立烏帽子山(たてえぼしやま)池ノ段(いけのだん)
 
4人 2019.11.09 
県民の森公園センターⓅ(9:30/40)→展望園地(10:22/26)→ささの尾根コース→立烏帽子駐車場(11:21)→立烏帽子山(11:45)→休憩所跡(11:59)→池ノ段(12:05/52)→越原越(13:16)→大岩谷林道終点(12:40)→金小屋神社(14:07)→起点(14:18/25)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:4時間38分、歩行距離:約10㎞

アルバム
お友達を誘って比婆山の紅葉観賞に出かけた。ひろしま県民の森公園センターの駐車場に車を駐める。ルートは、展望園地から立烏帽子、池ノ段を経て、越原越(おっぱらごえ)より大岩谷へ下る、というもの。雪のない比婆山は久しぶりで、展望園地への取付を探して右往左往する有様。早々に同行の皆さんに余計なエネルギーを使わせてしまう。

県民の森公園センター(9:39)
公園センターの南で分かれる横手道(9:49)
展望園地への遊歩道に入ると、絨毯のように落ち葉が敷き詰められて、とても心地がよい。ポレポレ歩き、約30分で展望園地に着く。折よくお日様が現れて、毛無三山が秋の装いを際立たせている。

展望園地への分岐(9:51)

展望園地への遊歩道(10:02)

展望園地(10:26)

毛無山(左)、伊良谷山 展望園地より(10:22)
南尾根へ下ると、みごとに色づいたモミジに出会う。晩秋の明るい闊葉樹林の中で際立つ姿は、まことに美しい。展望園地から約2.5㌔のささの尾根コース、約55分を要して立烏帽子駐車場に着く。

展望園地南側のトイレ(10:27)

立烏帽子山 立烏帽子駐車場より(11:21)
ジッグザッグの急登がはじまり、あとに続く3人は無言。でも、20分ほどでてっぺんに達し、みんなニカニカ顔だ。証拠写真を撮って、池ノ段へ。西尾根から眺める池ノ段は、指呼の間にある。鞍部の休憩所跡では、風を避けて二組のご夫婦が昼食をとって居られた。

立烏帽子山山頂(11:45)

休憩所跡(11:59)
鞍部を上り返して池ノ段に立てば、四周に素敵な景色が広がる。一帯に群生するホツツジの紅葉は終わっているが、晩秋の眺めも悪くない。上空を大きな雲が動いて、晴れたり曇ったり。お日様が陰ると寒いので、ケルンの東側に風を避けてお弁当を食べる。1279mピークで、ササに囲まれた小さな石仏に出会う。姿はお地蔵さまだけど、欠けた舟形光背の文字が「仙神社」と読める。かつて、一帯には牛が放牧されていたと聞く。これは牛馬の神様、大仙神社の本地仏(智明大権現)ではなかろうか。満ち足りて北尾根の道を下り、越原越から大岩谷コースへ入る。

吾妻山、比婆山御陵 池ノ段より(12:06)

池ノ段北峰、立烏帽子山 池ノ段ケルンより(12:47)

池ノ段山頂に祀られている石仏(12:15)

越原越(13:16)
道は、ヒノキ林の谷に沿って400mばかり続いたあと、沢に降りて右岸に移る。200m先で三本丸木橋を渡って左岸に戻るとすぐ、林道大岩谷線の終点に出る。大岩谷のせせらぎを右手足下に、林道を下る。林道を約1.4㌔、体育館に出会ってほどなく、金屋子広場(六ノ原)に出る。ここは、藩政時代から大正にかけて鑪(たたら)が置かれたところで、今でも鉄穴溝、洗場、金屋子神社(かなやごじんじゃ)などの遺構を見ることができる。そんな園地のモミジを愛でながら、起点に還る。

大岩谷林道終点の手前に架かる木橋(13:39)

大岩谷林道終点(13:40)

伊良谷山 金屋子広場より(14:08)

六ノ原分岐(14:12)