嶽ヶ城(だけがじょう)竜王山(りゅうおうざん)板鍋山(いたなべやま)虚空蔵山(こくぞうさん)
 
単独 2019.05.24 
福富町久芳東谷下(県道60号大和福富線の非常駐車帯)(6:51/7:08)→県道342号別府河内線→小高城跡(7:40)→嶽ヶ城(障子嶽城跡)(8:13/27)→登山口(8:40)→作業道分岐(8:49)→竜王山(9:12)→県道347号河戸豊栄線(9:55)→県60(10:01)→林道板鍋線入口(10:20)→大山寺跡分岐(10:57)→林道板鍋山線分岐(林道板鍋線の峠)(11:12)→板鍋山(11:33/12:13)→板鍋山西尾根取付(12:22)→677.5峰(13:15)→県342(14:20)→虚空蔵山電波塔管理道路入口(14:26)→虚空蔵社(14:52)→虚空蔵山三角点(15:05)→福富町久芳東谷の里道(15:28)→起点(15:42)
軌跡図
  この地図は、国土地理院の地形図を利用したものである。     歩行時間:8時間34分、歩行距離:約20㎞

アルバム
東広島市の里山歩き。河内町宇山の嶽ヶ城、竜王山、豊栄町能良(のうら)の板鍋山、福富町久芳(くば)の虚空蔵山を周回した。福富町久芳東谷下の県道60号大和福富線非常駐車帯に車を駐める。県道342号別府河内線に入って南下。左行く手に嶽ヶ城、左手後方に板鍋山、右手後方に虚空蔵山を見る。

福富町久芳東谷下の県道60号線非常駐車帯(15:42)

嶽ヶ城 豊栄町能良の県道342より(7:16)
豊栄(とよさか)から河内(こうち)へ越える峠で、左の里道に入る。嶽ヶ城西尾根の鞍部へ至ると、右手(西)に小高城跡の案内標識あり。この際、山道をたどると、5分で「史跡小高城跡」の標柱が立つピークに上がる。雑木林の山頂に見どころなし。鞍部に戻り、向いの尾根に取り付く。荒れた踏跡が途切れ途切れに続いて、約25分で難なく嶽ヶ城のてっぺんに上がる。こちらは、障子嶽城本丸跡ということで園地整備され、南面が開けた広い平坦地になっている。東広島市の山々を一望でき、先だって歩いた頭崎山や西条龍王山の連なりがなつかしい。

県道342号線の峠(河内町宇山)(7:31)

小高城跡入口&嶽ヶ城西尾根取付(7:35)

小高城跡(7:40)

嶽ヶ城山頂(障子嶽城本丸跡)(8:20)

篁山、頭崎山など 嶽ヶ城山頂より(8:15)

西条龍王山など 嶽ヶ城山頂より(8:15)
東尾根には立派な遊歩道が整備され、郭をめぐりながらのひと下りで、登山口のある里道の峠に降りる。案内標識には「城山登山口」と記されているので、地元では「城山」の呼名で親しまれているのだろう。峠の東向かいにある493峰は、地元で龍王山の呼名で親しまれ、竜神が祀られているらしいが、此度は割愛。後河内方面に200mほど下って、右の作業道に入る。地形図のように竜王山南西尾根につながっておらず、左手斜面に取り付く有様。難はなく、稜線に上がると、立派な山道があった。うーむ。たどると、簡単に竜王山の山頂に達し、雑木林の中に三角点を見る。

城山(嶽ヶ城)登山口(8:41)

竜王山 里道寺東後河内線より(8:43)

作業道分岐(8:49)

竜王山南尾根取付(8:57)

竜王山南尾根の山道(9:00)

