犬戻峡(いぬもどしきょう)
 
単独 2018.07.16 
寂地峡「やませみ」前Ⓟ(7:19/41)→入渓(7:47)→竜尾の滝(7:49)→堰堤1(7:55)→F1(8:00)→ナメ淵(8:05)→F2(8:26/30)→堰堤2(8:50/55)→堰堤3(9:00)→F3(9:16)→F4(9:30)→東屋下ゴルジュ淵(9:37)→F5-6(9:46/48)→F7落口(10:00)→F8(10:04)→F8落口(10:11/13)→F9落口(10:17)→F10(10:23)→F10落口(10:36)→F11(10:48)→堰堤4(11:21)→寂地林道(11:29)→遊歩道入口(11:48)→東屋(12:05)→岩塔(12:18)→再入渓(12:34)→F1(12:52/13:00)→起点(13:24)

軌跡図
所要時間:5時間42分、歩行距離:約8㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
今年も沢登りの始めは、犬戻峡。寂地峡「やませみ」前の駐車場に車を駐める。キャンプ場には一張りのテントがあるだけで、あたりに人の姿はない。7時47分、「竜尾の滝」の下から入渓。毎度のことながら、この渓の透きとおった流れに感嘆。ぎこちない足どりで、よたよた溯る。堰堤1は左側を巻くが、これを直登する人がいるのだ。

入渓地点の透きとおった流れ(7:47)

堰堤1(7:54)
F1は軟弱なことに水流の右を登り、すぐ上のナメ淵も右岸をへつる有様。ナメ淵から約200m先の左岸に、斜面崩壊地あり。小滝を2つ越えた先のF2は、右岸岩壁をへつる。堰堤2の下段は、左袖の際から水通しに移る。上段は左袖の際を巻き上がる。

F1(8:00)

ナメ淵(8:05)

F2(8:26)

堰堤2(8:50)
土石で不透過型になっている鋼製堰堤3は、右岸を巻く。釜のある斜滝F3は、泳いで滝下に取り付き、水流を歩いて登る。

堰堤3(9:00)

F3(9:16)
斜滝F4は、他の谷だったらカウントしないような、やさしい滝。入渓から1時間50分を要して、ようやく東屋下のゴルジュ淵に到着。水量は少なく、澄み渡った流れはとても静か。右岸をへつって、奥へ。

F4(9:29)

東屋下のゴルジュ淵(9:36)
F5は直登。F6は小滝だけど、僕に直登は難しく、右壁のスタンスをへつって越える。面白い。

F5(9:46)

F6(9:47)
いよいよ、ゴルジュ淵を泳いで取り付かなければならない、トユ状滝のF7。左岸をへつって滝下近くまで行くものの、寒そうで飛び込む気になれない。アイコンタクトして、そのままへつり上り、落口に降りる有様。来年こそきっと…。F8は、右の岸壁を登る。左の岸壁を登れば、充実度倍増間違いないが、僕には絶対無理。

F7(9:49)

F8(10:06)
2段のスラブ滝F9は、左の滝崖を登る。F8もF9も、最近残置ピンがやたら増えた。うーん、そんなに打たなくても。

F9(10:12)

F9落口(10:17)
F10下段は穏やかだが、流身を遡る気にはなれない。インゼルを登って、中段へ。中段は直登、上段は水流の右を登る。ここにも、新しい残置ピンがあっちこっちに。

F10中段、上段(11:28)

F10上段(10:30)
F10の上流に滝らしい滝はない。ナメラ沢のはじまる斜滝をF11にカウントするが、中ほどからは滝面を立ったまま登れる。

F11(10:48)

ナメラ沢(10:49)
このあと、美しい渓畔林に親しみながらの快適な溯行がはじまるが、15分で終わる。なんと、前方に渓流釣りの二人連れが。追い越すわけにもいかず、待っていると、気になるらしく引き返してきた。「自分たちはとても遅い。堰堤4上流のゴギを目当てに入渓している。堰堤4までで終わりにしてもらえまいか」、との申し出。ふたつ返事でこれを受け入れる。我ながら、人のいいことである。左岸沿いに堰堤4の天端に上がり、そこから尾根伝いで寂地林道へ出た。上流に大した見どころがあるわけでもないし、これでよかったことにしよう。猛暑日の林道歩きは楽にない。たまらず、ナメ淵の上流に再入渓。クールダウンしながらの下降も悪くない。すっかり汚れが取れて、起点に還った。

遡行終了点(11:04)

堰堤4(11:21)

寂地林道合流地点(11:29)

東屋(12:05)

斜面崩壊地(再入渓したすぐ下流)(12:36)

寂地峡キャンプ場の取水堰堤(13:16)