深山(ふかやま)田尻山(たじりやま)行者山(ぎょうじゃさん)
 
単独 2018.05.10 
周東町田尻奥畑(7:33/40)→周東町高感度地震観測施設(7:55)→奥畑川1号堰堤(8:05)→ため池(8:08)→乗越鞍部(8:25)→深山(8:43)→南尾根展望地(8:48)→南尾根引返し地点(8:54)→深山(9:02)→乗越鞍部(9:17)→田尻山(9:30)→大原コース引返し地点(9:44)→田尻山(10:00)→展望裸地(10:27/39)→301峰(10:57)→金光教田尻教会(11:40)→行者山登山口(11:55)→行者山(12:15/56)→起点(13:19)

軌跡図
所要時間:5時間39分、歩行距離:8.88㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
4月18日山行http://www.anoyama-konoyama.net/180418.htmlの続き。周東町田尻奥畑の里道待避所に車を駐める。周東広域農道に出て、西にたどる。北に、これから向かう田尻山と深山が青空を背に際立ち、南西間近に、ピラミダルな行者山が立ち上がる、のどかな田園の道。

周東町田尻奥畑の里道待避所(7:42)

田尻山、深山(右) 行者山登山口より(11:56)
県道138号周東田布施線を横切った先で、右の里道に入る。左手に周東町高感度地震観測施設の白い局舎、金光教田尻教会と続き、その先の分岐を左に取る。

地震観測施設への分岐(周東広域農道)(7:54)

田尻山と深山の乗越鞍部への分岐(8:00)
ほどなく民家は途切れ、林道になる。奥畑川右岸の舗装林道は、堰堤、ため池を見たあと、簡易舗装になって谷筋に続く。やがて山道に変わり、田尻山と深山北尾根の鞍部に上がる。途中、田尻山東面に作業道が付けられて、鞍部直下にもその終点を見る。山道は乗り越している。中山湖からの林道につながるのだろう。まずは、深山尾根をもう一度地域研究。北尾根への支尾根径はシダの茂るところもあるが、大したことはない。大過なく主脈に上がり、見覚えのある深山の山頂に達した。

田尻山と深山乗越鞍部へ上がる林道(8:02)

奥畑川第1号堰堤(8:05)

田尻山と深山の乗越鞍部(8:25)

深山山頂(8:43)
この際、南尾根の踏跡を少したどってみる。150mばかり下ると、東面がちょこっと開け、南東に行者山、その彼方に三ヶ岳などを見る。さらに100mほど下ってみたが、灌木ヤブがひどくなり、見どころもなさそうなので、引返す。

行者山 深山南尾根の展望地より(8:48)

深山南尾根の引返し地点(8:54)
乗越鞍部から田尻山への径は、茂るところもなく明瞭。約300m、12分の上り。田尻山の山頂は、三角点を真ん中に置いて小さく開け、マツ雑木に囲まれている。踏跡が西と南に続いている。

田尻山と深山の乗越鞍部(9:17)

田尻山山頂(9:31)
西尾根の踏跡をたどってみる。南に転じる肩のところから東面の谷に下っていくが、踏跡が判然としなくなったので引返す。谷の灌木は薄く、容易に大原(中田公民館)からの林道に出られるような気がする。

田尻山西面の大原コース引返し地点(9:44)

田尻山南面へ下る径(9:30)
こんどは、南の踏跡をたどってみる。120mも下ると、左手の奥畑谷へ向かうので、右横手にヤブ漕ぎして南尾根に移る。微かな踏跡はあるが、無いのといっしょ。シダと灌木をかき分けること約10分、西面裸地の痩せ尾根に救われる。真砂土の裸地にマツや灌木がまばらに生える、素敵な展望地だ。逆L字のかたちで200m近く続いている。北に田尻山の南面を見て、東180°に石城山、天登山、高塔山、烏帽子岳などを同定する。つかの間の別天地は終わり、またシダと灌木のヤブ尾根がはじまる。薄いところを選んで右往左往、わずかな距離がままならない。

田尻山南尾根の展望裸地(10:28)

田尻山 展望裸地より(10:35)

天登山、高塔山(右奥) 展望裸地より(10:29)

烏帽子岳 展望裸地より(10:38)

石城山 展望裸地より(10:39)

301峰山頂(10:57)
225mあたりまで高度を下げて、ようやく明瞭な踏跡に出合う。たどると、ほどなく金光教田尻教会の背戸に出た。教会の甍越しに眺める景色は、一幅の絵のよう。境内を通らせてもらうおり、教会長さんに、大原地区からの道があることを教わる。先ほどたどった踏跡が、そうなのだろうか。周東広域農道を東に向かい、行者山へ。

シダヤブの田尻山南尾根(11:12)

金光教田尻教会への分岐(11:32)

行者山 金光教田尻教会の背戸山より(11:36)

金光教田尻教会(11:42)
周東町観光協会の大きな案内看板に導かれて、登山道入る。地元では中田富士と呼ばれて親しまれ、毎年4月5日にはお祭りが、正月には初日詣が行われていると聴く。道は、きれいに整備され、市民憩いのハイキングコースになっている。登山口から山頂まで約20分の道のり。

行者山登山口(11:55)

行者山登山道1丁石仏(11:57)
山頂は広い平坦地になって、北側のお堂に行者様と子安観音が祀られている。南東面が少し開け、三ヶ岳などを遠望できるが、眺望絶景、と言うほどでもない。ベンチに腰かけてお弁当を食べる。東尾根に続く2ピークを踏んでみたいが、猛烈なシダヤブに嫌気がさし、そく断念。来た道を下り、起点へ還った。

行者山山頂(12:15)

三ヶ岳 行者山山頂より(12:16)

行者様と子安観音が祀られているお堂(12:56)

行者山 奥畑地区より(13:15)