鈴ヶ峰・鬼ヶ城山(おにがじょうやま)柚木城山(ゆのきじょうやま)大茶臼山(おおちゃうすやま)丸山・火山・武田山・カガラ山
 
単独 2019.01.18 
楽々園(6:49)→鈴ヶ峰取付(八幡東)(7:32)→展望地(8:13)→鈴ヶ峰西峰(8:29)→展望地(8:36/39)→鈴ヶ峰東峰(8:45)→道行地蔵(9:10)→八畳岩(9:26)→鬼ヶ城山(9:30)→山田団地分岐(9:49)→歩道入口(9:59)→歩道入口(柚木城山側)(10:04)→見越山(10:26)→柚木城山(10:46)→己斐峠(11:13)→展望岩(11:43)→大茶臼山(11:55)→畑峠(12:08)→宗箇山分岐(12:18)→丸山(12:38)→大塚峠(12:47)→426峰(北広島沼田線9)(12:57/13:25)→展望岩(13:30)→権現峠(13:39)→伴峠(13:51)→上の展望岩(14:01)→火山(14:08)→水越峠(14:37)→武田山(14:55)→展望広場(15:11)→吹通し(15:26)→カガラ山(15:34)→相田(二)(15:55)→JR大町駅(16:22)

軌跡図
                                                            所要時間:9時間33分、歩行距離:25.1㎞

 この地図は、国土地理院の地形図を使用したものである。

アルバム
広島市の里山歩き。久しぶりに鈴ヶ峰から武田山まで繋いだ。家を6時50分に出発、天気は好晴。八幡東地区に着いたのは、7時30分。気がせいて、登山口の約250m手前(南)の送電線管理道に取り付く。主尾根のひとつ南側の支尾根に付けられた道で、ひと上りすると皆伐地になって開け、ほどなく主尾根の登山道に合流した。

佐伯区八幡東四丁目の鈴ヶ峰取付(7:32)

八幡東登山口ルートとの合流地点(7:48)
主尾根の道には、八幡一・二号線鉄塔65、64が続いて、稜線漫歩。やがて205峰展望地に至り、朝日に染まる五日市市街や極楽寺山塊に心が安らぐ。そこから15分ほどで鈴ヶ峰西峰だが、さらに約370m上った展望地のほうが眺めがよく、井口台(三)からの径が合流している。ほどなく鈴ヶ峰東峰に達し、八幡川河口や宮島を眺めやる。広島湾のしまなみは、すっかり霞んでいる。

五日市の市街と極楽寺山 展望地(205峰)より(8:13)

鈴ヶ峰西峰(8:29)

鈴ヶ峰東峰(8:45)

八幡川河口 鈴ヶ峰東峰より(8:36)
一息入れて北東の主尾根道を下れば、20分で鬼ヶ城山との鞍部に降りる。そこは、道行地蔵が祀られた園地になって、掃き清められている。東に上り返して15分、八畳岩(はっちょういわ)に着く。大岩の上に立ち、美鈴が丘団地の家並みを見下ろす。みごと、と言うほかない。ちなみに、鈴ヶ峰から宗箇山までは、「西区やまなみハイキングルート」と呼ばれる、人気トレイルだ。

道行地蔵(9:10)

美鈴が丘団地 八畳岩より(9:27)
八畳岩から鬼ヶ城山山頂まではすぐで、東面に太田川放水路と5つの市内派川を一望できる。北尾根の道を下っていくと、西広島線鉄塔55の先で左右に分かれる。左は山田新町(一)、右の草津道路沼田口方面へ。10分ほどで車道に出る。広島湯来線(県71)の「田方3」信号を渡って南に100m、柚木城山登山口に取り付く。急な階段に大汗をかいて約20分、見越山(315峰)の山頂に着く。北東面が開けるが、眺めはよくない。南東尾根に広島学院への道が下っている。

鬼ヶ城山山頂(9:30)

田方(三)の歩道入口(9:59)

柚木城山登山口(10:04)

見越山(315峰)山頂(10:26)
見越山から約20分、北西広島線鉄塔20に出会ってほどなく、柚木城山に着く。平坦に開けた山頂だけれど、樹木に遮られて展望はない。北尾根の道を約400m、次のピークで北西広島線と西広島線が交わり、鉄塔番号はそれぞれ18と13。西面が開け、4月に開業したばかりのショッピングモール「ジ・アウトレット広島」を間近に見下ろせる。

