瀬戸内倉敷ツーデーマーチ
 
2人 2018.03.11 
ドーミーイン倉敷(6:05)→倉敷市役所(6:20/7:03)→粒江小学校(7:45)→熊野神社(8:38)→五流尊瀧院(8:45)→下電稗田駅跡(9:46)→旧野﨑家住宅(10:18)→児島市民交流センター(10:24/30)→扇の嵶隧道北出口(11:04)→鷲羽山ハイランド入口(11:12)→下津井駅跡(11:34)→むかし下津井回船問屋(11:45)→鷲羽山山頂(12:13)→鷲羽山第2展望台(12:23)→駐車場(12:28/40)⇒倉敷市役所(13:20/14:20)→倉敷駅(14:50)

軌跡図
マーチ所要時間:5時間23分、トータル歩行距離:約34㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
瀬戸内倉敷ツーデーマーチ2日目。カミさんは新熊野史跡コース(18.6㎞)、僕は瀬戸大橋・鷲羽山コース(31.3㎞)を歩いた。寒いが、昨日よりいくぶんまし。今日もお空は好晴。7時、1,620人のウォーカーが倉敷市役所を出発。幹線市道駅前古城池霞橋線東側の市道笹沖3号線に入る。すぐ、新田89号線と名を変えて南に直線里道が続く。吉岡川に出て、右岸の土手道を東へたどる。お天道さまが行く手にまぶしく、土手下の水面はまるで鏡のように静か。そして、広々とした田園の景色は、まことにのどか。

倉敷市役所メイン会場(6:52)

吉岡川右岸の里道(7:30)
粒江小学校の中を抜けて、新川町藤戸2号線を西にたどる。藤戸寺の前から、山越えの藤戸93号線に入る。峠の手前で顧みれば、ウォーカー列の後方で、藤戸寺の甍が存在感を放っている。串田に出て、県道165号藤戸矢島線西側の里道を南下、県道21号岡山児島線に出て、曽原口バス停の陸橋を渡る。東に向かう里道に入れば、ほどなく熊野神社の参道がはじまる。郷内(ごうない)中学校の生徒さんの声援に迎えられて、境内に入る。深い杉木立に囲まれた静寂な境内も今日ばかりは賑やかで、小鳥たちがびっくりしていることだろう。社殿南側の一段高い区画に、五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)の鐘楼(梵鐘は1457年造)と三重塔(1820年再建)がある。三重塔には注連縄が張られており、熊野権現信仰いまだ健在、のようだ。

藤戸寺 串田越えの里道より(8:07)

五流尊瀧院三重塔(熊野神社)(8:40)
五流大仙智明大権現、金光山妙音寺真浄院、五流尊瀧院本堂、護摩堂などをめぐり、木見(きみ)の頼仁親王(よりひとしんのう)墓の手前で西に転じてUターン。天満山の北側里道を西進して県道21号線に出る。福南山(ふくなんざん)と正面山(しょうめんざん)の鞍部を乗り越す片側2車線の幹線道路で、たくさんの車がびゅんびゅん行き交っている。その自歩道を南進。福林湖の南端が峠で、越えたところから右の里道に入り、人心地つく。下電軌道跡に付けられた道は、煩わしい車両騒音もなく、とても歩き易い。稗田駅跡あたりから桜並木がはじまり、自歩道もあったりして、まことに心地がよい。

五流尊瀧院本堂(8:45)

下津井電鉄稗田駅跡(9:46)
やがて市道に出てちょっと歩き難くなるが、それも1㌔ばかりで終わり、児島の街路に入る。旧野崎家住宅、ジーンズストリートなどをめぐって、児島市民交流センターに到着。ゴールまであと10㌔。ボディーブローの効いてきた体に、美味しい海鮮汁は効果てきめん。蘇ってリスタート。文化センター前のわき道に入ってほどなく、児島味野郵便局の左手から「風の道」がはじまる。旧下津井電鉄の軌道敷跡地を歩行者・自転車道(自歩道)として整備したもので、終点の旧下津井駅まで続いている(平成8年度に倉敷市が整備)。道のへりには、四季折々の花、残されたレトロなホームや架線柱など、それは素敵な土の道。いつか、さっさか歩きではなく、のんびり歩いてみたい。

旧野﨑家住宅(10:18)

児島ジーンズストリート(10:18)
R430にぶつかったところで「風の道」と分かれ、赤崎小学校の右(西)手から扇の嵶(おぎのたわ)越えの道に入る。けっこうな山越え道だ。扇の嵶隧道を潜ると、目の前に下津井瀬戸大橋が広がり、彼方のしまなみへと続いている。県道393号鷲羽山公園線を西にたどり、鷲羽山ハイランド入口の先から左の遊歩道へ下って「風の道」へ降りる。素敵な一本の道は、やがて河津桜に彩られた旧下津井駅で終わる。赤白ツートンのクハ24車両が展示されている。海岸通りを西へたどり、田之浦港から田土浦坐神社(たのつちうらにましますじんじゃ)へ上がる小路に入る。途中、碧く澄んだ瀬戸の海に親しみながら、むかし下津井回船問屋や祇園神社などの史跡をちょっと見できるのが嬉しい。

扇の嵶隧道北出口(12:06)

鷲羽山ハイランド入口(11:12)

下津井駅跡(11:34)

下津井港(11:40)

下津井瀬戸大橋 祇園神社下の湾岸道より(11:41)

むかし下津井回船問屋(11:45)
県道393号線の陸橋を上がって、鷲羽山遊歩道に取り付く。5分で北西尾根の末端肩。瀬戸大橋を真上から見下ろせるのはここだけ、と思う。鷲羽山展望ピークに寄り道して、児島湾、彼方に続く瀬戸の大橋などを眺めやる。コースいちばんのビューポイントだ。ビジターセンターから横手道へ下り、第2展望台でゴール。休む間もなくシャトルバスが待つ下の駐車場へ行ってみれば、出発まで10分あまりの余裕。バスの中でバナナ弁当を食べる。市役所で着替えを済ませて待っていると、カミさんも元気に還ってきた。

下津井瀬戸大橋 鷲羽山西尾根より(12:06)

鷲羽山展望ピーク(12:13) 

瀬戸大橋 鷲羽山展望ピークより(12:13)

児島湾 鷲羽山展望ピークより(12:13)

鷲羽山ビジターセンター 鷲羽山展望ピークより(12:15)

鷲羽山第2展望台第2展望台のゴール(12:23)