十種ヶ峰(とくさがみね)
 
単独 2019.07.16 
神角八幡宮Ⓟ(8:13/8:28)→生木地蔵(8:32)→林道終点(8:53)→稜線(福谷ルート分岐)(9:27)→十種ヶ峰(9:49/10:04)→第2ゲレンデ分岐(10:10)→十種ヶ峰→熊野権現(10:15)→十種ヶ峰→直登ルート→熊野神社ルート分岐(10:28)→肩の広場(10:29)→神角分岐(10:36)→山ろく駐車場(10:41)→第2ゲレンデ駐車場(10:58)→山ろく駐車場(11:14)→神角分岐(11:19)→神角ルート→林道終点(11:45)→神角ルート登山口(11:53)→起点(11:58)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:3間30分、歩行距離:約9㎞

アルバム
たぶん、20年ぶりの十種ヶ峰。神角(こうづの)八幡宮の駐車場に車を駐めて、山芍薬ルートを上る。起点から約260mのところで、生木地蔵(いききじぞう)に出会う。祠の中には、地蔵石仏と異形の大ツバキが祀られている。このツバキには、株立ちの根元に置かれた石のお地蔵さんが包み込まれているという。

神角八幡宮(8:26)

生木地蔵(8:33)
生木地蔵から約20分で林道は終わる。山道はほどなく沢径になるが、長くは続かない。左岸から右岸に渡って谷道を登っていくと、やがてヤマシャクヤクが自生する源流域になる。大ブナをめぐってひと汗かき、稜線に出る。右は福谷ルート。左に取って、十種ヶ峰南東稜の肩へ上がると、南面180度に展望が開ける。瞰下に神角の田園が広がり、後背に大蔵ヶ岳。南東彼方に平家ヶ岳、長野山、飯ヶ岳、日暮ヶ岳など。十種ヶ峰のてっぺんまで、もう一息だ。

山芍薬ルートの林道終点(8:53)

山芍薬ルートの沢径(8:59)

ヤマシャクヤク自生地(9:14)

大ブナ(9:25)

福谷ルート分岐(稜線)(9:30)

神角地区、大蔵ヶ岳など 十種ヶ峰南東稜より(9:38)

平家ヶ岳、飯ヶ岳など 十種ヶ峰南東稜より(9:38)

十種ヶ峰山頂(9:50)
チマキザサや夏草が覆う稜線道を20分(約360m)、十種ヶ峰山頂に着く。四周遮るもののない素敵な山頂だけど、青野山と高岳山が霞んでいるのが残念。立派な展望案内板が建っているが、そう広くない草原のてっぺんには、丸太ベンチのほうが嬉しい。南側に熊野神社ルートの取付があり、50mばかり下ると、赤い鳥居の奥で小さな石祠が草にうもれていた。北尾根の道は、150mばかり下って分岐。よく踏まれた左の道を取ると、肩の広場や山ろく駐車場が見えてくる。ほどなく熊野神社からの道に合流して、さらに約170m、熊野権現社の石鳥居に出会う。平成20年の建立とあるから、まだ新しい。鳥居の石段を降りたところで、左に神角への道が分かれている。この際、山ろく駐車場へ出て、電波塔管理道を右にたどってみることに。

青野山、高岳山など 十種ヶ峰山頂より(9:51)

十種ヶ峰山頂 北頂稜より(10:07)

熊野権現社(10:15)

肩の広場など 十種ヶ峰北頂稜直登ルートより(10:24)

熊野神社ルート分岐(10:28)

熊野権現社の石鳥居(10:36)

神角ルート分岐(10:36)

山ろく駐車場向いの登山道取付(8合目)(10:41)
NTT電波塔への道を右に見て下ること10分、第2ゲレンデの駐車場に出合う。南向いに山道の取付がある。第2ゲレンデを上がるルートのようだ。入ってみると、すぐテープが張られて利用禁止になっていた。当初、このルートから山頂に立ち、熊野神社ルート、神角ルートの周回を考えていたが、断念して来た道を戻る。ゲレンデを上がればよいのだが、もうこれ以上ササヤブのツユに濡れるのは嫌だ。

第2ゲレンデ駐車場(10:58)

第2ゲレンデ駐車場南向いの山道取付(10:59)
神角ルートへ下ると、道のへりに茂るチマキザサが、きれいに刈り払われている。心地のよいマツ・雑木林の道は、中ほどからスギ林に変わる。約1.6㌔の道のりを、25分ほどで林道終点へ降りる。谷の上流に木製残存型枠工法の砂防ダムが建設されている。コンクリート舗装された林道を下って行くと、ほどなく神角集落に出た。里道をたどって起点へ還る。

山ろく駐車場向いの登山道取付(11:14)

神角ルートの林道終点(11:46)

神角ルート登山口(11:53)

神角八幡宮のシダレザクラ(11:57)