鷹の巣山(たかのすやま)論山(ろんざん)狼岩山(おおかみいわやま)比尻山(ひじりやま)
 
単独 2017.02.19 
道戦峠(7:06/27)→携帯電話基地局(7:59/8:12)→鷹の巣山(8:35)→鞍部(8:49)→論山(9:14/21)→作業道(9:58)→作業道終点(10:04)→祠(10:11)→町道長者原戸河内線(聖湖畔道路)(10:13)→樽床ダム堰堤(10:19)→芸北民族博物館(10:34)→狼岩(11:16)→狼岩山(11:31)→十文字峠(12:00)→比尻山(12:30/13:01)→中之甲林道(13:15)→十文字峠(13:23)→中之甲林道入口(13:46)→芸北民族博物館入口(13:51/14:02)→起点(14:48)
アルバム

道戦峠(7:23)

携帯電話基地局(8:04)

鷹の巣山山頂(8:34)

論山頂上(9:14)
聖湖外輪歩きのセカンドステージは、鷹の巣山から比尻山へ繋いだ。前回と同じ道戦峠(どうせんだお)の聖湖分岐辻に車を駐める。新雪が10㎝ぐらいあって、国道の路面はまだ白い。さっそくスノーシューを付けて、向かいの尾根末端に取り付く。20分ばかりで、別荘地「きらら191」の背戸山に上がる。南にたどると、ほどなく携帯電話の無線鉄塔が建つピークに移る。南東に細長い頂稜で、奥が最高点になっている。エーユー、NTTドコモ、ソフトバンクの電波塔が並び建つさまは、よいランドマークだ。町界尾根に戻って南西に10分、鷹の巣山に達す。雑木林の平坦な山頂で、南西に下って鞍部を上り返したピークが論山。こちらは灌木が茂る岩峰で狭く、立つことさえままならない。

論山南尾根(町界尾根)分岐(9:42)

作業道(9:58)
これより、主尾根は南に流れて出合滝に向かうが、途中から西の支尾根に入る。快適な闊葉樹林の尾根は次第に傾斜を増していき、しまいは木登り状態で作業道に降りる。左に取ってすぐの分岐を左に取る。

作業道終点(10:04)

ダム建設プラントの遺構?(標高810mあたり)(10:07)

論山南尾根の西支尾根末端にある祠(10:11)

町道長者原戸河内線(聖湖畔道路)(10:13)
分岐から100mで林道は終わるが、聖湖畔道路はすぐ下だ。わきゃあない。林道のどん詰まりにコンクリート構造物が見えた。回り込んでみると、それは水門のような形をしていた。ダム建設プラントの遺構だろうか。すぐ下にも似たような小さいのがある。不思議に思いながら下ると、こんどは立派な祠に出会う。注連縄に付けられた紙垂は古くない。樽床村を離郷された皆さんが、お宮を守り継いでおられるようだ。難なく町道長者原戸河内線(聖湖畔道路)に出て、樽床ダム堰堤の東詰まで5分とかからない。

樽床ダム堰堤東詰(10:16)

高岳(右) 樽床ダム堰堤なかほどから(10:18)

芸北民族博物館入口(10:26)

資料館と保存修理中の「中門造り民家」(10:34)
これから向かうたおやかな稜線が、青空に映えている。そして堰堤天端を渡っていけば、右に聖湖や高岳、左下に三ッ滝渓の雪景色が広がる。これだから雪山歩きはやめられない。芸北民族博物館に上がらせてもらって、中門造り民家の右手から比尻山北東尾根に取り付く。中門造り民家は、現在解体修理のため仮設素屋根で覆われている。これに伴い博物館は、平成32年4月25日まで休館らしい。

狼岩(11:17)

狼岩山山頂(11:31)
841mピークからはマツ雑木林の緩やかな尾根となり、やがて990m峰に達す。北側の狼岩に寄ってみるが、雪が多いので上に立つのは止めておく。この際、狼岩山までピストン。山頂は明るい雪の平坦地になっているが、展望はない。

十文字峠(樽床峠)(12:00)

比尻山山頂(12:31)
990m峰から東に町界尾根を下り、十文字峠に降りる。雪はたっぷり、どこでもロードの尾根筋を上り返すこと30分、比尻山の山頂に達す。

比尻山山頂の展望所(12:31)

高岳(町界尾根)分岐(13:04)

中之甲林道(13:15)

中之甲林道(13:41)
カラマツ林を抜けて展望所に出てみれば、そこは雪の原。おかげで、樹木越しながら春日山を観望できる。一瞬、南尾根を下って笹小屋を回ってみようかとも考えたが、すぐに却下。山頂でのんびり昼食をとる。笹小屋廻りの埋め合わせに、高岳分岐から西支尾根へ下って、中之甲林道に降りた。あとは、聖湖畔道路まで長い林道歩き。毎度のことながら、午後の雪は重い。まっさらの素敵な雪景色に、心は軽いが身は重い。

中之甲林道入口(13:46)

論山 聖湖右岸より(13:49)

聖湖&苅尾山 聖湖右岸より(13:50)

芸北民族博物館入口北の除雪終点(14:02)

樽床ダム堰堤 堰堤近くの聖湖右岸より(14:02)

道戦峠の辻(14:45)
30分を要して聖湖畔道路に合流した。鏡のような湖面を間に置いて広がる苅尾山や論山の連なりに、いささか蘇る。おまけに、民族博物館入口の手前からは除雪路となり、大楽ちん。スノーシューを外した足取りの軽いこと。轍のない白い道を、野鳥の鳴き声や湖畔の雪景色に癒されながら、起点に還った。



軌跡図
                                                   所要時間:5時間29分、歩行距離:12.2㎞ 
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。