掛山(かけやま)坊主山(ぼうずやま)
 
単独 2019.05.15 
亀谷原集会所(金城町波佐)(7:04/13)→栃下橋西詰(7:42)→若生の大モミジ(8:20)→市道波佐17号線分岐(8:23)→林道弥畝線起点(峠)(9:04)→浜田ウインドファーム風車管理道入口(9:45)→風車№16(10:03)→掛山(10:11)→風車№23(10:38)→風車№26(11:09→林道笠松峠線合流(12:08)→笠松峠(12:18)→電波塔(波佐基地局)(12:47)→坊主山(13:05)→昼食(13:13/34)→石畳路入口(14:05)→石畳記念碑(14:21)→石畳路取付(14:42)→起点(14:47)
軌跡図
   この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。                     所要時間:7時間33分、歩行距離:26.1㎞

アルバム
浜田市の金城町と弥栄町の境に連なる掛山と坊主山をつないだ。金木町波佐(かなぎちょうはざ)の亀谷原(かめだにばら)集会所に車を置かせていただき、周布川左岸の県道115号波佐芸北線を南進。長い車道歩きだけれど、車の往来は少なく、清流に沿った道行きは愉しい。途中、新緑に映える栃下橋(とつさげばし)、セルフ宿泊施設「まなびや館」、猿滝谷出合のせせらが滝、若生(わかお)の大モミジなどに出会う。約6㌔、1時間で善四郎橋を渡ると、市道波佐17号線が右に分かれる。県道を見送って市道へ。

亀谷原集会所 榎田橋より(14:45)

トツサゲ谷出合の栃下橋 若生の県115より(7:40)

若生まなびや館(7:57)

猿滝谷出合のせせらが滝(8:06)

若生の大モミジ(8:20)

市道波佐17号線分岐(8:31)
市道は宇津屋谷川に沿って続き、約3㌔先の稜線(峠)で終わる。北に林道弥畝線が乗り越し、その左に弥畝山稜線への道(風車管理道)が上がっている。峠の手前に「ウインドファーム浜田」の管理棟があり、保管中の風車ブレードを間近に見て、その大きさにびっくり。峠を越えて170mばかりのところから、掛山南西尾根に取り付く。はじめ、稜線伝いに掛山を目指すが、早々に風車管理道にエスケープ。

管理棟下の広場に保管中の風車ブレード(9:04)

市道終点・林道弥畝線起点(9:04)

掛山南西尾根取付(9:11)

風車管理道合流地点(9:31)
この管理道、原則立入禁止と聴くが、そこを何とかお許しいただきたい。だって、ほとんど稜線上に管理道があるのだから。で、巨大風車をめぐりながら、大楽ちんの稜線歩き。ちなみに、林道弥畝線と管理道の連結地点は、工事車両出入りのため開放されていた。

管理道と林道弥畝線の連結地点(9:45)

空山、弥畝山 風車№16より(10:04)
掛山の南東肩に、風車№16が建っている。南西面が開けて、空山、弥畝山の風車群を眺めることができる。北西側法面の際を上って掛山へ。途中顧みて、東方に鷹ノ巣山や掛頭山など見る。掛山のてっぺんは、ササが茂る闊葉樹林で展望はない。三角点は、頂稜北西の灌木の中にひっそり立っていた。

鷹ノ巣山、掛頭山など 掛山南東稜より(10:07)

掛山のてっぺん(10:10)
以後、北東に続く稜線に、№17~№29の風車が立ち並ぶ。なぜか昇順ではなく、№27~№29が間に入って、№26が北端にあった。

風車№23(10:37)

風車№26、大佐山など 風車№25北側より(11:02)

鷹ノ巣山 風車№25より(11:05)

風車№26(11:07)
管理道は、№26の手前で稜線鞍部に下って作業林道に合流する。弥栄町側にめぐらされた、この作業林道を北東にたどる。途中で少々脇道に迷走するが、やがて林道笠松峠線に合流。右に取って約10分、ようやく笠松峠に達す。左に坊主山作業林道が分岐し、峠の金城町側で右に古道「石畳路」が分かれている。この際、金城町側へ約400m乗り越したところから左手斜面に取り付いて、坊主山作業林道へ短縮する。

林道笠松峠線合流地点(12:08)

笠松峠の坊主山作業林道分岐(12:17)

坊主山南尾根への取付(12:32)

坊主山作業林道(12:38)
5分ほど先の分岐を右に取ると、金城町移動通信用鉄塔「波佐基地局」の建つ782峰へ至る。坊主山の稜線がヤブっているので、分岐に戻り、左の道から作業道を経て少し北側の稜線に上がる。下生えの薄いヒノキ林で、東面(金城町側)が皆伐植林地になって大きく開けていた。東方180°の見晴しは素晴らしく、金木山、雲月山、天狗石山、柏原山などが一望できる。あいにく、坊主山の頂稜は雑木、灌木が密叢。三角点を確認することさえ叶わない有様。坊主山作業林道をたどって笠松峠に戻り、古道「石畳路」を下る。

作業道より坊主山南尾根への取付(12:54)

坊主山南尾根(12:56)

金木山 坊主山南陵より
(12:57)

坊主山のてっぺん(13:05)

雲月山、天狗石山など 坊主山南陵より(13:34)

柏原山(大潰山) 坊主山南陵より(13:10)
かつての津和野藩「主要街道」は、とても心地のいい山道。休み処「大芝」、石畳記念碑、亀石、石畳などをめぐりながら、亀谷原の里道まで35分とかからない。40年ほど前まで土に埋もれていたのを、地元住民でつくる「西中国山地民具を守る会」が掘り起したもので、毎年夏には草刈りや清掃が行われているという。感謝して里道を下り、起点に還る。

笠松峠の石畳路入口(14:05)

石畳路の大芝(14:11)

石畳記念碑(14:22)

石畳路(14:28)

下流側の砂防堰堤(14:37)

石畳路取付(14:42)