安神山(あんじんさん)鷲ヶ頭山(わしがとうざん)
 
2人 2018.02.23 
大三島町宮浦の藤公園前駐車場(9:10/14)→安神山わくわくパーク→横手道(自然休養林探勝路)分岐(9:35)→(大三島自然研究路)→展望台(9:39)→展望地(9:52)→安神山(9:59)→烏帽子岩(10:08/14)→鷲ヶ頭林道(10:35)→鷲ヶ頭山(11:00)→入日の滝分岐(11:31)→入日の滝(12:03)→横手道取付(12:08)→休憩ベンチ(12:19/51)→鎖コース取付(13:03)→横手道分岐(13:10)→大山祇神社(13:19)→大山祇神社総門(13:26)→道の駅「御島」→起点(13:40)

軌跡図
所要時間:4時間25分、歩行距離:約8㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
カミさんと大三島の鷲ヶ頭山をハイキング。大三島町宮浦の藤公園前駐車場に車を駐める。南東に目をやると、大山祇神社社叢のすぐ後に、これからたどる安神山から鷲ヶ頭山への稜線が連なっている。県道21号大三島上浦線を西に取り、大山祇神社二の鳥居前右手の小道を南へ。

鷲ヶ頭山連嶺 
道の駅「御島」北側の駐車場より(10:14)

大山祇神社二の鳥居(9:21)
すぐ明治川沿いの道に出て、上流(東)へたどる。大山祇神社南参道橋や宝篋印塔などに出会った先の変形四叉路を右へ。安神山わくわくパークの園地を抜けてほどなく、横手に自然休養林探勝路、尾根沿いに大三島自然研究路が分かれる。横手道の途中には、鎖場コースの取付があるようで心ひかれるが、この際断念して自然研究路を選ぶ。

大山祇神社南参道橋、宝篋印塔(9:24)

横手道分岐(9:35)
ひと登りしたところに展望台があり、御串山に守られた宮浦の家並み、大崎上島との間に広がる湖のような碧海、そして右手には大空山などのたおやかな連なりなど、見飽きることのない景色が広がっている。すぐ上が林道終点になって南面が開け、安神山の北壁が間近に立ち上がっている。これより、クサリ柵付きのコンクリート舗装された道が尾根に沿って続く。2005年5月28日に山林火災が発生し、鷲ヶ頭山、安神山一帯約133haの山林が消失している。なので、見通しはすこぶる良く、至るところが展望地。稜線漫歩を満喫しながら、安神山のてっぺんへ。

宮浦の家並み 展望台より(9:40)

大空山(左) 展望台より(9:40)

安神山北壁 展望台上の林道終点より(9:40)

展望地(9:53)
山頂には、龍神社の古い石祠が祀られている。鷲ヶ頭山に続く稜線を眺めれば、右手台本川(うてなほんがわ)の上流に台(うてな)ダムが見える。一息入れて、鷲ヶ頭山へ。まずは、烏帽子岩の上から四周に広がる「しまなみ」を眺めやる。鷲ヶ頭山へ続く広い自然研究路は、万里の長城のような雰囲気。防火帯の役割も担っていると見た。

安神山山頂に祀られている石祠(龍神社)(9:59)

安神山山頂(10:02)

烏帽子岩のピーク(10:08)

烏帽子岩(10:10)

鷲ヶ頭山へ続く大三島自然研究路(10:12)

烏帽子岩 自然研究路標高275mあたりより(10:24)
やがて、安神山線という民有林道が260m続いたあと、鷲ヶ頭林道に合流する。右に取るとすぐ、階段の自然研究路が取り付いている。ひと登りで、また鷲ヶ頭林道に合流する。ちょうど葛に折れて山頂に向かう曲り角で、素敵な展望地になっている。休憩ベンチに腰掛けて、眼前に広がるしまなみ、やまなみの同定を楽しむ。

最初の鷲ヶ頭林道横断地点(11:18)

上の鷲ヶ頭林道横断地点にある休憩ベンチ(10:44)
ふたたび急な階段道に取り付くと、10分足らずで鷲ヶ頭山の山頂に達した。樹木に囲まれた小さな平坦地で、中央が石の築山になっている。北頂稜に電波塔が2基あり、一つは地デジ中継局、もう一つは今治市防災無線中継局、と思う。帰りは来た道を戻り、林道安神山線の途中から入日の滝コースへ下る。

鷲ヶ頭山山頂(11:04)

入日の滝コース分岐(11:31)
この南西支尾根に付けられた径には、土砂流失防止のためのネットが張られており、靴が引っかかって、とても歩き難い。約30分で入日の滝下に降りる。15mの露岩直瀑であるが、申し訳程度の水が、中央と右側からしずしず落ちている。傍に建つ堂宇は、お籠り堂だろうか。参詣道を50mばかり下ったところで、滝山寺(入日の滝寺)本堂に出会う。十一面観音が本尊の小さな無住寺だが、島の人々に大切にされている様子がうかがえる。さらに80mほど下ったところに駐車場広場があって、東奥から自然休養林探勝路がはじまっている。取付から10分のところに、休憩ベンチあり。樹木が育って見晴しは今一だが、昼時なのでお弁当を食べる。

入日の滝(12:03)

入日の滝寺(滝山寺)(12:06)

自然休養林探勝路(横手道)入口(12:08)

横手道の中ほどにある休憩ベンチ(12:51)
横手の道をさらに560mばかり、鎖場コースの階段径が尾根筋に分かれていた。未練たらたらの思いでカミさんの後を追う。ほどなく自然研究路との分岐に戻って、往路を下る。宝物館前から、南参道橋を渡って大山祇神社へ。参拝のあと、乎千命(おちのみこと)御手植の大楠、建替えられた神門などめぐりながら、起点に還る。

安神山公園わくわくパーク(13:13)

宝篋印塔、大山祇神社宝物館入口(13:18)

乎千命御手植の楠(伝承樹齢2600年)(13:22)

神門(2016年12月建替え)(13:23)

総門(2010年造営)(13:26)

藤公園前駐車場(13:40)