古城ヶ岳・大かめかわ山・鋤尖山・兄弟山・鴻ノ峰 |
単独 2017.04.29 ☀ |
香山公園(6:47/51)→大蔵山登山口(7:01)→大蔵山(7:20)→古堂山(7:42)→古城ヶ岳(8:42)→五十鈴川の頭(8:44)→中尾登山口分岐(8:53)→障子ヶ峠(9:16)→大かめかわ山(9:40)→谷山取付(10:23)→谷山(10:40)→KDD電波塔跡(11:04)→鋤尖山取付(11:22)→鋤尖山(11:37/43)→若戸山(12:10)→兄弟山(12:29/13:07)→油峠(13:38)→稜線(13:47)→五十鈴川の頭(14:03)→高崎山(14:22)→鴻ノ峰(15:18/27)→NHK電波塔(15:36)→山口大神宮(15:57)→起点(16:17) |
軌跡図 |
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所要時間:9時間26分、歩行距離:19.4㎞ | |||
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。 |
宇部のKさんから、古城ヶ岳・鴻ノ峰周回コースのヤブ刈りをしたのでどうか、と地図情報添付の懇切なお便りをいただいた。で、さっそく出かけ、香山公園南側の臨時駐車場に車を駐める。人気のない静かな公園の中を北に向かい、瑠璃光寺五重塔北側の階段を上がる。ほどなく園地遊歩道は終点となり、山道がはじまる。ヒノキ木立の尾根を17分、大蔵山の札が掛かる肩に上がる。あたりの樹種はヒノキだが、スギも混交している。 | ||
香山公園南側の駐車場(6:51) |
瑠璃光寺五重塔と大蔵山(6:57) |
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大蔵山、古城ヶ岳への取付(6:59) |
大蔵山山頂(7:20) |
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アカガシの老樹に出会ったりしながらさらに20分、古堂山(ふるどうやま)の札が掛かる302峰に至る。よく踏まれた径をひと上りすると、右(東)の尾根に古城ヶ岳への径が分かれていた。山頂まで約400m、15分とかからない。鞍部を通る作業道への出入りで少し茂るが、大したことはない。平坦な山頂は樹木に囲まれており、東面へ径が下っている。中世の山城跡で、北側が段になって開削されるなど、あちこちに痕跡が残っている。城主は大内弘世とも山口氏とも言われ、はっきりしていないらしい。分岐に戻って、北西の尾根径に入る。ひと上りで370峰、径は北西と南西の尾根に分岐して、傍らの木に五十鈴川ノ頭と記された木札が付けられている。右(北西)の径に入る。 | ||
古堂山山頂(7:42) |
古城ヶ岳分岐(7:58) |
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古城ヶ岳山頂(8:15) |
五十鈴川ノ頭山頂(8:44) |
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すぐ鞍部になり、径は左手に見える林道へ下っている。足下の林道に中尾登山口と呼ばれる取付があるようだ。この際、せっかくウォークということで、東鳳翩山南尾根の一部と糸米川右岸尾根をたどってみる。で、尾根通しに大かめかわ山を目指す。中尾登山口分岐の先にも踏跡があり、たどると林道に飛び出した。分水嶺の合流点はもう少し北側にあったが、こだわるのはよそう。北西に、大かめかわ山がたおやかな稜線を広げている。北に下った三叉路が障子ヶ峠(しょうじがだお)。向かいの踏跡に入ると、中には明瞭な尾根径が続いていた。標高が390mを超えると、雑木の尾根になって径は荒れてくるが、難はない。障子ヶ峠から25分足らずで、大かめかわ山の407.8m三角点に達した。尾根通しに行けば、東鳳翩山へ上がるのはそう難しくないような気がする。180mばかり戻って南支尾根へ下る。踏跡があり、苦も無く(約15分)市道中尾東上線に降りた。最後はちょっと径を外したが…。 | ||
中尾登山口分岐(8:53) |
林道(障子ヶ峠の南約250m)(9:07) |
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大かめかわ山 林道より(9:12) |
障子ヶ峠(9:16) |
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大かめかわ山山頂(9:39) |
大かめかわ山下山地点(東の浴東端)(10:17) |
