いぶすき菜の花マーチ
 
単独 2018.01.27 
休暇村指宿(6:00)⇒フラワーパークかごしま(6:25/7:00)→竹山神社鳥居(7:47)→山川薬園跡(8:11)→鰻温泉(西郷隆盛湯治の湯)(9:13)→鷲尾の森分岐(9:58)→利永小学校(10:34)→鏡池(10:55)→唐船峡そうめん流し(11:09)→鬼門平断層崖下(11:32)→花瀬望比公園(12:08)→川尻ふれあい交流館前(13:16)→起点(13:45/14:09)⇒休暇村指宿(14:30)

軌跡図
山川ステージ 所要時間:6時間45分、歩行距離:42.2㎞ 指宿ステージ 所要時間:5時間43分、歩行距離:34.5㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
今年も「いぶすき菜の花マーチ」に参加。一日目の山川(やまがわ)ステージは、僕が40㌔コース、カミサンが10㌔コース。とても寒いけど、天気は上々。スタート約1.4㌔の地点で、常盤建設さんから「生姜湯と金柑」のご接待を受ける。心身ともに温まり、「マイペース、マイペース」を称えながらリスタート。浜児ヶ水(はまちよがみず)の家並みを抜けたところで、竹山の右、南大隈の野首嶽(のくびだけ)南肩に美しい日の出を見る。北に目をやれば、野菜畑の中で山川発電所が湯煙をあげ、彼方に鷲尾岳の稜線が連なっている。これから、あの南面ピークの間を縫って、鰻池池畔から利永(としなが)へ山越えするのだ。うーん、先は長い。竹山神社の一の鳥居で、朝日に染まる竹山北東壁を顧みる。鳥居の傍らに物置倉庫や送電線&電柱が無かったら、どんなに素敵な景色だろう。九州自然歩道をたどって山川新生町(やまがわしんせいちょう)へ。山川薬園跡をちょっとめぐったあと、R269に出て山川漁港の湾岸を歩く。一見、どこにでもありそうな静かな漁港だが、かつては琉球貿易の窓口として薩摩藩を支えた、歴史ロマンあふれる港なのだ。

フラワーパークかごしま(6:59)

鷲ヶ岳 山川浜児ヶ水の里道より(7:28)

竹山神社の鳥居(7:47)

山川薬園跡(8:13)
JR指宿枕崎線の山川トンネル北出口、成川(なりかわ)の交差点を左に取り、住宅地を抜けてR226に出る。右に行ってすぐ、左に分かれる里道に入る。鰻池外輪尾根の道を選んで鰻温泉へ。途中、鰻池を抱いた鷲尾岳を眺めたり、古道「うなっ・せごどんのみっ」取付に出会うなど、退屈はしない。うなぎ湖畔接待所で、今年も茶節(ちゃぶし)とスメ蒸しの唐芋をよばれる。鰻池池畔を南に回り込み、鷲尾岳南西尾根を越えて山川利永(やまがわとしなが)へ。今年は、池田湖畔の道は歩かないようだ。

鰻池と鷲ヶ岳 鰻温泉へ下る里道より(9:10)

うなぎ湖畔接待所(9:13)

鷲ヶ岳東面横手道分岐(9:56)

利永小学校(昼食会場)(10:34)
利永小学校の前から、県道241号大山開聞線を西に向かう。鏡池を前に置いた開聞岳の景色は、まさに秀逸。唐船峡公園入口まで北上したあと、県道28号岩本開聞線に出て、山川ステージの定番ルート「京田の菜の花道」を南下。県道に戻って、玉井簡易局の四叉路を右(西)に取る。行く手に鬼門平(おんかどびら)の断層崖が直立している。ジオ遺産の景色を間近に親しんだあと、開聞十町塩屋(かいもんじっちょうしおや)へ向かう。このおり、断層崖の頂稜に派手な塔の先端を見る。遊園地でもあるのだろうかと調べてみたところ、「平等大慧会(びょうどうだいえいかい)」の「多寶佛塔」で、現在閉鎖されているらしい。平等大慧会といえば、本部は廿日市の「王舎城美術宝物館(海の見える杜美術館)」ではないか。うーむ。

鏡池と開聞岳 開聞仙田の県214より(10:55)

唐船峡そうめん流し入口(11:09)

開聞岳と菜の花畑 京田の里道より(11:17)

鬼門平断層崖(笠口側)(11:29)
塩屋の海岸に出て、花瀬崎の青松と東シナ海の碧海に出会う。ときおり、波に遊ぶサーファーたちの歓声が聞こえる平和な景色。海沿いに花瀬望比公園まで行き、開聞岳の北麓道へUターン。花瀬望比公園は、比島戦没者慰霊碑などが建立され、厳かな雰囲気が満ち満ちている。ゆっくりしたいところだが、慰霊碑に黙祷しただけで先を急ぐ。左手に、鬼門平断層崖で切れ落ちる矢筈岳の連なりを見る。かいもん山麓ふれあい公園を抜けて、県道243号長崎鼻公園開聞線へ出れば、あとは我慢の県道歩き。少々くたびれてポレポレペースになったが、元気でゴール。明日も頑張らなくては。

花瀬崎 塩屋の海岸より(11:55)

花瀬望比公園(12:08)

矢筈岳 開聞岳北西麓の里道より(12:15)

フラワーパークかごしまのゴール(13:45)