犬戻峡(いぬもどしきょう)
 
単独 2017.05.29 
寂地峡「やませみ」(8:30/45)→入渓(寂地峡出合)(8:49)→竜尾の滝(8:52)→堰堤1(9:03)→F1(9:09/16)→F2(9:43)→堰堤2(10:07)→堰堤3(10:14)→F4(10:30)→F5(10:41)→東屋下ゴルジュ(10:50)→F6(10:57)→F7落口(11:06)→F8(11:09)→F8落口(11:21/25)→F9落口(11:31)→F10(11:38)→F10落口(11:51)→橋桁岩(11:57)→F11(12:16)→堰堤4(12:20)→堰堤5(12:48)→階段ナメ(12:54)→メウゼン川出合(12:54)→林道終点(12:58/13:30)→犬戻し遊歩道入口(13:52)→東屋(14:07)→岩塔(14:18)→起点(14:41) 

軌跡図
                                                  所要時間:5時間56分、歩行距離:10.0㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
C.C.INA★PINAの鹿野さんから、鈴ノ大谷溯行のお誘いをいただいた。願ってもないことだ。で、事前トレーニングに犬戻峡へ出かけた。「やませみ」前の駐車場に車を駐めて、寂地峡(ヤケヤマ谷)出合から入渓。このところの好天で渓の水量はとても少ないが、清水はいつもに増して透きとおっている。昇竜の勢いも実に静かで、竜尾の滝直下まで難なく踏み込める。堰堤1は左を巻く。F1は中央を直登。いつも水流の右側を登っているが、水量が少ないので挑戦してみた。中ほどまでは簡単だが、上部が難しい。ツルツルのスラブに手がかりは乏しく、必死で這い上がった。

寂地峡竜尾の滝(8:52)

F1(9:09)
小滝を二つ越えた先のF2は、右岸をへつり上る。二段の堰堤2、透過型の堰堤3、斜め小滝F3、F4、F5をめぐって東屋下のゴルジュに至る。入渓からの所要時間は、約2時間。うーむ、ちょっとのんびり。でも、だいぶカンを取り戻せたような気がする。東屋下のゴルジュは右岸をへつる。奥の小滝F6は、水量が少ないので簡単に越せる。

F2(9:43)

F3(10:26)

F4(10:28)

F5(10:41)

東屋下のゴルジュ(10:48)

F6(10:56)
続くトユ状滝F7は、右岸を巻いて落口に降りた。水が少ない今が直登できる絶好の機会というのに、どうしても泳ぐ気になれない。あとで写真を見て思うに、へつれば滝の直下近くまで行けた気もする。鹿野さんだったら、こんなの簡単だろうなぁ。次回こそ直登突破しなくては。F8は、右側を登る。鹿野さんが昨年左側を上っているが、そのラインをいくら眺めても、僕の技術では歯が立ちそうにない。こんど、泳いでもよいような水温のときに来て、トップロープで挑戦してみよう。

F7(11:01)

F8(11:09)
F9は左側を登る。心地のよいナメ沢を遡ってF10へ。F10下段のトユ状滝は、水流が登れてとても愉快。F10中段は水流の左を直登。F10上段は、滝直下から右側を登る。こんな機会は、めったにないことで、とても幸せ。もしこれにF7とF8左側の直登が加わっていたら、充実度100%で、僕はきっと舞い上がったことだろう。

F9(11:23)

F10下段(11:38)

F10中段(11:41)

F10上段(11:44)
橋桁岩上の美しい赤ナメラの渓で、クールダウン。あとは平凡なゴーロの河原歩きが続く。小滝一つと堰堤二つをめぐって、見慣れた階段ナメに至る。すぐ上で右のメウゼン谷に入り、林道終点へ上がる。少々遅くなったが、至福の昼食タイム。あとは、寂地林道をポレポレ下ればよい。

赤ナメの沢床(12:01)

堰堤5(12:48)

階段ナメ(12:52)

林道終点の橋 メウゼン谷出合より(12:57)