倉橋火山(くらはしひやま)
 
2人 2019.04.28 
桂浜温泉館Ⓟ(9:04/14)→倉橋学園正門前(9:20)→火山登山口(9:28)→71番石仏(9:49)→ヤマザクラの巨樹(9:55)→直登コース分岐(10:05/10)→火山と後火山の鞍部(10:19)→展望東屋(10:29)→火山山頂(10:50)→分岐(11:04)→展望台(11:09)→宇和木峠(11:29)→倉橋グラウンド(11:34/12:08)→28番石仏(12:18)→244.6峰(12:24)→24番石仏(12:36)→19番石仏(12:44)→15番石仏(12:49)→14番石仏(12:51)→王子峰(12番石仏)(12:57)→展望所(13:01)→二つ大岩(13:14)→6番石仏(13:22)→登山口(13:30)→石原観音堂(1番石仏)(13:37)→起点(13:54)
軌跡図
   この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。                     所要時間:4時間40分、歩行距離:約9.7㎞

アルバム
カミさんと倉橋火山の八十八ヶ所お大師道を歩いた。あとでお買い物をすることにして、桂浜温泉館Ⓟに車を置かせていただく。はじめ、才ノ木山経由で後火山に立てないものかと、小中一貫校倉橋学園の正門前まで行ってみる。が、その取付らしい径を見つけること叶わず。戻って、恵比須神社南の火山ノーマルルートへ取り付く。

桂浜温泉館(9:25)

火山登山口(9:28)
71番石仏のある179m標高点は東面が開け、才ノ木山(さいのきやま)や石切り場跡を間近に見ることができる。

71番石仏(9:49)

石切り場跡 71番石仏より(7:53)
ヤマザクラの巨樹、刻字のある大岩に出会い、千畳敷分岐を見送るとほどなく、直登コース(岩尾根コース)の径が左手斜面に分かれる。ここも東から南東にかけての見晴しがよく、後火山から南に流れる稜線を一望できる。うーむ、あそこをたどりたかったのだ。きっといつか、チャレンジしてみよう。瀬戸のしまなみを眺めながら一息入れて、楽ちんな横手道を行く。10分ほどで火山と後火山の鞍部に上がると、カミさん、左手に駐車場を見てびっくり。

ヤマザクラの巨樹(9:55)

後火山の南尾根 直登コース分岐より(10:07)

才ノ木山、鹿島など 直登コース分岐より(10:07)

火山と後火山の鞍部(10:19)
展望東屋に寄り道して絶佳の眺望を楽しむ。長串ノ鼻、その沖に浮かぶ鹿島、笹子島、横島、忽那(くつな)諸島、巨岩だらけの火山、荒涼とした大黒上島と能美島の南面などなど、まことに変化に富んだ眺めである。まだ先は長い。後火山の山頂に立つのは割愛して、火山へ向かう。

展望東屋への急な上り坂(10:26)

火山 展望東屋より(10:29)
火山のてっぺんは、山頂に積み重なった巨岩の上になる。カミさん、ロープに拠って必死の登攀。広くない岩の上に立っているのは好きでないらしく、証拠写真は座ったまま。それにしても、四周に遮るもののない眺めは最高。とりわけ、瞰下する本浦の町並みと岳浦山の稜線が気に入った。

才ノ木山、長串ノ鼻など 展望東屋より(10:30)

火山山頂(10:48)

火山のてっぺん(10:50)

後火山 火山のてっぺんより(10:50)

岳浦山、江ノ州川右岸尾根 火山山頂より(10:51)

本浦の町並み、王子峰など 火山山頂より(10:51)
火山東尾根の道へ下る。展望岩、手摺付の丸太階段などを経て、肩鞍部に降りる。左に「お大師道」の階段が下っているが、立入禁止テープが張られている。どこかに斜面崩壊地があるのだろう。北に尾根道を170mばかりたどると、広い岩テラスに出会う。鉄柵の付いた懸崖上の展望台で、宇和木の町並みや早瀬大橋が一望できる。

火山東尾根の西側尾根ルート分岐(11:04)

宇和木の町並み、早瀬大橋 展望台より(11:09)
尾根道(お大師道)は、展望台の北で東に転じて下り、宇和木峠(県道35号線旧道)に降りる。右に取り、倉橋グラウンドへ上がる道に入る。角の祠に、グラウンド建設時にまとめられた32番から37番の石仏が祀られている。グラウンドまで約200m、ムベの花に出会いながらの道行き。お昼には少し早いが、腹が減ったので倉橋グラウンド片隅のベンチに腰かけて、お弁当を食べる。すっかりよみがえり、グラウンド入口左手の「お大師道」に取り付く。お腹がくちくなってすぐの急登は、なかなかきつい。カミさんのペースも、朝方のようにはいかない。

宇和木峠(11:28)

ムベ(アケビ科)の花(11:32)

倉橋グラウンド入口にあるお大師道取付(11:34)

江ノ州川右岸尾根への急な階段道(12:11)
ひと汗かいて稜線へ上がると、28番石仏があった。この際、244.6峰の山頂に寄り道。途中も最高点も大変なシダヤブ、三角点標柱がどこにあるのか分からない。カミさんを待たせただけで、いいことなし。

28番石仏(12:18)

244.6峰山頂(12:26)
でも、28番から先のお大師道は快適な遊歩道で、要所要所に休憩所が設けられている。王子峰の先に展望所まで整備されているが、樹木が育ってその眺めはイマイチ。展望所から350mばかり下ったところから、道は東支尾根へ転じる。南の主尾根に踏跡はない。

19番石仏(12:44)

王子峰(12番石仏)(12:57)

展望所(13:01)

倉橋漁港、長串ノ鼻など 展望所より(13:01)

主尾根から東支尾根への分岐(13:09)

二つ大岩(13:14)
二つ大岩を見て約8分、6番石仏に出会う。そこは東面が開けた岩稜で、素敵な眺めが広がっている。マツの樹などがちょっと邪魔するが、火山から才ノ木山にかけての西面を眼前にできる。そして、火山の山腰に目を凝らせば、88番札所白華寺(はっかじ)の甍がちょこっと見える。

6番石仏(13:22)

才ノ木山、石切り場跡など 6番石仏より(13:22)
6番石仏から5分ひと下り、石原地区の登山口に降りる。県道283号倉橋大向釣士田線を左に取り、郵便局の手前で北路地に入ると、1番札所の観音堂があった。念入りにお参りして、起点に還る。

登山口(13:30)

石原観音堂(13:38)