。7時30分、25㌔コース516名がウォーキングを開始する。ちなみに、昨日の22㌔749名、10㌔1,584名、今日の13㌔1,273名と発表されている。はじめにフラワーパーク周遊路を右回り半周。展望回廊の見晴しよく、赤水鼻や竹山がはっきり見える。通用口から県道243号長崎鼻公園開聞線に出て右に取り、県道242号川尻浦山川線(九州自然歩道)を東に向かう。開聞岳のてっぺんには、今日も雲が湧いている。

1/26 フラワーパークかごしまスタート風景(7:31)

赤水鼻 展望回廊より(7:44)

竹山 展望回廊より(7:44)

開聞岳 開聞温泉東の県242より(7:59)
川尻地区の東端で左の市道に入る。レジャーセンターかいもん(川尻温泉)の手前に、早くも給水ポイント。川尻橋手前の四つ角を右に取る。新川沿いに北上し、合流した県道243を左に取る。左手にいぶすきゴルフクラブの名門コースが広がっている。約2㌔先の四つ角を左折、続く開聞中学校前の三つ角を左折して、広い山麓道を道なりにたどる。途中に天の岩屋と呼ばれる懸崖あり。地元では「岩屋どん」の名で知られ、たくさんの五輪塔や板碑が祀られている。五輪塔には江戸時代初期のものもあるらしい。かいもん山麓ふれあい公園のチェックポイントでは、来た道を引返すウォーカーを見かける。ひょっとしたら、遠方の人が後泊を避けるため、枚聞神社へ短縮しているのかもしれない。入野(いりの)の外れでR226へ合流、右に取る。すぐ、左の市道に入り、笠口(おろんくち)方面へ北上。行く手に立ち上がる鬼門平(おんかどびら)断層崖は、竹山以上に迫力がある。屏風岩のごとくそそり立つ岩壁に、登攀の痕跡は見あたらない。

レジャーセンターかいもん給水ポイント(8:13)

天の岩屋(8:57)

かいもん山麓ふれあい公園チェックポイント(9:02)

鬼門平断層崖 開聞十町の市道より(9:32)
県道28号岩本開聞線を横切り、県道に沿う菜の花野道を南下。でも、例年と比べて花に勢いがない。このところ続いている異常気象(偏西風蛇行など)が原因なのだろうか。そんな菜の花に親しみ、玉乃井の手前で県道へ戻る。玉乃井のある小さな森は、山幸彦(彦火火出見尊)が豊玉姫と出会った場所と伝えられている。県道を南下、枚聞(ひらきき)神社前の三つ角を左折して県道241号大山開聞線に入る。枚聞神社の主祭神は大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)であるが、かつて(1599年ごろ)は和田都美神(海神)だったとの説あり。なんとも竜宮神話に満ち満ちた開聞山麓である。

開聞岳 玉乃井北の農道より(9:46)

日本最古の井戸「玉乃井」(9:50)

枚聞神社(9:55)

枚聞神社給水ポイント(9:56)
県道214号線を東へたどる。10分ほどで鏡池北岸に至る。池越しに眺める開聞岳は、6合目あたりまで雲が降りている。鍋島岳と蛇岩山(212.9峰)との鞍部には、上野というバス停がある。上野峠とでも呼ばれているのだろうか。交通量の少ない2車線の道にウォーカーの姿はない。小雨がパラつくが、傘をさすほどではない。利永小学校給水ポイント(昼食会場)に立ち寄ってトイレ休憩。利永小学校から先は、昨日と同じルート。

鏡池 県241より(10:07)

利永小学校給水ポイント(10:29)
利永小学校から約600m先の交差点を右(南)に取る。小雨もほとんどあがり、心なし雲も少なくなった開聞岳に元気をいただき、のどかな田園道を南下。かいもん市場久太郎チェックポイントは、13㌔コースのウォーカーで大賑わい。前のJR西大山駅へちょこっと寄り道。しあわせを届けるという、黄色いポストにそっとタッチしてみた。

JR日本最南端の駅「西大山駅」(10:54)

かいもん市場久太郎チェックポイント(10:56)
13㌔コースのウォーカーが列をなす中、サッサカ歩きでゴールを目指す。道の中央まで広がって歩くウォーカーが目につくが、どうしたものだろう。地元の人たちは、遠慮して何も言われない。よそのマーチだったら、クラクションプープーである。ともあれ、2日目も元気でフラワーパークに到着。芝生広場では、北指宿中学校吹奏楽部の皆さんが歓迎の演奏をしてくださっていた。

フラワーパークかごしまゴール(11:26)

北指宿中学校吹奏楽部のみなさん(11:27)