柚木城山山頂(10:46)

アウトレットなど 北西広島線18より(10:57)
道は、北西広島線鉄塔16の100mばかり先で主稜線を外れ、北西面の谷へ下って己斐峠(こいだお)に降りる。県道(265号伴広島線)を渡って、向かいの里道を上っていく。ほどなく右手がふれあい聖地霊園となり、入口手前でハイキングルートに入る。谷沿いに300mばかり上ったあと、右手の主稜線に戻る。

己斐峠の柚木城山登山口(11:14)

ふれあい聖地霊園入口(11:19)
滝観音からの道と合わさったあと、石畳、石段の急登がはじまって、展望岩(立石城跡)に至る。たどってきた稜線が一望でき、足下には太陽光発電所が建設されている。

展望岩(立石城跡)(11:44)
柚木城山、鈴ヶ峰など 展望岩より(11:43)
ハイキングルートは、NTT無線中継所の管理道路に出たあと、すぐ尾根筋へ戻る。大茶臼山の三角点は電波塔局舎の背戸にあり、展望はない。尾根道を北にたどると、地デジ局、防災無線局などの電波塔が続いて、畑峠(はただお)に出る。ここで、己斐ヶ丘病院(己斐町)からの電波塔管理道路が市道になり、大塚東へ乗り越している。丸山方面への入口は、大塚側のカーブミラーの横にある。

大茶臼山山頂(11:55)

畑峠の丸山登山口(12:09)
ひと上りしたところに北西広島線鉄塔10があり、その北側鞍部から「西区やまなみハイキングルート」が右横手に分かれる。武田山ハイキングルートと名を変えた尾根道をたどること15分、丸山直下の西面支尾根に甑岩を見る。甑のかたちと言えなくもない、岩塔である。そこからひと上りで丸山山頂。以前あった反射板は、撤去されて広場になっているが、見晴らしはない。大塚峠(おおつかだお)を上り返し、北広島沼田線鉄塔9の建つ426峰で昼食にする。日当たり良好で風もなく、とても心地がよいが、展望はない。でも、426峰北峰の展望岩には、それを補って余りある眺望が待っていた。

甑岩(12:33)
丸山山頂(12:39)

大塚峠(12:47)

火山など 426峰北の展望岩より(13:31)
権現峠(ごんげんだお)で、権現神社にお参り。すぐ下まで伴からの道が来ていることもあって、まことによく手入れされている。説明板もカラーで、それは立派なもの。地域の皆さんの、ご尽力の様子がうかがえる。

権現峠(13:39)

権現神社(13:41)
399峰を越え、伴峠(ともだお)を上り返して火山山頂へ。途中、火山南西尾根に展望岩が二ヶ所。いずれも素敵な展望テラスで、眼前に広がる太田川デルタの河谷平野部は、いつまでも見飽きない景色だ。南を顧みれば、丸山への連なりが長く延びている。広い火山の山頂は、東面と西面に見晴らしがあるが、絶佳というほどではない。これより主稜線のハイキングルートは、東に向かう。

伴峠(13:51)

上の展望岩(14:01)

丸山、426峰など 上の展望岩より(14:02)
火山山頂(14:08)
353峰を越えて水越峠を上り返せば、武田山の山頂。今日の行程は、道のよいハイキングルートだけれど、何せ長い。もはや3時前という有様。安佐北市街を間に置いて、阿武山、白木山、そして太田川左岸の山なみを眺めやり、急ぎ北東尾根の道へ下る。今回、展望広場から「憩いの森」経由の道を選んだが、見どころはなく、主稜線の道を下るのがだんぜん良い。

水越峠(14:37)

武田山山頂(14:56)

安佐北市街、阿武山など 武田山山頂より(14:56)

展望広場(15:11)
少々遠回りをして、吹通しの鞍部に降りる。「対峙の場」休憩所は健在で、いよいよきれいに整備されていた。上り返し、大町コースを右に分けて尾根道をひと上りすれば、カガラ山の頂上。南西眼前に武田山が立ち上がり、左肩に火山が覗いている。お日様が西に傾いて、とてもまぶしい。北尾根の道も明瞭で、17分ほどで相田二丁目の登山口に降りた。あとは、JR大町駅まで約2㌔、ポレポレ行こう。

吹通し(15:27)

カガラ山山頂(15:34)

相田二丁目のカガラ山登山口(15:55)

JR大町駅(16:22)