岩国城山(いわくにしろやま)大応山(だいおうやま)米山(こめやま)
 
単独 2019.04.16 
JR五日市駅(6:03/08)⇒JR岩国駅(6:43/52)⇒錦帯橋(7:05/10)→千石原登山口(7:30)→岩国城跡(7:56)→護館神(8:19)→展望台(8:31)→廿日市南岩国線96(8:52)→大応山登山口(9:13)→岩国美和線27(9:26)→岩国火力連絡線15(9:55)→大応山(10:27/33)→反射板(10:41)→展望の丘(11:02)→一ッ葉山分岐(11:18)→南岩国柳井線9(11:35)→桜峠(11:46)→由宇線11(12:17)→米山(12:34)→峠(13:05)→山田公会堂(14:16)→JR通津駅(14:48/58)⇒JR岩国駅(15:11/20)⇒JR廿日市駅(15:52)

軌跡図
    この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。                     所要時間:7時間37分、歩行距離:約20㎞

アルバム
岩国市の里山歩き。千石原から、岩国城跡、大応山、米山とつないで、通津(つづ)へ降りた。岩国駅前より錦帯橋までバス(6時52分発/7時05分着)。清流錦川の対岸に岩国城再建天守が朝日を受けて際立っている。錦城橋を渡り、県道114号新岩国停車場線を北にたどる。歩道の桜並木は、八重桜がちょうど見ごろ。心地のよい散策コースだ。住居地が途切れた千石原から、岩国城山(横山)に取り付く。

城山(横山) 錦帯橋BS西より(7:10)

千石原登山口(7:30)
樹林の尾根に踏跡があり、10分足らずで北の丸広場に上がる。空堀跡、岩国城再建天守、二の丸広場、時計塔とめぐって、護館神へ。護館神は、岩国城石垣の石切り場の跡に、居館を護り城山を鎮めるために祀られた静かな霊地。拝殿の下から右の径に入って、護館神の峰を越える。城山周回ルートに合流して、姉ヶ山の展望台で一息入れる。瀬戸のしまなみは、今日も霞んでいる。城山の稜線には電波塔が多い。とりわけ姉ヶ山には、山口朝日(yab)、テレビ山口(tys)、エフエム山口(FMY)などが。おかげで、山頂の西面が開け、蓮華山や高平山などを眺めることができる。

岩国城跡の再建天守(7:56)

護館神(8:19)

姉ヶ山(300.2峰)の展望台(8:33)

蓮華山、高平山、熊ヶ山など 姉ヶ山山頂より(8:34)
姉ヶ山南尾根の道を下る。268峰で御庄中学校、その南陵で川西三丁目へ下る道が分かれ、さらに少し下ったところで廿日市南岩国線96に出会う。南面に、これから向かう大応山北尾根の連なりが見える。鉄塔97、98に出会って作業道へ降りる。右に取ると県道112号藤生停車場線に出て、県道1号岩国大竹線と県道15号通津周東線が合流するジャンクション。左に取るとすぐ作業道は終わり、右の谷に大応山への径が上がっている。この径は、ほどなく踏跡になって分かりにくくなり、左岸尾根に移ると、立派な道があった。

御庄中学校分岐(8:45)

大応山北尾根 姉ヶ山南尾根H200あたりより(8:57)

姉ヶ山南尾根下山地点(9:12)

大応山登山口(9:13)
稜線道へ上がって右に50m、岩国美和線27に出会う。見晴しはよく、眼下に工事中の森ヶ原バイパス、その向こうに見えるのは、柏木、弥山連山か。きれいな尾根道を南にたどる。平田からの道が合流してほどなく、岩国火力連絡線15に出会う。ここも北東面の見晴しがよく、高平山や柏木連山が一望できる。梅ヶ丘団地方面、柱野方面への分岐を見送って急尾根をひと上り、大応山のてっぺんに到着。きれいに刈り払われ、丸太ベンチなどが設えられた市民憩いの山頂だ。東面に岩国市街、西面に高照寺山などが見渡せる。

弥山、森ヶ原バイパスなど 岩国美和線27より(9:27)

平田分岐(9:48)

高平山、柏木山など 岩国火力連絡線15より(9:56)

梅ヶ丘団地方面分岐(10:14)

大応山山頂(10:27)

岩国市街 大応山山頂より(10:27)
大岩大師分岐を見送って120m、中電の反射板に出会う。ここは東西両面が切り払われて開け、大応山の山頂より見晴しがよい。とりわけ、蓮華山、物見ヶ岳、熊ヶ岳方面の山座同定を邪魔するものはない。道なりに南下、次のピークで藤ヶ谷山へ寄り道。山頂札がかかるだけの雑木の山頂で、西尾根に下畑への径が下っている。主稜線の道に戻ってひと下り、展望の丘に出る。以前は「瀬戸のしまなみ」が見えていたが、今は樹木が育って名ばかりの裸地。次のピークで一ッ葉山の山頂に立てば、眼前に高照寺山が広がると記憶しているが、今回はスルーして先を急ぐ。

大岩大師分岐(10:39)

中電反射板(10:42)

蓮華山、物見ヶ岳、熊ヶ山など 反射板より(10:44)

藤ヶ谷山山頂(10:58)

展望の丘(11:03)

一ッ葉山分岐(11:18)
標高380mあたりまで高度を下げたところで前面が開け、高照寺山が一望できる。そこから130mばかり下って、ザイフリボクの花に出会う。別名シデザクラ(紙垂桜)とも呼ばれ、とてもみごと。南岩国柳井線9に出会って約12分、桜峠に降りる。県道136号上久原藤生停車場線の峠で、藤生側は全面通行止になっている。南に林道岩角線が分かれている。稜線道は由宇線の管理道となり、藤生側を上り返して米山に向かう。鉄塔11に出会って約15分、米山の山頂に着く。うっかり通り過ぎてしまいそうな地味な山頂で、三角点は道のへりの灌木の中にひっそり立っている。

高照寺山 大応山南尾根H380あたりより(11:23)

ザイフリボク 大応山南尾根H345あたり(11:27)

桜峠(11:48)

米山山頂(12:34)
米山南尾根に入ると少し荒れてくるが、踏跡は明瞭で赤テープもあるので難はない。米山山頂から約40分で作業林道終点の峠に降りた。そこは広場になって、山道が東の保津町(ほづまち)へ乗り越している。一息入れて、南向いの378.1峰へ上り返す。

米山南尾根H392あたりの分岐(12:57)

作業林道終点の峠(13:05)
楽ちんだった尾根道は、ここで終了。南のヤブ尾根に突っ込む。ほどなく、恐れていたイバラまじりのシダヤブがはじまる。下りだからいいようなものの、上りだとたまるまい。かつての山径が時おり現れては消えを繰り返して、高度を下げる。標高130mあたりで尾根道に出合い、ようやく山田公会堂の背戸に出た。思うに、作業道を西にたどれば由宇線鉄塔の管理道があったに違いない。まあ、このルートも終わってみれば愉快、良しにしよう。

378.1峰山頂(13:15)

378.1峰南東尾根(H275あたり)(13:52)

378.1峰南東尾根(H130あたり)(14:07)

山田公会堂(14:16)
山田地区の里道をポレポレ下り、県道115号通津周東線に出て、JR通津駅にゴール。途中、イヌマキの巨樹やレンコン畑(ハス田)の代掻き風景に出会う。よきかな。そして、乗越橋(のりこしはし)から顧みれば、378.1峰の稜線に送電線鉄塔が並んでいた。

高照寺山、378.1峰南尾根 乗越橋より(14:37)

JR通津駅(14:48)