蚊無奥山(かなしおくやま)神無木山(かんなぎやま)二ツ山(ふたつやま)
 
単独 2019.06.01 
西条町福本上長野(県32号安芸津下三永線の路側帯)(6:50/7:03)→蚊無峠(7:38/47)→南西条竹原線鉄塔27(8:12)→蚊無奥山(8:44)→市道の峠(9:40/47)→479峰(10:05/19)→展望裸地(10:33)→稜線分岐(11:00)→乗越鞍部(11:25)→神無木山(11:36)→皆伐植林地(11:46/57)→二ツ山(12:12/47)→二ツ山登山口(13:02)→二ツ山神社(13:12)→賀茂環境センター最終処分場入口(13:34)→市道の峠(13:51)→起点(14:18)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:7時間15分、歩行距離:14.2㎞

アルバム
東広島市の里山歩き。蚊無奥山、神無木山、二ツ山をつないだ。西条町福本上長野の県道32号安芸津下三永線の路側帯に車を駐める。50mほど安芸津側に、蚊無峠への旧32号線が分岐しており、これに入る。昨年7月の豪雨災害の爪あと(斜面崩壊地)にたびたび出会うが、路面の土砂は撤去されている。新しい轍があるので、地元の人はよく利用しているのだろう。道のへりに、今年初めてのササユリとウツギ。とても爽やか。旧道入口から35分で達した蚊無峠は、長野側にNTT無線中継所専用道が、蚊無側に生活環境保全林道路が左手(東)斜面に分かれている。右手(西)斜面に取り付いて約160m、山道に出合う。うーむ、この道の入口どこにあったんだろう。

西条町福本上永野の県32号線路側帯(14:18)

旧県道32号線分岐(7:05)

旧県道32号線で出会ったササユリ(7:14)

旧県道32号線で出会ったウツギ(アジサイ科)(7:24)

旧32号線の斜面崩壊地(7:33)

蚊無峠の生活環境保全林入口(7:41)

蚊無峠の蚊無奥山北尾根取付(7:47)

蚊無奥山北尾根の山道合流地点(8:01)
ひと上りし、送電線鉄塔管理道を横切ると、南西条竹原線鉄塔27に出会う。北東樹木越しに洞山(ほらやま)への稜線が見える。快適な尾根道が続き、30分で蚊無奥山の山頂に着く。雑木に囲まれた狭い平坦地に三角点が立っているだけ。東に続く主稜線の道は、茂るところもあるが大したことはない。峠手前のピークから踏跡は無くなるが、薄いマツ雑木林のバカ尾根をひと下りすると、市道に出た。

南西条竹原線鉄塔27(8:14)

蚊無奥山山頂(8:44)
向いの斜面へ上り返すと、踏跡があった。灌木やシダが茂って荒れているけど、尾根筋に続いて、10分足らずで479峰に上がる。切り払われて南面と南西面が開け、蒲刈島の七国見山や野呂山が眺められる。これより主尾根は、北に転じたあと西に向かう。地籍調査杭の立つ明瞭な切り分け径があり、ルンルンの稜線歩き。479峰から約14分のピークが、裸地になって南西面が開け、ここからも野呂山が見える。

市道の峠(9:45)

479峰東尾根のシダヤブ(9:57)

479峰山頂(10:09)

安浦方面、蒲刈島七国見山など 479峰より(10:06)

野呂山、前平山など 479峰より(10:09)

野呂山 展望裸地より(10:35)
右に左に蛇行、アップダウンを繰り返す主稜線に径はあるが、ここは里山、山道があっちこっちで合流する。また、やたら「防犯カメラ作動中」「立入禁止」などの紙札を目にする。秋に歩くのは止したほうがよさそうだ。やがて、神無木山のてっぺんに着く。道のへりのリョウブの大樹に名札が掛けられていなければ、通り過ぎてしまいそうな、地味な山頂。そして、10分も行かないところから、北面が皆伐植林地になる。その距離、480mはあると思う。白いプラスチック製のチューブで苗木が保護されている景観に、ちょっとびっくり。チューブの中を上から覗いてみると、根付いていないヒノキも多い。鹿害対策も容易ではない。行く手に小田山(こたさん)を眺めながら、稜線漫歩。皆伐植林地は二ツ山東峰手前の鞍部で終わり、上り返して10分、二ツ山三角点に出会う。

稜線分岐(11:00)

乗越鞍部(11:26)

神無木山山頂(11:36)

小田山 皆伐植林地より(11:47)

二ツ山東峰 皆伐植林地より(11:56)

二ツ山三角点(12:10)
ほどなく、二ツ山の山頂。南西面が岩テラスになって開け、前平山が眼前に広がっている。ここにも昨年7月の豪雨被害の爪痕が生々しく残っている。後背に野呂山や灰ヶ峰など。展望テラスを独り占めにして至福のお昼ごはん。

二ツ山山頂(12:13)

前平山 二ツ山山頂の岩テラスより(12:13)
西尾根のよく踏まれた道を下り、登山口に降りる。山頂から約12分の道のり。市道を東にたどる。少し行くと、左斜面に二ツ山を背にした二ツ山神社に出会う。ちょっと寄り道してお参り。祠の蟇股に「水」の文字が彫られていた。水神様が祀られているのだろうか。

二ツ山登山口(13:02)

二ツ山と二ツ山神社(13:10)
長ーい上りを越えたところで、賀茂環境センターの「コンクリートピット被覆型処分場」に出会う。市道で出会ったたくさんのダンプは、みんなこの処分場が目的地だったのだ。急に静かになった市道を少し行くと、長野越えの道が左に分かれる。大田方面への道を捨てて10分ひと上り、見覚えのある峠を越える。北にまっすぐ約1.7㌔、上長野の集落に出る。顧みれば蚊無奥山の連なり、右手に蚊無峠のNTT電波塔が見える。起点は、もうすぐそこだ。

賀茂環境センター
「コンクリートピット被覆型処分場」(13:37)

長野方面と大田方面の分岐(市道)(13:41)

NTT蚊無無線中継所 上長野の市道より(14:14)

蚊無奥山 上長野の市道より(14:16)