容谷峡(ようたにきょう)
 
4人 2018.07.21 
健康村オートキャンプ場Ⓟ(6:42/7:05)→入渓(7:08)→浜子川出合(7:11)→F1(7:26)→容谷橋下(7:31)→小滝群(7:35/45)→ゴルジュ淵(7:57)→小滝(8:08)→F2(8:13)→F3(8:16)→F4(8:18/22)→F5(8:25)→F6(8:26/57)→F7(9:04/09)→ヨウ谷出合(8:30)→F8(9:45/10:18)→F9(10:25/30)→F10(10:37)→F11(10:50)→F12(10:55)→F13(11:07/28)→稜線(12:01)→容谷山山頂(12:25/37)→容谷林道(13:35/40)→容谷峡の上(13:51)→三原ファーム(10:31)→入渓点(14:37/54)→起点(14:58/15:16)

軌跡図
所要時間:7時間52分、歩行距離:約13㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
カチこさんたちの容谷峡溯行に入れてもらう。起点は、健康村オートキャンプ場の駐車場。R434を東にたどり、新樋尾橋の手前から左の径に下って、宇佐川に入渓。

健康村オートキャンプ場Ⓟ(7:03)

入渓点(7:08)
下るとすぐ、右岸に浜子(はまご)川が出合っている。これが容谷峡の入口。15分ばかり(約600m)河原歩きが続いて、F1に出会う。水量が少ないので、容易に滝面を登ることができる。

浜子川出合(7:11)

F1(7:26)
容谷橋の下を潜るころから、ゴルジュも本格的になる。小滝群を愉しく越えていくと、流木の引っかかった超狭いゴルジュ淵に出会う。泳げば簡単だけれど、水量の多いときは流木の上を歩き、その先は必死で突っ張らないと難しい。

小滝群のはじまり(7:35)

狭いゴルジュ淵(7:57)
さらに10分ほど遡って、ようやく滝らしいF2に出会う。浜子川出合から1.7㌔はあろうか。とにかく長い。F2は、水流の左を登れば簡単に越えられる。淵のあるC/S小滝F3は、右岸をへつって左の水流を登る。

F2(8:11)

F3(8:16)
F4は、右の滝崖を登る。F5は、流倒木が引っかかっていなければ、直登が愉しいのだけど、右岩壁を登るしかない。

F4(8:22)

F5、F6(奥)(8:25)
そして、ウオキリと呼ばれる20mのスラブ滝F6。僕は右岸を巻いたが、三人は水流の右岩壁を登った。ホールド、スタンスともに悪くないようで、みんなスルスルと攀っていた。

F6(8:33)

F6(8:51)
落口でギアとロープを整理する、三人の姿がまぶしい。僕も次回は、TRでチャレンジしてみようかな。100mばかり遡って、F7に出会う。ナメの斜滝で、上部はすべるので難しく、右の滝崖を登る。

F6落口(8:57)

F7(9:05)
愉しいナメ沢はほどなく終わり、ゴーロの谷がしばらく続く(約30分)。ようやく現れたF8は、F6に匹敵する大滝。20mはあると思うが、どうだろう。これも三人は、果敢にアタック。二人が滝面をシャワークライミングして、みごとに登り切った。ハーケン2本使用。とても寒かったらしい。僕は当然のことのように右岸を巻いたが、TRなら左の滝崖が登れるような気もしている。

F8(10:45)

F8(10:59)

F8(9:50)

F8(10:11)
F8の上では、約500mの間に階段状滝F9、F10、スラブ状滝F11、F12と出会う。いずれも愉しく直登できる。

F9(10:25)

F10(10:37)

F11(10:50)

F12(10:55)
F12の上で二俣となり、左谷に入る。チョックストーンだらけの超狭いV字の谷で、ほどなくチムニー滝F13が現れる。滝崖はボロボロ、ズルズルで巻くのも楽にない。三人はチムニーを攀って越えた。カチこさん、かなり必死だった。上にも、涸れたV字谷が200mほど続く。もうほとんど滝、と言ってよいと思う。

ゴーロのV字谷(11:04)

F13(11:18)
ぬかるんだ源頭域になってきたので右手の尾根に取り付いて、稜線に上がる。女性二人は、吸血昆虫に咬まれて痒い痒いと悲鳴をあげる。さすがの女性サワラーたちも、虫には弱い。容谷山の山頂で、バナナ昼食。装備を解いて、南尾根の破線径を下る。

稜線(小五郎山縦走尾根)(12:01)

容谷山(鉢の敷山)山頂(12:26)
784.6三角点の南、755標高点肩を過ぎると、踏跡は次第に茂りだす。しまいは木登りで谷に降り、左岸へ上り返して容谷林道に飛び出す始末。755標高点肩からは、破線径尾根の一つ北側の尾根を下れば、明瞭に踏跡が林道に繋がっていたのに…。そして、林道は左(東)に取るべきところを右(西)に行って、約1.4㌔20分の迷走をやらかす。猛暑の中、お三方にはまことに申しわけないことをした。お許しいただいて、三原ファームの通りをさっさか歩きで抜ければ、起点までもう一息。みんなニカニカ顔になって峠を下る。仕上げは、入渓点に寄り道して、宇佐川の淵でお清め。右岸からの飛び込みの愉しかったこと。みなさん、ほんとにありがとうございました。

784.6三角点南の尾根分岐(12:58)

容谷林道(13:36)

三原ファーム(14:11)

入渓点(宇佐川)の淵でお清め(14:37)