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谷山への取付を探してウロウロ。下山地点の少し上流で東ノ浴川を渡り、対岸のかすかな踏跡に取り付く。稜線には明瞭な踏跡があり、谷山を越えて作業道に出た。向かいの尾根に上がり、灌木の茂る踏跡をたどると、ふたたび作業道に出た。右はKDD電波塔の跡で終わる。左は40m先で掘割道を右に分けて油峠へと下っている。この掘割の南側が鋤尖山への取付になる。少々分かりにくいが、およそ見当で斜面に踏み込めば、すぐ踏跡に出合う。荒れているが、大したことはなく、やがて左から登山道が合流して鋤尖山山頂に達す。明るく切り開かれているが、樹木越しに鴻ノ峰が見えるのと、樹間わずかに東鳳翩山を垣間見るだけ。つぎは兄弟山だ。 | ||
谷山への取付(10:23) |
油峠とKDD電波塔跡を繋ぐ林道(11:02) |
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KDD電波塔跡(11:04) |
鋤尖山への取付(11:22) |
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鋤尖山山頂(11:39) |
鴻ノ峰 鋤尖山山頂より(11:39) |
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南尾根の径へ約170m下ったところで分岐。左(南東)が兄弟山へ流れる稜線。アップダウンを繰り返しながら高度を下げていくと、やがて310峰の若戸山。何にもない通過の山頂だ。ひと下りで鞍部の林道糸米谷山線に合流するが、はじめの傾斜が半端じゃない。すぐ右手の尾根に階段径が取り付いて、ひと上りで兄弟山山頂。平坦地の真ん中が盛り土になって、石の祠が祀られている。西側の石の鳥居のわきに大きなヤマツツジがある。眺めながら遅い昼食。この際、Kさんに教えてもらったルートをたどって帰らないわけにはいかない。南東に続く弟山は割愛して、来た道を戻り、糸米谷山林道を北上する。植栽されたツツジや若葉に映える高崎山稜線を眺めながらの林道歩きは心地よい。やがて油峠に到着。右手に高崎山への取付があり、ひと上りで稜線に上がる。 | ||
若戸山山頂(12:11) |
兄弟山山頂(12:31) |
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林道糸米谷山線終点(13:11) |
油峠(13:38) |
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稜線下の北面が灌木になって開け、大かめかわ山から東鳳翩山南面にかけての連なりを一望できる。五十鈴川ノ頭まで約30分を要してピストン。高崎山の山頂は、稜線の最高所というのに、樹林の中を径が乗り越しているだけ。名札がなかったらスルーしてしまうかもしれない。 | ||
東鳳翩山 高崎山北尾根分岐西面より(13:45) |
高崎山山頂(14:22) |
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急斜面をひと下りすると、穏やかな稜線径になって鞍部に至る。続く稜線上の三つのピークは、横手に径が開かれている。倒木の切り跡や灌木の刈り払い跡が新しい。どうやらこれがKさんの言われる「ヤブ刈りした径」に違いない。ありがたく、たどらせていただく。三つのピークのうち、真ん中のやつにちょっと寄り道。八本立ちのシラカシに出会う。南西に向きを変えた稜線径は、やがて鴻ノ峰へと至る。山頂は広い平坦地で、石碑と高嶺城(こうのみねじょう)跡の説明板が立っているだけ。展望はない。城跡めぐりの遊歩道が稜線通しに付けられており、これをたどる。東屋を過ぎ、車道に出たところで、北に樹木越しの古城ヶ岳を見る。NHK電波塔の前から、ふたたび遊歩道に入る。そこは石碑の立つ郭跡で、東面が開け展望休憩所になって、南に遊歩道が下っている。この折、石碑横に立つ説明板の地形図に北回りコースがあるのを見て、そっちの踏跡を下った。はじめは、鬱蒼とした木立の中に踏跡があったが、次第にワイルドとなる。ままよと、尾根通しに下ると、山口大神宮内宮の背戸に出た。なんか、とんだ遠回りをしたような気がする。ともあれ、お参りして境内をめぐる。午後4時前ということもあってか、休日なのに参拝者に出会ったのは3人。ポレポレ参道を下り、起点に還った。Kさんお薦めの、名水「柳の水」を汲んで帰るのは、また今度にしよう。 | ||
鴻ノ峰山頂(15:22) |
東屋(15:32) |
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古城ヶ岳など KRY電波塔下の車道より(15:35) |
山口大神宮内宮(15:58) |
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