龍王山(りゅうおうざん)鷹巣山(たかのすやま)大久保山(おおくぼやま)頭崎山(かしらざきやま)
 
単独 2019.05.07 
JR西条駅(6:26/35)→龍王山南尾根取付(7:00)→龍王社跡(7:26)→龍王山(8:13)→恋文字公園(8:31)→鷹巣山(8:54)→乗越鞍部(9:09)→大久保山(9:29)→R375(10:02)→新竹原火力線70(10:38)→530峰(10:53)→515.8峰(11:02)→県351(萩原池南岸)(11:35)→新竹原火力線管理道取付(県352)(11:52)→新竹原火力線63(12:12)→新竹原火力線61(12:53)→頭崎山自動車道入口(13:24)→極楽寺分岐(13:43)→大将陣跡(13:47)→自動車道終点(13:52)→頭崎山(煙硝の段→太鼓の段→二の丸→甲の丸など)(13:54/14:24)→鳥居の段(14:28)→登山口(14:41)→JR入野駅(15:28)
軌跡図
   この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。                     所要時間:8時間53分、歩行距離:25.0㎞

アルバム
東広島市の里山歩き。JR西条駅から龍王山、鷹巣山、大久保山、頭崎山とつないで、JR入野駅にゴールした。西条駅北口のロータリー通りを北上して、県道329号飯田吉行線に出る。左前方に、これから向かう郡宮山が見える。県道を左に取り、龍王山南尾根への取付を探してあっちこっち。ようやく、葵の園「鶯鳴館」入口の奥に見つける。ちなみに、ここに至る路地は私道。そーっと通らせていただく。猪防護柵ゲートを潜った先には、落ち葉の積もった山道が続いていた。イノシシに掘り返されたところもあるが、悪い道ではない。やがて西条デジタル放送所に行き当たり、東側に回ると、左手に憩いの森公園第二展望園地があった。そこは、龍王社の跡を園地整備したもので、樹木越しに西条の街が見える、といったところ。

JR西条駅北口(6:34)

郡宮山 寺家の市道より(6:40)

葵の園「鶯鳴館」北側の龍王山取付(7:00)

第二展望園地の龍王社跡(7:26)
デジタル放送所のある郡宮山には、このほかに広島FM、NHK、J-フォン、KDDI、建設省などの電波塔が林立しており、憩いの森公園からの遊歩道(舗装路)が通じている。で、龍王山までは、稜線に沿って整備された遊歩道をたどればよいので、とても楽ちん。途中に2ヶ所、昨年の7月豪雨による斜面崩壊地あり。上側のものがその規模は大きく、東面に遮るものがなくなって西高屋の町並みや松子山が一望できる。標高460mあたりまで高度を上げたところで、尾根筋に山道が分かれる。この古道は、460mばかり続いて遊歩道に合流し、ほどなく東屋と東広島市防災無線中継局の建つ大広場に着く。そこから約80m先が、展望台のある龍王山のてっぺん。展望台からは水丸山、鉾取山、小田山、休山、野呂山、松子山などが、てっぺんからは鍋板山などを同定できる。東尾根の道へ下る。西高屋支線1に出会った先の分岐を右に取り、450mばかり下っていくと、鞍部の恋文字公園に出る。林道の峠から、鷹巣山への尾根道に取り付く。

松子山、白鳥山など 斜面崩壊地(上側)より(7:42)

龍王山のてっぺん(8:13)

小田山、休山など 龍王山展望台より(8:10)

野呂山 龍王山展望台より(8:11)

板鍋山など 龍王山のてっぺんより(8:14)

恋文字公園南の峠(8:35)
境界杭の立つ道は明瞭で、15分で鷹巣山に上がる。テープがあるだけの雑木の山頂。北尾根の道をたどり、鞍部を二つ上り返すと、大久保山の山頂。こちらは、小さく開けた平坦地に四等三角点が立っている。北西尾根の道を見送って、南東尾根の径へ下る。途中で踏跡があやしくなるが、尾根筋を下ると、難なく池畔の作業林道に降りた。道は少々荒れている。12分ほどでR375旧道に出た。道のへりにボートを見る。さっき出会った池に浮かべるものとも思えないが…。

鷹巣山山頂(8:54)

大久保山山頂(9:29)

大久保山東の池(9:48)

