空ヶ原山(そらがはらやま)十郎分山(じゅうろうぶんやま)
 
単独 2018.01.07 
大将陣茶屋Ⓟ(7:35/43)→斜面崩壊地(7:56/8:00)→R343新小山橋(8:16)→文殊堂(8:22)→三輪社(8:29)→第1雙津橋(8:40)→橋(9:02)→空ヶ原山南西尾根(9:32)→展望地(10:00)→作業道(11:02)→空ヶ原山(11:19)→展望地(11:23)→乗越鞍部(11:32)→林道(11:57)→十郎分山(11:40)→林道(11:57)→乗越鞍部(12:11)→作業道(12:17)→作業道終点(12:25)→林道(12:32)→660峰(12:38)→605峰(12:57)→上沼田BS(13:44)→下沼田BS(13:54)→松尾社(14:16)→起点(14:20)

軌跡図
                                                所要時間:6時間37分、歩行距離:14.3㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
岩国市の里山歩き。宇佐川を間に置いて、大将陣山の東に連なる空ヶ原山、十郎分山の稜線を歩いた。大将陣バス停駐車場に車を駐める。オオ谷の突き上げで、大将陣の稜線が朝日に染まっている。R434を南下。「神々の里」沼田への里道分岐で、十王さん(と思うが、お地蔵さんのようにも見える石仏10尊)に出会う。旧深須小学校の前から旧道に入って400mばかり行くと、大きな斜面崩壊が発生して通行止めになっていた。自己責任で、そーっと通らせてもらう。乙女峡トンネル南出口の討無橋南詰に出て、小山方面へ。新小山橋を渡って県道134号秋掛錦線に入る。文殊堂の先の鶯笛隧道の上が、空ヶ原山から南西に流れる主尾根の末端にあたる。うまい具合に、隧道出口の右から末端ピークへ向けて、横手道が上がっていた。

大将陣バス停駐車場(7:44)

斜面崩壊地(旧R434)(7:56)

明智庵文殊堂(8:22)

鶯笛隧道北出口(8:24)
たどると、岩稜ピークを背にした三輪社が祀られていた。拝殿の横を通ってピークに上がってみると、鞍部へ下る稜線はけっこうな岩場で、そのあといきなり岩峰が屹立しているという有様。ロープもないし、すっかり腰が引けて、もう少し先から取り付くことにする。県道に戻り、隧道を潜って第一雙津橋を渡れば、そこは雙津峡の入口。この際、雙津峡探勝を兼ねて、適当な取付点を探しながら、左岸の県道をたどる。百間嶽を左上に見て450mばかり上がると、右岸へ橋が渡っていた。これを使わない手はない。

三輪社(8:29)

屏風ヶ嶽 三輪社北東岩稜より(8:31)

百閒嶽(8:48)

雙津峡上流部に架かる橋(9:02)
左右横手に分かれる山径を捨てて、向かいの支尾根に取り付く。尾根にも明瞭な踏跡があり、難なく空ヶ原山南西主稜の径に合流。この際、左に下って様子を探ってみる。径はよく、350mばかり下ったところが岩稜で、大将陣山の展望台になっていた。尾根には明瞭な径が続いており、先が気になるが、70mほど下って引返す。ひょっとしたら、鶯笛隧道の上に降りているのかもしれない。主稜線の径はどこまでも明瞭で、やがて作業道に出た。左の道は、大平と沼田へ分かれて下り、右は日ノ浦へ向かっている、と思う。

空ヶ原山南西尾根到達地点(9:32)

大将陣山 空ヶ原山南西尾根展望地より(10:00)

空ヶ原山南西尾根引返し地点(10:05)

作業道(空ヶ原山南西肩の作業道)(11:05)
日ノ浦側に尾根への取付があり、ひと登りで空ヶ原山に達した。ヒノキ林の平坦な山頂に見晴しはないが、北東頂稜の北面に伐採地があって、小五郎山や寂地山塊を眺めることができた。主稜線はこれより東に向かい、乗越鞍部を上り返したピークが、十郎分山。赤テープが巻かれただけの、南面ヒノキ林、北面マツ雑木林の山頂。呼名の由来は、「十郎さんへの分け山」の意か。東尾根の径を下って10分、林道に出る。変則鞍部にあたり、道は左手の谷を山襞に沿い、そこで屈曲して北に向かっている。イノシシの箱罠があるが、あたりに獲物の痕跡はない。北東に続く尾根筋の踏跡をたどる。

空ヶ原山三角点(11:19)

小五郎山など 空ヶ原山北東尾根の展望地より(11:23)

十郎分山山頂(11:40)

林道(十郎分山東尾根北面)(11:57)
乗越鞍部を上り返してほどなく、作業道に出る。この際、右に取って、660m(等高線)ピークを周回してみることに。660mピークから南に流れる尾根肩が作業道の終点で、ここにも箱罠が仕掛けられていた。うーむ、獲物の近寄った形跡はない。尾根に取り付いて約200m、舗装林道に出た。

乗越鞍部(660峰南西尾根)(12:12)

作業道(660峰南西尾根)(12:17)

作業道終点(12:25)

林道(660峰南西支尾根)(12:33)
横切って尾根筋をひと登りすれば、660mピーク。マツヒノキ林の山頂で、もちろん何にもない。北西に尾根径を下ると作業道に出て、ほどなく先の舗装林道に合流した。あとは、林道を道なりに下って、起点に還るだけ。途中、605峰に寄り道をし、蛇行する林道を破線径で短縮する。大したことはないが、それなりに面白い。言うまでもなく、大将陣山や小五郎山などに親しみながら、「神々の里」沼田地区をポレポレ下るのは、至福である。最後に松尾社へ参拝し、今日の山行を感謝する。

660峰山頂(12:38)

605峰山頂(12:57)

短縮径の林道への合流地点(13:14)

大将陣山 上沼田地区より(13:16)

小五郎山 上沼田地区より(13:37)

下沼田地区バス停(13:54)

大将陣山オオ谷 松尾社東の里道より(14:15)

松尾社(14:18)