琴谷山(ことだにやま)龍頭山(りゅうずやま)野々志山(ののしやま)城山(しろやま)
 
単独 2017.04.19 
どんぐり村(6:50/59)→札掛登山口(7:28)→アスナロの巨樹(7:57)→琴谷山取付(8:03)→琴谷山(9:03)→登山道(9:57)→龍頭山(10:05/22)→林道前龍頭線終点(10:33)→900峰(10:47)→県道316号都志見千代田線の峠(11:25)→820峰(12:17)→野々志山(12:50)→黄幡林道(13:56)→城山トンネル南出口(14:09)→城山(14:42)→用水路管理道(15:07)→町道(15:12)→県道40号安佐豊平芸北線(15:45)→起点(17:26)

軌跡図
                                                  所要時間:8時間58分、歩行距離:19.2㎞
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。

アルバム
都志見(つしみ)、上阿坂(かみあさか)の北に連なる、龍頭山と野々志山の稜線を歩いた。どんぐり村の駐車場に車を駐める。目の前で龍頭山がピラミダルに立ち上がり、右手に野々志山の連なりを従えている。駐車場北側の法面階段を下って、県道40号安佐豊平芸北線に出る。左に取り、琴谷方面に向かう。豊平学園の250m先に、龍頭山の掛札登山口がある。南西面を直登するもので、滝見コースに繋いで周回ルートとして親しまれている。庄原で右の里道に入り、都志見の大アスナロを右に見て龍頭山西尾根末端の道を詰める。途中、田んぼの畔に上がって、北に椎谷山、西に牛ヶ首山、南に大丸峯を観望。次回は是非とも大丸峯を歩いてみたいものだ。道は林道となって続くが、標高450mあたりでバカ尾根に取り付く。

龍頭山 どんぐり村駐車場より(6:59)

掛札の龍頭山南西面登山口(県40)(7:28)

牛ヶ首山、椎谷山など 庄原の県40より(7:43)

龍頭山西尾根末端ピーク 庄原の里道より(7:54)

都志見のアスナロ(7:58)

龍頭山西尾根末端ピークへの取付(8:08)
さほどのヤブはなく、30分たらずで稜線に上がると、踏跡が現われる。さらに30分、大岩のピーク(661m)を経て648.6峰に達す。点名が琴谷なので琴谷山と呼ぶことにする。大岩ピークの北尾根には明瞭な踏跡が下っており、琴谷山の東鞍部は径が乗り越している。どうやら戸谷(とだに)からだと、容易に取り付けるようだ。マツ雑木林にスギヒノキ林が混交する明るい明瞭な尾根筋を上がっていくと、やがて(琴谷山から約50分)掛札コースの登山道に飛び出した。

琴谷山(648.6峰)(9:04)

掛札ルート登山道(9:57)
ひと上りで龍頭山の山頂。好晴、涼風の絶巓に立ち、四周に広がる眺望を独り占めにする。ちょっとオーバーかな。椎谷山、樋佐毛山、大丸峯、滝山、海見山、野々志山、樫ノ実山、猿喰山などなどを同定して憩う。南東尾根の滝見コースへ90mばかり下り、左の横手道に入る。龍頭山北稜の東面に付けられた道で、ほどなく(約360m)900峰との鞍部に出る。鞍部の手前で北稜への取付を見て、稜線通しの径があったことを知り、がっくり。また鞍部の左手には、たいそう立派な林道前龍頭線の終点広場がある。山頂直下まで車で来られる、人気の展望山になっているようだ。

龍頭山山頂(10:05)

前龍頭、中龍頭 龍頭山山頂より(10:16)

野々志山、樫ノ実山など 龍頭山山頂より(10:22)

前龍頭と林道終点横手道の分岐(10:26)

横手道に合流する北稜の径(10:31)

前龍頭林道終点(10:33)
900峰に上り返し、東に進路を取って県道316都志見千代田線の峠に降りる。径はないが、大したヤブもなく簡単。峠の向かいへ上り返すと、尾根に踏跡があった。400mばかり先で南に転じ、やがて820峰に上がる。なぜか狭い山頂には、灌木がしっかり茂っている。南西尾根に下る。

900峰山頂(10:48)

龍頭山東尾根を乗り越す林道前龍頭線(11:03)

県道316号の峠(11:27)

820峰山頂(12:17)
ササの茂るところもあるが、踏跡もあって難はない。やがて岩稜が現れ、越えた先に野々志山の山頂があった。雑木に囲まれた狭い山頂で、灌木の茂みの中に三角点が見え隠れしている。主尾根は、東の肩で南東に下る。境界杭の続く踏跡があり、やがて黄幡林道に出る。そこは城山との鞍部なのだが、すぐ下を掘割構造の広域農道が乗り越している。60mロープでもないと、農道に降りるのは無理。さいわい、法面の上端に管理道が付けてある。ササで大ヤブになったところもあるが、贅沢は言えない。城山トンネル南出口の上を通る管理道をたどれば、容易に城山の北尾根に取り付けた。左手の谷に沿う山道があるが、ササが深くて歩く気にはなれない。

野々志山山頂(12:50)

黄幡林道(13:57)

芸北広域農道の城山トンネル南出口(14:08)

城山北尾根の取付あたり(14:14)
 
尾根通しにヤブ漕ぎ17分、城山の北の肩に上がる。マツ雑木林の広い平坦地には、ササの下生えがびっしり。南側に掘割らしきものあり。越えて上段の山頂平坦地に上がるが、ササと雑木のヤブはさらに密度を増す。三角点など分かるはずもなく、城跡の面影はどこにもない。かつての郭は、まったくの山にかえっていた。南東尾根に少し下ると踏跡があり、25分ばかりで用水路管理道に降りる。右に取ると、南面が開けて町道へ出た。上阿坂、須床、瀬山の田園風景に親しみながら、ポレポレ起点に還る。足跡を残してきた山稜に思いを馳せながら…。

城山北の肩(14:36)

城山頂稜北西の掘割(14:38) 

城山山頂(14:42)

用水路管理道(15:08)

用水路管理道から町道への下山地点(15:13)

城山 阿坂の町道より(15:20)

海見山 阿坂の町道より(15:24)

野々志山連山 都志見郵便局東の町道より(15:40)