竜王山山頂(9:12)
山道は北稜に乗り越すが、斜面崩壊地の先であやしくなる。地形図の破線径があるにはあるが、灌木が茂って荒れている。で、めんどうくさくなって北東支尾根を下り、谷へ降りた。そこは、北に板鍋山が見える県道347号河戸(こうど)豊栄線西側の田地。林道といってもよさそうな狭い県道へ上がり、400mばかり下ると、県道60号線に出た。左に取り、「ふくろう館能良」(東広島市豊栄特用林産物体験実習交流園)を過ぎたところで、右の林道板鍋線に入る。広い舗装林道を20分ばかり上っていくと、右手法面が崩壊して道を塞いでいた。これを抜けて約600m、右斜面に大山寺跡への径が分かれる。案内標識に320mとあるが、板鍋山までの炎天下の道のりを考えると、とても立ち寄る気にはなれない。

竜王山下山地点(9:52)

板鍋山 竜王山下山地点より(9:52)

林道板鍋線入口(県60)(10:21)

大山寺跡分岐(10:57)
板鍋林道の峠で、右に林道板鍋山線が右に分かれる。板鍋林道は、板鍋山西尾根を乗り越して陰地(おんぢ)へ下っている。中電、県防災無線、KDDIなどの電波塔に出会って林道板鍋山線は終点となり、頂稜園地「なごみ園」の遊歩道がはじまる。ひと上りで、流紋岩の板鍋山てっぺんに着いた。その上に二階建ての展望台がつくられている。さっそく展望台に上がって、四周の景色を愉しみながら、バナナ昼食をいただく。よきかな。印象に残る眺めは、鷹ノ巣、カンノキの秀麗、たおやかな大土山、天神山の連なりなど。南は電波塔群が邪魔をして山座同定が難しい。

林道板鍋山線分岐(11:12)

板鍋山展望台(11:33)

鷹ノ巣山、カンノキ山 板鍋山展望台より(11:36)

天神山など 板鍋山展望台より(11:41)

板鍋山南陵の電波塔群 展望台より(11:38)

板鍋山なごみ園の休憩東屋(12:09)
板鍋林道の峠に戻り、陰地側のヒノキ林から板鍋山西尾根に取り付く。稜線の雑木ヤブは大したことなく、踏跡も途切れることはあるが、概ね健在。677.5峰、512峰と、アップダウンを繰り返しながら高度を下げ、難なく西尾根末端の松崎集落に降りた。南に、これから向かう虚空蔵山が見える。

板鍋山西尾根への取付(12:22)

板鍋山西尾根の雑木ヤブ(12:45)

677.5峰山頂(13:15)

512峰山頂(13:50)

板鍋山西尾根末端の下山地点(14:16)

虚空蔵山 県道342号線合流手前より(14:19)
県道342号線へ出て南に600mばかり行くと、道のへりに虚空蔵山への案内標識が立って、右に道が分かれる。デジタルテレビと携帯電話(NTTドコモ、KDDI)中継局の管理道のようだ。約1.5㌔先の虚空蔵山西頂稜で終点となり、電波塔前の広場に展望東屋が建っている。南西面が開けるが、樹木が育って手摺に上がらないとよく見えない。携帯中継局左手の径に取り付き、虚空蔵社の祀られたてっぺんへ上がる。ここにも南面の開けた展望東屋があるが、下の東屋に輪をかけて樹木が茂っている。樹木越しに見えるのは、頭崎山の連なりだろうか。

虚空蔵山電波塔管理道路入口(県342)(13:59)

管理道路終点に建つ展望東屋(14:48)

大谷山、野路山、金明山など 展望東屋より(14:56)

虚空蔵社(14:52)
虚空蔵山の三角点は、西頂稜肩の灌木ヤブの中に立っており、茂った踏跡がある。下山は南尾根へ下る。取付は茂っているが、尾根筋には荒れた径があり、難なく、20分ほどで久芳東谷の里道に降りる。板鍋山西尾根を左手眼前に眺めながら、ポレポレ起点に還る。

虚空蔵山の522.7m三角点(15:05)

虚空蔵山南尾根の荒れた山道(15:16)

虚空蔵山南尾根の下山地点(15:28)

板鍋山西尾根 福富町久芳東谷の里道より(15:36)