作業林道からR375旧道への出口(10:00)
車がビュンビュン行き交うR375を北上。峠の手前で右の里道に入って北に向かうと、右手に新竹原火力線鉄塔の管理道入口があった。井原山荘という廃屋の前を通って、山道に入る。鉄橋やビニール被服のワイヤーロープがフィックスされた道を上って、稜線に上がる。西に約50m下ったところに鉄塔71があり、真東の支尾根に鉄塔70が建っている。この際、管理道をたどって鉄塔めぐり。鉄塔70の周辺はよく開けて、深堂山(しんどうやま)や虚空蔵山(こくぞうやま)などを眺められる。道のへりでは、フジツツジが花盛り。よきかな。

新竹原火力線鉄塔の管理道取付(10:08)

深堂山、虚空蔵山など 鉄塔70より(10:38)

フジツツジ(藤躑躅)(10:39)

野呂山、新竹原火力線鉄塔70(10:40)
管理道が主稜線に戻ったところで、北に道をたどって530m峰に寄り道。見晴しはなく、道は北に続いている。分岐に戻って、管理道をたどる。道は快適だけど、出会う三角点や鉄塔に展望はない。やがて、作業道終点のある鞍部に降りる。この際、鞍部を上り返して、鉄塔66にご挨拶するが、見どころなし。作業道に戻って北にたどると、萩原池南岸の県道351号造賀田万里線に出た。池の佇まいは、のどかで美しい。それはよいのだけれど、管理道の取付を探して県道を行ったり来たり。ようやく萩原池東岸の県道352号高屋河戸線に見つける。

515.8峰山頂(11:02)

萩原池南の作業道終点(11:27)

萩原池 南岸の県道351より(11:36)

新竹原火力線鉄塔の管理道取付(11:52)
稜線に出たところで鉄塔65に出会い、以後稜線ピークに64、63、62、61と続く。言うまでもなく、管理道は稜線にある。大楽ちんをして贅沢は言えないが、見晴しがあるのは61のみ。東に頭崎山を見る。664峰との鞍部を右に取ってひと下り、上三谷地区の農道へ出る。県道348号小田白市線に合流して、河戸(こうど)方面に向かう。峠を越えたところに頭崎山自動車道の入口があった。頭崎城跡自動車道と記された尾根沿いの車道で、急坂は舗装されている。途中、鉄塔59、58をめぐりながら、車道終点まで1.5㌔、27分。

頭崎山 鉄塔61より(12:53)

上三谷地区農道への出口(13:10)

頭崎山自動車道入口
(頭崎城跡自動車道登山口)(13:24)

自動車道終点(13:52)
車道終点からは遊歩道となって、頭崎城跡の主要部に入る。西の丸分岐を見送ってすぐ、右に煙硝の段が分かれる。狼煙でも上げていた郭なのだろうか。積み重なった巨岩を背にして、明治神宮の石祠がある。戻って左の横手道を行くと、大岩テラスに出会う。上からの景色は絶佳で、小田山や松子山・畠山の稜線を一望できる。ほどなく、正面に太鼓の段が盛り上がり、左に頭崎神社、左手尾根筋に二の丸、甲(つめ)の丸(本丸)への階段道が上がっている。太鼓の段からの見晴しもなかなかのもので、東広島中核工業団地、篁山(たかむらやま)、河内臨空団地などが一望できる。広い平坦地の頭崎山のてっぺん(本丸跡)は、サクラやモミジが植栽された草原で、展望はない。そして、下山道の取付は、太鼓の段登り口の右にあった。

煙硝の段の明治神宮(14:10)

展望岩(14:09)

松子山、馬ヶ背、畠山など 展望岩より(13:55)

頭崎神社(14:02)

太鼓の段(13:59)

東広島中核工業団地 太鼓の段より(13:59)

頭崎山のてっぺん(頭崎城跡本丸)(14:07)

下山道の取付(14:24)
下山道の取付は草生してちょっと分かりにくいが、下るとすぐ、よく踏まれた道になる。急な斜面をジッグザッグに刻んでひと下り、石の鳥居を潜って鳥居の段に降りる。そのあともよい道が南に下り、猪防護柵ゲートを抜けると、日南(ひな)の市道に出た。取付から約900m、14分の道のり。市道を左に取り、中山、是国(ぜくに)を経由して入野へ下る。次の便は10分後というタイミングで、JR入野駅にゴール。

石鳥居(14:27)

登山口(14:41)

頭崎山 登山口東の市道より(14:43)

JR入野駅(15:29)