蒜山(ひるぜん)
 
2人 2019.10.10 
塩釜ロッジⓅ(10:13/18)→登山口(10:20)→一合目(10:32)→三合目(11:02)→五合目(11:24)→八合目(12:05)→下蒜山分岐(県境尾根)(12:16)→中蒜山山頂(12:26/56)→最低鞍部(13:23)→上蒜山(14:10)→八合目(14:38)→六合目(15:02)→二合目(15:38)→登山道入口(15:54)→農道(駐車場分岐)(15:57)→県道422(16:16)→起点(17:02)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:6時間43分、歩行距離:13.5㎞

アルバム
カミさんと蒜山山行。7年前に、犬挟峠(いぬばさりとうげ)から中蒜山を経て塩釜鉱泉へ下っているので、今回は、塩釜鉱線を起点に中蒜山、上蒜山を周回することに。自宅から3時間43分を要して10時13分に塩釜鉱泉に到着。塩釜ロッジの登山者用駐車場(駐車場に隣接する牧草地)に車を駐めて、ロッジ西側の中蒜山登山道に取り付く。550mばかり上がった農道から、左への分岐が一合目。よく踏まれた道が、谷に沿って北へ続いている。

中蒜山登山口(10:20)
中蒜山一合目(10:32)
2回渡渉して取り付いたヒノキ林の尾根が三合目。根っこ階段の急こう配を登ること約20分、五合目に着く。日留(ひるが)神社にお参りして、一息入れる。この神社に祀られているのは、大霊留女貴命(おおひるめのみこと)(天照大神のこと)。「日留」は蒜山の呼名の由来とも云われ、里には天の岩戸伝説が満ち満ちている。

中蒜山三合目(11:02)

中蒜山五合(日留(蒜)神社)(11:24)
おだやかになった尾根道も六合目までで、ふたたび勾配は増していく。八合目手前からの胸突き八丁を登りつめると、県境稜線に出る。ひと上りして開けた草原の頂稜が九合目。下蒜山や高原の長閑な風景に親しんで、中蒜山山頂まで稜線漫歩。

中蒜山八合目(12:05)

県境尾根の下蒜山分岐(12:16)

下蒜山 県境尾根より(12:24)

中蒜山山頂(12:26)
金曜日というのに、山頂には10名近い先行者あり。さいわい休憩ベンチは豊富で、特等席をいただいてお弁当を広げる。涼風が吹き抜ける晴れ渡った山頂からの眺めに、言うことなし。三平山(みひらやま)、毛無山、星山(ほしがせん)、櫃ヶ山(ひつがせん)などいずれもなつかしく、また訪れてみたいものだ。

三平山、毛無山など 中蒜山山頂より(12:55)

星山、櫃ヶ山など 中蒜山山頂より(12:56)
避難小屋の東側から上蒜山への稜線道が下っている。ほどなくササ原の草原になって開け、小さな肩に立つと、これから向かう上蒜山へのトレイルが一望される。このササ原のトレイルは、春にはカタクリ、キクザキイチゲ、ダイセンキスミレなどの草花に彩られ、ユートピアと呼ばれている。で、出会った秋の草花は、ヤマラッキョウとリンドウ各1株という有様。でも、鞍部からの急坂を上り返して顧みる中蒜山の眺めは、とてもたおやかで美しい。中蒜山から70分を要してようやく上蒜山のてっぺんに立つ。見晴しはなく、証拠写真を撮って、早々に南西尾根の道を下る。

中蒜山山頂の避難小屋(12:25)

上蒜山 ユートピアより(13:17)

中蒜山 上蒜山東尾根より(13:41)

上蒜山山頂(14:12)
山頂から600mも下ると、左手に中蒜山と下蒜山が広がり、ほどなく絶佳の八合目。北西に、皆ヶ山、擬宝珠山を前衛に置いた、烏ヶ山、大山南壁、矢筈ヶ山、甲ヶ山などの大山連山を一望することができる。南西尾根の道は、カシワの混ざる灌木帯になって五合目まで続いたあと、雑木林の中に入って見晴しがなくなる。二合目からは鬱蒼としたヒノキ林になり、急な丸太階段の道を下っていく。二合目から約300mで、登山道案内板の立つ、明るい放牧場に飛び出す。

伯耆大山、甲ヶ山など 上蒜山八合目より(14:35)

上蒜山六合目(15:02)

上蒜山二合目(15:38)

上蒜山登山道入口(15:54)
牛糞のにおいただよう柵道を下っていくと農道に合流し、ほどなく百合原地区の舗装里道になる。あとは起点までウォーキング。駐車場が分岐する農道から県道422号蒜山高原線まで約1.3㌔、県道に並走する自転車道を起点まで約4.7㌔、計6㌔に1時間を要す。カミさんは、ちょっとショートコース。県道に出てからは、宿の「休暇村蒜山高原」までの3.2㌔、計4.5㌔。地図も持たないで、知らない道を一人で歩かせて、ごめんなさい。

農道の駐車場分岐(
16:00)

塩釜ロッジの登山者用駐車場(
17:02)