松子山(まつこやま)白鳥山(しらとりやま)馬ヶ背(うまがせ)畠山(はたけやま)経塚(きょうづか)大丸目山(おおまるめやま)
 
単独 2019.04.23 
JR西条駅(6:30/33)→御茶屋跡(6:46)→土与丸墓苑登山口(7:09)→松子山(7:54)→古道の峠(8:11)→林道溝口線(8:16)→白鳥神社(白鳥山)(8:22/31)→林道溝口線→市境尾根への取付(9:04)→市境尾根(9:27)→田万里越えの峠(10:07)→馬ヶ背(10:26)→387峰(11:31)→乗越鞍部(11:57)→乗越鞍部(12:11)→作業道(12:54)→畠山(12:24/49)→経塚分岐(12:55)→経塚(13:01)→大丸目山(13:12)→河内16隧道(13:36)→大阪屋橋(13:55)→JR白市駅(14:04/09)
軌跡図
   この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。                     所要時間:7時間31 分、歩行距離:17.6㎞

アルバム
東広島市の里山歩き。JR西条駅から松子山、白鳥山、馬ヶ背、畠山、経塚、大丸目山とつないで、JR白市駅をゴールにした。西条駅南口から、酒蔵通りを東へ。早朝なので人通りは少なく、白牡丹からはじまって、西条鶴、御茶屋跡、亀齢、賀茂鶴、福美人、賀茂泉と続く街並みを、ゆるゆる歩く。やがてR375に出て、左に取り、中川左岸の里道に入る。約300m先で右折、東西条小正門前から右の土与丸墓苑の参道に入る。松子山への道が、墓苑の東端から上がっている。

御茶屋跡(6:46)

土与丸墓苑登山口(7:09)
よく踏まれた快適な登山道が続き、20分で松子山の頂上に達す。南西面が開けた平坦地の中央に、三角点が立っている。樹木が育って展望エリアは狭いが、洞山(ほらやま)、蚊無奥山(かなしおくやま)、二ツ山(ふたつやま)などが望まれ、彼方に野呂山が霞んでいる。一息入れて南東の尾根道へ下る。次のピークで数体の石塚に出会う。仏像など刻まれていないが、まぎれもなく石仏。頂稜の平坦な様子からして、寺社でもあったのだろうか。

松子山西尾根の登山道(7:33)

松子山山頂(7:53)

洞山、蚊無奥山など 松子山山頂より(8:03)

松子山南東峰の石塚(8:08)
石像のあるピークからひと下り、古道の峠に降りる。向いの尾根に山道が続き、へりのマツの樹に左(南西)は西国街道、右(北東)は白鳥山と記された案内札が付けられている。左に取って白鳥山へ向かう。約200mで林道溝口線に合流。左に約200m行くと、石灯籠の続く参道がはじまる。でも、これは裏参道。平坦に開削された白鳥山の山頂には、白鳥神社と春日神社(摂社?)があり、南面にKDDI電波塔が建っている。そして、東尾根に表参道が下っている。山頂の東側に展望地、これから向かう馬ヶ背への稜線を一望できる。

古道の峠(8:11)

林道溝口線(8:16)

白鳥神社(白鳥山山頂)(8:25)

馬ヶ背(左) 白鳥山山頂より(8:27)
林道溝口線をたどって馬ヶ瀬に向かうが、途中、土石流被害の生々しいこと。昨夏7月13日の豪雨によるもので、上部は、未だ路上を土砂や倒れた電柱が塞いだままになっている。砂防堰堤など歯牙にもかけない、斜面崩壊の凄まじさがよく分かる。歩く分には支障ないので、さっさか歩いて標高330mあたりまで高度を下げる。期待していた市境尾根への破線径は見当たらないが、支尾根に取り付くと大したヤブもなく、難なく稜線に上がることができた。これだと、古道の峠を上り返して市境尾根をたどるのも愉快かもしれない。市境尾根にはシダヤブもなく、荒れた踏跡もあって難なく田万里越えの峠道に飛び出した。

松子山 白鳥神社参道より(8:31)

林道溝口線の土石流被害跡(8:54)

林道溝口線の土石流被害跡(8:56)

市境尾根への取付地点(9:04)

市境尾根(9:21)

田万里越えの峠(10:07)
市境筋を上り返すが、左手に斜面崩壊地があり、これを登ってみる。樹林の中より、明るくて愉しい。顧みれば、右端に白鳥山の東面がちょこっと見える。馬ヶ背の稜線に上がると、明瞭な踏跡があり、北に約125mで馬ヶ背のてっぺんに着いた。三角点の周りが刈り払われただけの、地味な山頂。踏跡を戻り、南東に続く市境尾根をたどる。踏跡は荒れて、消えたり現れたり。

市境稜線 馬ヶ背の斜面崩壊地より(10:12)

馬ヶ背山頂(10:26)
シダヤブがないので助かるが、紛らわしい踏跡があらわれて、尾根筋の分かりにくいこと。387峰に着いてヤレヤレの心地。以後、倒木で荒れてはいるが、難儀なところはなく、乗越鞍部を二つ上り返して畠山稜線に上がる。ほどなく作業道に合流し、東に230mのところに畠山の小さな札があった。作業道は東に続いている。惣田地の県道351号造賀田万里線に出るものと思われる。林の中の最高点に立ったあと、路わきの倒木に腰かけて昼食。

「西の池」西の稜線鞍部(11:15)

387峰山頂(11:31)

乗越鞍部(11:57)

乗越鞍部(12:11)

畠山作業道合流地点(12:19)

畠山山頂(12:26)
作業道を西に350mのU字カーブで、北尾根へ経塚への道が分かれ、右の谷へ八畳岩への踏跡が下っている。北尾根の道に入ると、ほどなく経塚の山頂。岩の積み重なった素敵な展望地で、たどってきた馬ヶ背からの稜線や西の池などが一望できる。404.6m三角点は北頂稜にある。北尾根に踏跡が続き、5分で次のピーク大丸目山に至る。山頂は広く切り払われて整備され、小谷財産区の立派な山名標識が立っている。山頂から北東の支尾根にビニール紐が張られ、北側がとめ山になっている。その際に明瞭な径が下っている。

経塚・八畳岩分岐(12:55)

経塚山頂(13:04)

西の池、馬ヶ背など 経塚山頂より(13:02)

経塚の404.6m三角点(13:05)

大丸目山山頂(13:12)

大丸目山北東尾根の径(13:15)
下の方は、茂って踏跡のはっきりしないところもあるが、難なく作業道に出る。この際、突き切って山陽自動車道の側道へ短縮。河内16隧道を潜って里道を北進、県道351号線を横切り、入野川を渡って白市駅にゴール。

下山地点(山陽自動車道側道)(13:35)

大丸目山など 河内16隧道北の里道より(13:39)